• 検索結果がありません。

第 3 回と GGJ の比較データにおける傾向の分析

第 6 章 まとめ 54

A.2 第 3 回と GGJ の比較データにおける傾向の分析

本節では、第3回とGGJの比較データにおける傾向の分析を行う。まず、全体 的な傾向について述べる。次に重要度の変化、理解度の変化について個別に分析 を行う。最後に比較データについてのまとめを行う。

第3回とGGJの比較データにおける重要度と理解度の増減については、回答者 数を工程別に示したものを次の図A.1に示す。

図A.1: 工程別の回答者数(第3回とGGJの比較)

全体的な傾向としては、KIGGJでの比較データと比べて、重要度の増加が少な い点で異なっている。また、重要度の減少が、増加分を上回っている点について

もKIGGJでの比較データと大きく異なっている。

A.2.1 3 回と GGJ の比較データにおける重要度の変化の傾向

第3回とGGJの比較における重要度の変化の傾向については、まず重要度が増 加した工程について述べる。第3回とGGJの比較における重要度が増加したと回 答した工程ごとの人数を、次の図A.2に示す。

図A.2:重要度が増加したと回答した人数(第3回とGGJの比較)

第3回とGGJの比較において重要度が増加したと回答があった工程の中で、回 答者数が多い傾向を示した工程は、「設定」、「キャラクターデザイン」、「背景デ ザイン」、「演出プラン」、「キャラクターモデル」、「エフェクト作成」、「インター フェース作成」、「アプリケーション系プログラム」である。

KIGGJの想定48時間とは違い、正味48時間であるGGJにおいては、更に重要 度が偏る結果となった。この中の、プログラム関連の工程から、学生が担当しな かった工程や、GGJで経験できなかった工程ほど回答者数が少ないと考えられる。

次に、重要度が減少した工程について述べる。第3回とGGJの比較における重 要度が減少したと回答した工程ごとの人数を、次の図A.3に示す。

図A.3:重要度が減少したと回答した人数(第3回とGGJの比較)

第3回とGGJの比較において重要度が減少したと回答があった工程の中で、回 答者数が多い傾向を示した工程は、「コンセプトシート」、「企画書」、「シナリオ」、

「設定」、「仕様書」、「背景デザイン」、「インターフェースデザイン」、「アニメー ション作成」、「エフェクト作成」、「インターフェース作成」、「BGM作成」、「SE 作成」である。

特徴的なのが、企画段階の工程の重要度について減少したと回答した学生が多 いということである。このことから、1度目の比較と同様に、時間的制約が厳しく なるほど企画段階の工程の重要度が下がる傾向があると考えられる。ただし、そ の中でもキャラクターデザインやゲームデザイン、プロトタイピングやレベルデ ザインといった工程に対して重要度が減少したと回答した学生が多くないことか ら、これまでの経験により比較的に重要度の高い工程を優先的に選択し、このよ うな結果になったと考えられる。

A.2.2 3 回と GGJ の比較データにおける理解度の変化の傾向

第3回とGGJの比較における理解度の変化の傾向については、まず理解度が増 加した工程について述べる。第3回とGGJの比較における理解度が増加したと回 答した工程ごとの人数を、次の図A.4に示す。

図A.4:理解度が増加したと回答した人数(第3回とGGJの比較)

第3回とGGJの比較において理解度が増加したと回答があった工程の中で、回 答者数が多い傾向を示した工程は、「ゲームデザイン」、「演出プラン」、「レベルデ ザイン」、「エフェクト作成」、「テストプレイ」、「デバッグ」、「α版」、「β版」、

「マスターアップ」である。

ここで理解度が増加したと回答があった工程は、GGJの制作において、学生が 主に担当した仕事に関連する工程である可能性が高い。特にレベルデザインや、エ フェクトの作成、テストプレイ、デバッグについての仕事を担当した学生が多かっ たと考えられる。

次に理解度が減少した工程について述べる。第3回とGGJの比較における理解 度が減少したと回答した工程ごとの人数を、次の図A.5に示す。

図A.5:理解度が減少したと回答した人数(第3回とGGJの比較)

第3回とGGJの比較において理解度が減少したと回答があった工程の中で、回 答者数が多い傾向を示した工程は、「仕様書」、「インターフェースデザイン」、「演 出プラン」、「プロトタイピング」、「レベルデザイン」、「エフェクト作成」、「イ ンターフェース作成」、「支援系プログラム」、「アプリケーション系プログラム」、

「テストプレイ」、「デバッグ」、「α版」、「β版」、「マスターアップ」である。

これについては、理解度が増加した傾向と比較的近似した傾向を示すという分 かりやすい結果となった。基本的には、学生が担当したGGJでの作業は、プログ ラムや素材的に作業の根幹に関わらない工程であることが多いと考えられる。

関連したドキュメント