■ RAC対応のOracleホーム
Oracle Clusterware
OUIによって、Oracle Clusterwareがクラスタの各ノードにインストールされます。サード・
パーティ・ベンダーのクラスタウェアが存在しない場合、OUIを使用してOracle Clusterware のインストール先ノードを指定する必要があります。OUIの実行時に指定する内容に応じて、
Oracle Clusterwareホームをすべてのノードで共有することも、各ノードで専用にすることも
できます。Oracle Clusterware用に選択するホームは、RACで使用するOracleホームとは異な るホームである必要があります。
注意 注意 注意
注意: 通常、ASMディスク・グループは、クラスタ・ファイル・システ ムと同様に有効なリカバリ領域です。リカバリ領域のファイルは、デー タ・ファイルと同じ場所に格納する必要はありません。たとえば、リカバ リ領域にASMを使用していても、データ・ファイルをRAWデバイスに 格納できます。
参照 参照 参照
参照: RAC環境でのこれらの機能については、『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイ メント・ガイド』を参照してください。
サード・パーティ・ベンダーのクラスタウェアが存在する場合、Oracle Clusterwareはサード・
パーティ・ベンダーのクラスタウェアと連携できます。LinuxおよびWindowsでのOracle
Database 10gの場合、Oracle Clusterwareは以前のリリースのOracleクラスタウェアと共存し
ますが、連携できません。サード・パーティ・ベンダーのクラスタウェアを使用する場合は、
次の点に注意してください。
■ Oracle Clusterwareは、LinuxおよびWindowsを除くすべてのオペレーティング・システ
ムで、サード・パーティ・ベンダーのクラスタウェアと統合できます。
インストールされた インストールされた インストールされた
インストールされた Real Application Clusters のコンポーネント のコンポーネント のコンポーネント のコンポーネント
RAC環境のすべてのインスタンスは、制御ファイル、サーバー・パラメータ・ファイル、
REDOログ・ファイルおよびすべてのデータ・ファイルを共有します。これらのファイルは、
共有クラスタ・ファイル・システムまたは共有ディスクにあります。これらのタイプのファイ ル構成のいずれに対しても、すべてのクラスタ・データベース・インスタンスによってアクセ スされます。また、各インスタンスには、それぞれ専用のREDOログ・ファイルのセットがあ ります。障害が発生した場合、REDOログ・ファイルへの共有アクセスによって、障害が発生 していないインスタンスがリカバリを実行できます。
Oracle Database 10g Real Application Clusters のリリース間の互換性 のリリース間の互換性 のリリース間の互換性 のリリース間の互換性
異なるリリースのOracleデータベース・ソフトウェアを、同一のコンピュータにインストール して使用できますが、次の点に注意してください。
■ Oracle Database 10gリリース2(10.2)では、既存のOracleホームがある場合、データベー
スは既存のOracleホームにインストールする必要があります。Oracle Clusterwareは個別
のOracle Clusterwareホームにインストールする必要があります。1つのノードに配置で
きるのは、1つのOracle Clusterwareホームです。
インストール中、Oracle Database 10gの追加コンポーネントのすべてをインストールして いない場合は、それらをインストールするように求められます。
■ 必要に応じて、OUIを使用してOracle Database 10g Real Application Clustersの削除およ び再インストールを行うことができます。
■ Oracle9iとOracle Database 10gリリース2(10.2)を同じシステムにインストールする場合
は、最初にOracle9iをインストールする必要があります。Oracle Database 10gがインス トールされているシステムにOracle9iをインストールすることはできません。
■ 以前のリリースのデータベースが検出された場合、OUIによって、プリファレンスのアッ プグレードについて尋ねられます。以前のリリースのデータベースをDBUAを使用して アップグレードするか、またはDBCAを使用して新しいデータベースを作成するかを選択 できます。このダイアログ・ボックスで収集された情報は、ソフトウェアのインストール 後にDBUAまたはDBCAに渡されます。
注意注意
注意注意: Oracle Database 10gリリース1(10.1)の前のリリースのデータ ベースでは、クラスタ・マネージャを「Cluster Manager」と呼んでいま
した。Oracle Database 10gでは、クラスタ・マネージャの役割は、すべて
のプラットフォーム上で、Oracle Clusterwareのコンポーネントである Cluster Synchronization Services(CSS)によって実現されます。この機能 を実現しているのは、Cluster Synchronization Serviceデーモン(CSSD) です。
注意 注意 注意
注意: OracleバイナリをOracleホームから別の場所に移動しないでくだ
さい。これを行うと、動的リンクに問題が発生します。
■ 異なるリリースのOracleデータベースと自動ストレージ管理(ASM)を実行できます。
OracleデータベースとASMのリリースが同じ場合は、これらを同じOracleホームから実
行できます。これらが異なるリリースの場合は、OracleデータベースのリリースとASM のリリースを個別のリリースのホームに配置する必要があります。たとえば、ASM 10gリ リース2(10.2)インスタンスをインストールし、それをOracle Database 10gリリース1
(10.1)データベースとともに使用できます。または、Oracle 10gリリース2(10.2)データ ベースをインストールし、それをASM 10gリリース1(10.1)インスタンスとともに使用 できます。
必要なオペレーティング・システム・グループ 必要なオペレーティング・システム・グループ 必要なオペレーティング・システム・グループ 必要なオペレーティング・システム・グループ
Oracleサーバー・ソフトウェアをシステムに初めてインストールする場合は、インストール前
の手順の説明に従って、Oracleソフトウェアの所有者となるためのいくつかのグループと1つ のユーザー・アカウントを作成する必要があります。必要なグループおよびユーザーは次のと おりです。
■ Oracle Inventoryグループ(oinstall)
システムに初めてOracleソフトウェアをインストールする場合は、このグループを作成す る必要があります。このグループの標準的な名前はoinstallです。このグループのメン バーは、システムにインストールされたすべてのOracleソフトウェアのカタログである
Oracle Inventoryを所有します。また、Oracle Clusterwareのインストール時に作成される
Oracle Cluster Registry(OCR)キーに関連するいくつかのタスクの実行には、oinstall
グループのメンバーである必要があります。
■ OSDBAグループ(dba)
システムに初めてOracleソフトウェアをインストールする場合は、OSDBAグループを作 成する必要があります。
OSDBAグループによって、データベースの管理権限(SYSDBAおよびSYSOPER権限)
を持つユーザーのオペレーティング・システムの検証が提供されます。このグループのデ フォルト名はdbaです。インストール時にデフォルト以外のグループ名を指定する場合 は、インストール中に、OSDBAグループの名前を指定するように求められます。
既存のOSBDAグループがある場合でも、新しいOracleサーバーのインストールでデータ
ベースの管理権限を別のグループのユーザーに付与する場合は、OSDBAグループを新し く作成する必要があります。
■ OSOPERグループ(oper)
OSOPERグループは、オプションのグループです。このグループは、データベースのバッ
クアップ、リカバリ、起動、停止などを実行するために、制限付きのデータベース管理権
限(SYSOPER権限)を別のグループのユーザーに付与する場合に作成します。このグルー
プのデフォルト名はoperです。このグループを使用するには、カスタムカスタムカスタムカスタム・インストール・
タイプを選択してソフトウェアをインストールします。OSOPERグループを使用するに は、次の状況でこのグループを作成する必要があります。
■ OSOPERグループが存在しない場合(たとえば、システムへOracleサーバー・ソフト
ウェアを初めてインストールする場合)。 注意
注意 注意
注意: リリースが異なるASMとOracleデータベースを使用する場合、
それぞれの機能は、古い方のソフトウェア・リリースの機能に制限されま す。たとえば、ASM 10gリリース1(10.1.0.3)インスタンスを使用する Oracle Database 10gリリース1(10.1.0.2)では、リリース1(10.1.0.3)の ASMで使用可能な新機能は使用できません。使用できるのは、ASM 10g
リリース1(10.1.0.2)の機能のみです。反対に、ASM 10gリリース1
(10.1.0.2)を使用するOracle Database 10gリリース1(10.1.0.3)は、リ
リース1(10.1.0.2)のデータベースであるように機能します。
■ Oracleソフトウェア所有者ユーザー(oracle)
システムに初めてOracleソフトウェアをインストールする場合は、Oracleユーザー・アカ ウントを作成する必要があります。Oracleユーザー・アカウントは、インストール中にイ ンストールされるすべてのソフトウェアの所有者です。Oracleユーザー・アカウントの標 準的な名前はoracleです。oracleユーザーは、プライマリ・グループとしてOracle
Inventoryグループを、セカンダリ・グループとしてOSDBAグループを所有する必要があ
ります。また、OSOPERグループを作成する場合は、セカンダリ・グループとしてこのグ ループを所有する必要があります。
Oracleソフトウェア所有者ユーザーが存在する場合でも、新しいOracleサーバーのインス
トールで、別のグループ・メンバーシップを持つ別のユーザーを使用する場合、それらの グループにデータベース管理権限を付与する必要があります。
システムへのOracleソフトウェアのすべてのインストールには、単一のOracle Inventoryグ ループが必要です。ただし、個々のインストールに対してそれぞれにOracleソフトウェア所有 者ユーザー、OSDBAグループおよびOSOPERグループ(oracle、dbaおよびoper以外)
を作成できます。さらに、Oracle Clusterware用に別の所有者も作成できます。異なるグルー プを使用すると、あるデータベースの特定のオペレーティング・システムのユーザーに、DBA 権限を付与できます。そのユーザーは、同じシステムの別のデータベースでは、この権限を持 ちません。
グリッド環境での グリッド環境での グリッド環境での
グリッド環境での Oracle Clusterware および および および および RAC のクローニング のクローニング のクローニング のクローニング
Oracle ClusterwareおよびRACソフトウェアのクローニングには、Enterprise Manager Grid
Controlを使用することをお薦めします。この項では、多数のノードがあるグリッド環境で、ク
ローニングされたClusterwareおよびRACのイメージを使用してRACの配置を行うためのコ マンドラインでの手順の概要を説明します。
■ Oracle Clusterwareホームのクローニング
■ RACホームのクローニング
Oracle Clusterware ホームのクローニング ホームのクローニング ホームのクローニング ホームのクローニング
複数のノードでOracle Clusterwareホームをクローニングするには、次の手順を実行します。
1. ソース・ノードで、Oracle Clusterwareソフトウェアをインストールします。すべての必 須ルート・スクリプトが正常に実行される必要があります。
2. rootユーザーで、Oracle Clusterwareホームのtarファイルを作成します。
3. ターゲット・ノードで、Oracle Clusterwareホームを作成し、Oracle Clusterwareのtar ファイルをソース・ノードからターゲット・ノードのOracle Clusterwareホームにコピー します。
4. rootユーザーで、そのtarファイルを解凍します。
参照 参照 参照
参照: OSDBAグループとOSOPERグループ、およびSYSDBA権限と
SYSOPER権限の詳細は、『Oracle Database管理者リファレンスfor UNIX
Systems』および『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
参照参照
参照参照: RACおよびOracle Clusterwareのイメージのクローニングの詳細
は、次のドキュメントを参照してください。
クローニングおよびノードの追加と削除:
『Oracle Universal InstallerおよびOpatchユーザーズ・ガイド』
ノードの追加と削除の詳細:
『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application
Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』