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Oracle Database for SAP Differentiators

中堅・中小企業から大企業に至るまで世界中の顧客が、Oracle

Oracleで稼働するSAP顧客の利点は、パフォーマンスの向上、

SAP BWとOracle Database 12cの統合の最適化、索引および 集計が不要になること、そして応答時間の短縮とデータ・ロード の加速です。

Oracle Exadata Database Machineは、要件に応じた拡張 や縮小に柔軟に対応できます。初期導入では、適切なサイズ

(Eighth、Quarter、HalfまたはFull Rack)のExadataを選択す ることができます。Exadataは、スピードや容量の追加が必要に なる前に、より大きなサイズにアップグレードできます。大がかり なアップグレードの必要はありません。既存のシステムを拡大/

縮小するだけです。

Exadataには、データ集中型のSQL操作をOracle Exadata Stor-age Serversにオフロードする独自のテクノロジがあります。クエ リーに直接必要なロー(列)とカラム(行)のみがデータベース・

サーバーに送信されます。

その結果、トランザクション処理およびデータ・ウェアハウスのパ フォーマンスが画期的に改善されます。データを要求するSAPトラ ンザクションは、超高速検索のためにフラッシュ・メモリーから実 行される場合がありますが、レポート作成やバッチ処理が、SAPト ランザクション処理を邪魔することはありません。SAP BW/BIデー タウェアハウスは、超高速でユーザーにクエリーを返します。

2)OSに対する高い柔軟性

最も広範にプラットフォームをサポートします。Unix - Linux - Windows - 「Oracle is Oracle is Oracle」。すべてのオペレーティ ング・システムでコード・ベースが同じです。これは、すべてのハー ドウェア・プラットフォームとオペレーティング・システムでOracle の機能やツールが同じであることを意味します。顧客は、自社の 環境で最もコスト効率の良いプラットフォームを選択できます。

オペレーティング・システムの変更が必要な場合、オラクルは高 速で効率のよいOracle-to-Oracle(O2O)移行サービスを提供し ます。多くの顧客は、オフライン移行に伴う停止時間を許容でき ません。このような状況にはTriple-Oサービスをお薦めします。こ のサービスは、オンラインのO2Oオンライン移行で停止時間が ほぼゼロです。

データベースのサイズにかかわらず、停止時間は数時間から数 分に短縮されます。

Oracle Database 12cの新しいオプション、Oracle Multitenant*

は、統合、プロビジョニング、アップグレードを簡素化し、顧客の ITコストを削減します。このオプションをサポートする新しいアー キテクチャにより、マルチテナント*・コンテナ・データベースは、

多数のプラガブル・データベースを格納できます。既存のデータ ベースを変更せずにプラガブル・データベースとして導入できま す。他のアプリケーション層での変更は必要ありません。

以前からOracleは、サード・パーティ製のハードウェアとオペ レーティング・システムで構成されたシステム用のOracle Data-base Serverソフトウェアを提供していました。このアプローチは 今も継続されていますが、現在オラクルでは「エンジニアド・シス テム」をお薦めしています。システムのマシン、オペレーティング・

システム、データベースはすべてOracle製です。Oracle Data-baseを実行するすべての組込みコンポーネントは、Oracleエキ スパートによる事前の構成、調整およびテストが行われ、高性能 システムの場合の平均的なデプロイで使用する数週間または数 か月の作業時間が不要になります。

3)最高の可用性と信頼性

Real Application Clusters (RAC) for SAPは、データベース・

サーバーのシングル・ポイント障害を防止します。1つ以上の データベース・インスタンスが稼働している限り、データベース はオンラインの状態を維持します。障害が発生した場合には、

Oracle RACを補完するOracle Data Guardが障害リカバリのソ リューションを提供します。このソリューションはSAPを停止させ ません。Data Guardは、Flashback(リストアせずにデータベース の変更を元に戻すテクノロジ。停止時間を大幅に短縮)と併用し て使用されます。オンラインのパッチ適用を使用すると、パッチ またはバンドル・パッチを完全にオンラインでインストールでき ます。この方法では、データベース・インスタンスのシャットダウ ンは必要ありません。

SAP顧客は、Oracle Database 12c Release 1(12.1.0.2)の一 部であるOracle Cloud File System(ACFS)を使用して、ACFS 上にOracle以外のファイルを保存できます。Oracle Automatic Storage Management(ASM)を補完するACFSは、Exadata X5 でも使用できるようになります。これにより、外部のNFSファイル・

システムを使用せずに/sapmntや/usr/sap/transのようなSAP 関連のファイルを保存することができます。

Oracle Database 12c Business Benefits for SAP Customers (1)

Oracle Database 12c Business Benefits for SAP Customers (2)

SAP顧客向けのOracle Exadata Database Machineは、高度な

設計と事前検証が持ち味です。高可用性が組み込まれ、すぐに 使用できます。Exadataの冗長アーキテクチャでは、すべてのシ ングル・ポイント障害が排除されます。Exadata Database Ma-chineには、ミラーリング、障害の分離、ドライブとセルの障害に 対する保護など、よく知られた機能が組み込まれ、継続的なデー タの可用性と保護が確保されています。

事前構築されたExadataで、デプロイ、インストール、構成(HW、

OS、DB、RAC、Clusterwareなど)の時間とコストが削減できます。

4)大規模データベースに最適なサポート

Oracleデータベースのディスク領域の使用効率の良さは誰も が認めるところです。SAP顧客にとって、飛躍的に増大し続ける データベース・サイズは非常に重要な問題です。

SAP環境のデータベースに割り当てられたディスク領域の3分 の1を占めるB Tree索引の圧縮は、より多くの索引情報をメモ リー・キャッシュに保存することにより、I/Oの削減とパフォーマン ス全体を改善します。

オラクルのAdvanced Compressionに実装された表圧縮は、独 自の圧縮アルゴリズムを使用して、データベース・ブロック内の 複数のカラム(列)間で重複した値をポインタに変換します。この アプローチは、ディスク領域の削減、パフォーマンス上のメリット および管理の容易さを兼ね備えています。

Oracle Database 12c Advanced Index Compressionは、独自 のアルゴリズムを使用して、ブロック・レベルの索引エントリ用の 領域を最適化します。これは、必要なディスク領域を削減し、デー タへのアクセスを加速します。結果として、SAPシステムのスルー プットが向上します。

機能が拡張された非構造化データ(SecureFiles)圧縮、クライア ント - サーバー・ネットワーク圧縮、Data Guard Compression、

Expdp Compression、RMANバックアップ圧縮は、SAP顧客に とって計り知れないメリットがあります。

UNICODEによる移行で、データの完全なアンロードとロード(す べての新しいSAPリリースに必要)はOracleによって最適化され ます。最適化後には、データが1テラバイト/時間のレートで転送 され完全にSAP製品に統合されます。最大規模のマルチ・テラバ イトのデータベースでも、1回の週末作業で移行が完了します。

Oracle Databaseを使用するSAP顧客は、表パーティショニング のバリエーションを使用して、I/Oの削減とパフォーマンスの改 善を実現できます。Oracle Database 11g Release 2では、このリ ストはサブパーティション化とインターバル・パーティション化で 強化され、設計の柔軟性とアプリケーションのパフォーマンスが 向上しています。

Oracle Database 12cでは、Oracle Databaseのストレージ管理 機能を向上させるAdvanced Compression Option(ACO)に複 数の新機能が追加されています。ヒート・マップは自動的に変更 とクエリーのタイムスタンプを追跡し、データのアクセス状況の 詳細なインサイトで提供します。

Oracle Engineered Systems(Exadataプラットフォーム)で使用 可能なHybrid Columnar Compressionは、最高レベルのデー タ圧縮を可能にします。圧縮によりI/Oが軽減され、大幅なコスト 削減とパフォーマンスの改善が実現します。平均的な領域の節 約は、実装されているHybrid Columnar Compressionのレベル により、10倍から15倍にもなります。

システム環境の多くは、長年使い続けたレガシー・システムです。

レガシーなシステムの維持には多大な費用が必要です。Exada-taとExalogicは環境の管理を極限まで簡素化したシステムで、プ ライベート・クラウドで使用することができます。

SAP Business Warehouse:

- 大規模で複雑なInfoCube、クエリー、またはデータベース時間 が長いトランザクション

- 時間が制限された、毎日の大量の抽出

- ネットワークをハングアップさせる可能性がある大量の抽出

5) 最高のデータベース・セキュリティ

法令遵守(コンプライアンス)とセキュリティの重要性は、かつて ないほど高まっています。

Oracle Advanced Securityオプション機能のひとつTransparent Data Encryption(TDE)は、ディスクへの書込み時にデータを 透過的に暗号化することで、機密データを暗号化します。Oracle Databaseは、表領域の暗号化(1つの表領域内のデータすべてを 暗号化)、RMANバックアップ暗号化、Data Guardセキュア・ネッ トワーク、Expdp、およびSecureFile暗号化を提供しています。

Oracle Database Vaultを使用すると、SAPアプリケーション・

データベース・オブジェクト周辺に保護レルムを確立し、権限付 与されたデータベース・ユーザーによる機密データへのアクセス の防止や職務の分離ができます。

Oracle Database Vaultは、顧客が職務分掌によって法令順守の 要件を満たす上で役立ちます。Database Vault 12cの権限分析 は、最も少ない付与されたロールで実行されます。

すべてのOracleセキュリティ機能は、すべてのデータベース構 成(シングル・インスタンスとRAC)、およびExadata Database Machineを含むすべてのハードウェア/OSプラットフォームで使 用できます。

Exadata for SAPは、最も厳しいセキュリティと高可用性の要件 に対応しています。Exadata for SAPは、事前開発された安定し たセキュアなクラウド・ベースの完全なマシンです。ミッション・ク リティカルなデータベースに対応した、Oracle VaultなどのOra-cleで使用できる高度なセキュリティ機能を備えています。

6)最高の管理性と自己管理機能

Oracle Enterprise Manager Grid Control(EM)、SAP DBA Cockpit、およびSAP BR Toolsは、ワークロードとパフォーマンス の統計情報を自動的に保存するOracle Automatic Workload Repository(AWR)を使用します。そのため、管理者やサポート 担当者は、根本的な原因がいつ発生してもパフォーマンスの問 題を分析し短時間で解決することができます。

Real Application Testing(RAT)は、オペレーティング・システ ム、ハードウェアの移行、パッチ、アップグレードの変更など、顧 客のデータ・センターのインフラストラクチャの変更を評価し実 装します。Database Replay(RATの一部)を使用すると、顧客は テスト・システムで本番ワークロードを再現して、本番システムと 同じ状態でテスト・システムの変更をテストすることができます。

Oracle 12cには、SAP顧客向けの非常に興味深い新機能、情報 ライフサイクル管理(ILM)/自動データ最適化(ADO)が含まれ ています。これらの機能をヒート・マップと組み合せると、堅牢な ILM方針を構築することができます。定義する方針に応じてデー タの自動階層化および圧縮が組み込まれます。

バンドル・パッチはSAPとの連携で作成され、インストールが 簡単です。Exadata Bundle PatchesとSAP Database Bundle Patchesの適用のみが必要です。BR Toolsが拡張され、ASMと Exadataをサポートできるようになりました。

Exadata for SAP:

- 複雑な統合作業や手動チューニング(データベース、ストレー ジ、ネットワークおよびサーバー)が不要

- 実装、移行および統合を最適にサポートし、プロジェクトの実 行時間を短縮、コストも削減

- 複数のシステム・データベースを特徴とする非常に効率の良 い一元管理型データ・プールが実装可能

7) データベースの統合に最適なサポート

Oracleは、仮想マシンやスキーマ統合などの伝統的なDB統合 方法を長年にわたりサポートしています。SAP顧客がコストの削 減や効果的なインフラストラクチャの最適化から得るメリットは 計り知れません。

複雑さを排除したExadata Database MachineのようなOracle Engineered Systemsは、顧客にデータベース統合とインフラス トラクチャのコスト削減の新しい機会を提供しています。多数の

「SAPデータベース」の統合という目的のためにExadataを使用 するSAP顧客が増えています。

SAPは、Oracle Exadata Database Machine上に企業全体の データベースを統合することができます。すべてのデータベー スを最新のデータベース・プラットフォームで統合し、全体的な データベースのコストを削減します。複数の分散したOracle Da-tabaseを1つのExadata環境に統合することは大きなメリットが あります。管理者は、固有で特異な構成の管理ではなく、Exadata だけの管理に集中できます。