• Oracle RAC:概要
• 参考資料
• 配備計画の定義
• ライセンス
• RAC環境へのプラグインのインストール
• プラグインの設定
• データのバックアップ
• RAC環境におけるデータのリストア
Oracle RAC :概要
Oracle®では、Real Application Clusters(RAC)オプションを、以下のように定義しています。「サーバー・
クラスタ間で単一データベースの透過的なデプロイをサポートし、サーバー・クラスタ間で単一データベースの 透過的なデプロイをサポートし、ハードウェアの障害や計画停止への耐障害性を提供します。クラスタ上で実行 するOracle RACにより、可用性、スケーラビリティおよび低コストのコンピューティングの点で、Oracleの 最高レベルの可能性を提供します。Oracle RACは、あらゆる種類のメインストリームのビジネス・アプリケー ションをサポートします。サポートには、オンライン・トランザクション処理(OLTP)、意思決定支援システム
(DSS)およびOLTP/DSS混合環境をサポートするOracle固有の機能が含まれます。さらにSAP、PeopleSoft、 SiebelおよびOracle E-Business Suiteなどの製品パッケージだけでなく、カスタム・アプリケーションも含ま れます。」
Plug-in for Oracleでは、限られたOralceバージョンとRAC環境でのプラットフォームをサポートしています。
マルチ・インスタンスのRAC環境では、インストール、設定、バックアップおよびリストア手順が異なります。
このトピックでは、Oracle RAC環境で本プラグインがどのように動作するかについて詳細に説明します。マル チ・インスタンスのRAC環境とシングル・インスタンスまたは従来の非RAC環境での本プラグインの設定お よび使用方法については、「相違点」のみを取り上げています。
サポートされるOracleのバージョンとRAC環境でのプラットフォームのリストについて詳しくは、『Quest NetVault Backup互換性ガイド』を参照してください。
重要: 以下のトピックで示されていない限り、本プラグインを使用したマルチ・インスタンスのRAC
データベース用に実行するバックアップとリストアは、シングル・インスタンスのデータベースで実行す るバックアップとリストアと同じです。
参考資料
RAC環境での本プラグインの設定時および使用中に、以下のOracle® RACドキュメントをすぐに利用できるよ う準備しておくことをお勧めします。
• 『Oracle® Clusterware and Oracle Real Application Clusters Administration and Deployment Guide』
▪ 「Overview of Oracle Real Application Clusters Management Tools」
▪ 「Starting and Stopping Instances and Oracle Real Application Clusters Databases」
▪ 「Oracle Clusterware Command-Line Reference」
▫ Oracle 11.2:http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/rac.112/e16795/toc.htm
▫ Oracle 11.1:http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/rac.111/b28254/toc.htm
▫ Oracle 10.2:http://download.oracle.com/docs/cd/B19306_01/rac.102/b14197/toc.htm
▫ Oracle 10.1:http://download.oracle.com/docs/cd/B14117_01/server.101/b10825/toc.htm
• ASMを使った『Oracle Database Administrator’s Guide』
▪ Oracle 11.2:http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/server.112/e17120/toc.htm
▪ Oracle 11.1:http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/server.111/b28310/toc.htm
▪ Oracle 10.2:
http://download.oracle.com/docs/cd/B19306_01/server.102/b14231/storeman.htm#g1040709
▪ Oracle 10.1:http://download.oracle.com/docs/cd/B14117_01/server.101/b10739/toc.htm
• 『Oracle Database Utilities』、ASMコマンドライン・ユーティリティ
▪ Oracle 11.2:http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/server.112/e16536/toc.htm
▪ Oracle 11.1:http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/server.111/b28319/toc.htm
▪ Oracle 10.2:
http://download.oracle.com/docs/cd/B19306_01/server.102/b14215/asm_util.htm#SUTIL016
▪ Oracle 10.1:http://download.oracle.com/docs/cd/B14117_01/server.101/b10825/toc.htm
配備計画の定義
Plug-in for Oracleをマルチ・インスタンスのデータベース環境に配置する場合、RMANベースのバックアップ がRACデータベース唯一のバックアップ方法であることを除き、シングル・インスタンスのデータベース環境 に配置する場合とほぼ同じです。RAC対応データベース用のいずれかのインスタンスをホスティングするノー ドのいずれかに本プラグインがインストールされます。すべてのRMANベースのバックアップとリストアは、
本プラグインがインストールされている1つのノードから操作します。以下のトピックでは、RAC環境で本プ ラグインがどのようにRMANバックアップとリストアを実行するかを詳しく説明します。
Quest NetVault Backup Plug-in for Oracle 11.2 ユーザーズ・ガイド Oracle® RAC環境における プラグイ ンの使用 120
RAC 環境用 RMAN バックアップ・プロセス
図4. RAC環境用RMANバックアップ・プロセス
1 NetVault Backup WebUIでバックアップ・ジョブを定義します。
2 Plug-in for Oracleがジョブの定義を、対応するRMANバックアップ・コマンドに変換します。
3 RMANがOracle®データベースのデータファイルからデータを読み込むバックアップ・コマンドを実行
します。
4 RMANがOracle Media Management APIを使用してNetVault Backupサーバーの管理下にあるバック アップ・デバイスからバックアップを保存します。
5 RMANがリカバリ・カタログ・リポジトリにバックアップ・メタデータを保存します。
RAC 環境用 RMAN リストア・プロセス
図5. RAC環境用RMANリストア・プロセス
1 NetVault Backup WebUIでリストア・ジョブを定義します。
2 Plug-in for Oracleがジョブの定義を、対応するRMANリストアおよびリカバリ・コマンドに変換します。
3 RMANがリカバリ・カタログ・リポジトリからバックアップ・メタデータを読み込みます。
4 RMANがOracle® Media Management APIを使用してNetVault Backupサーバーの管理下にあるバック アップ・デバイスからバックアップを読み込みます。
5 RMANがOracleサーバーにデータファイルをリストアし、データベースをリカバリします。
Quest NetVault Backup Plug-in for Oracle 11.2 ユーザーズ・ガイド Oracle® RAC環境における プラグイ ンの使用 122
ライセンス
シングル・インスタンスまたは非RAC環境での本プラグインのライセンス取得は、マルチ・インスタンスまた はRAC環境での本プラグインのライセンス取得と異なります。
• シングル・インスタンス環境では、エディションに対応したPlug-in for Oracleライセンス1つで、単一 のデータベース・サーバーにあるOracle®データベースの個数に関わらずバックアップとリカバリが可 能です。
• マルチ・インスタンスまたはRAC環境では、RACデータベースに対応したPlug-in for Oracleライセン ス1つで、単一のRAC環境で単一のデータベースのバックアップとリカバリが可能です。このガイドラ インは、RAC環境にあるインスタンスまたはノードの数に関わらず適用されます。単一RAC環境に5 つのデータベースを構築している場合、RACデータベースに対応したPlug-in for Oracleライセンスを 5つ購入します。
また、各RAC環境には、それぞれラインセンスが必要です。たとえば、プロダクションRAC環境に5つの データベースと、テストRAC環境に1つのデータベースが構築されている場合、プロダクション環境に5つの ライセンスと、テスト環境に1つのライセンスが必要となります。
RACデータベース対応Plug-in for Oracleライセンス・キーを取得する場合は、
https://support.quest.com/contact-us/licensingにアクセスします。
RAC 環境へのプラグインのインストール
このトピックで説明されている追加の手順または異なる手順を完了する前に、「プラグインのインストールと削 除」および「プラグインの設定」などの前のトピックで説明されている情報を確認します。
• RAC設定の要件
• インストールの前提条件
• プラグインのインストールまたはアップグレード
RAC 設定の要件
マルチ・インスタンスのRAC環境に対するPlug-in for Oracleのサポートは、以下の条件を満たす環境に限られ ます。
• サポートされているRAC環境に関するOracle®のバージョンとプラットフォームについては、『Quest NetVault Backup 互換性ガイド』を参照してください。
• Oracle Clusterwareがクラスタ・ソフトウェアとして使用されている
• Oracle Clusterwareデータファイル、制御ファイル、SPFILE、ログ・ファイルおよびアーカイブ・ロ グ・ファイルが共有ストレージに格納されている
• ASMファイル・システムが共有ストレージに使用されている
• 制御ファイルの自動バックアップが有効になっている
• リカバリ・カタログ・データベースが、RMANリポジトリの格納先として強く推奨されている
• 単一または複数のRACデータベースが、同一RAC環境内でサポートされている
図6および図7では、サポートされる単一または複数のRACデータベース・デプロイに関する概要が示されて います。
図6. サポートされる単一データベースのデプロイメント
Quest NetVault Backup Plug-in for Oracle 11.2 ユーザーズ・ガイド Oracle® RAC環境における プラグイ ンの使用 124 図7. サポートされる複数データベースのデプロイメント
インストールの前提条件
Plug-in for OracleをRAC環境にインストールするには、以下の前提条件を満たす必要があります。
• Oracle® RAC環境が整っている:RAC設定の要件で示されている通り、Oracle RAC環境が正しく設定 されている必要があります。
• NetVault Backupサーバー・マシンを別に用意する:NetVault Backupサーバーとして使用するマシンが 適切に設定されている必要があります。このマシンは、Oracle RAC環境の外部に設置し、RAC環境内の ノードおよびホストへのネットワーク接続を行う必要があります。
• リカバリ・カタログ・サーバーを別に用意する:Questは、RMANリポジトリは、Oracle RAC環境と別 に構築されたサーバーのリカバリ・カタログ・データベースに格納することをお勧めします。詳細は、
「RMANリポジトリの作成」を参照してください。
• その他の前提条件:上記のRAC固有の要件に加えて、「前提条件」で指定されている事前要件を満たし てください。
• Oracle 11g Release 2以降:Oracle 11g Release 2以降を使用している場合、RACデータベース内のす べてのノードでスナップショットの制御ファイルが共有されていることを確認します。スナップショッ