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Oracle ® Data Guard :概要

配備計画の定義

システム構築

Data Guard環境へのプラグインのインストール

データのバックアップ

データのリストア

Oracle ® Data Guard :概要

OracleのOracle Data Guardは、「企業データに対する高機能のデータ保護と障害復旧を約束します。Data

Guardは包括的な一連のサービスを提供し、1つ以上のスタンバイ・データベースの作成、管理、監視を行っ

て、プロダクションOracleデータベースが災害やデータ損傷から保護されるようにします。Data Guardはこれ らのスタンバイ・データベースをプロダクション・データベースのコピーとして管理します。プロダクション・

データベースが機能停止により使用できなくなると、Data Guardは任意のスタンバイ・データベースをプロダ クション側に切り替え、機能停止に関連するダウンタイムを最小限にします。プロダクション・データベース は、従来のバックアップ、リストア、およびクラスタ技術と一緒に使用することが可能であり、高いレベルの データ保護とデータ機能を提供します。

Data Guardを使用すると、管理者が必要に応じてリソース集中型バックアップとレポートの操作をスタンバイ・

データベース・サーバーへ開放することで、プロダクション・データベースのパフォーマンスを向上させること ができます。また、バックアップがプライマリまたはスタンバイ・データベース・サーバーのどちらから行われ たかということには関係なく、プライマリまたはスタンバイ・データベース・サーバーのいずれのリカバリに対 してもバックアップを使用できます。

Plug-in for OracleがData Guard環境でサポートしているOracleのバージョンは限られています。Data Guard 環境では、インストール、設定、バックアップ、およびリストア手順が多少異なります。このトピックでは、本 プラグインがData Guard環境でどのように動作するかについて説明します。

サポートされるOracleのバージョンとData Guard環境でのプラットフォームの全リストについて詳しくは、

『Quest NetVault Backup互換性ガイド』を参照してください。

メモ: 本プラグインのRMANバックアップ方法は、Data Guard環境でサポートされている唯一のバック

アップ方法です。後続のトピックで説明がない限り、プラグインを使用した、物理またはスタンバイ・

データベースに対するバックアップとリストアの手順は、非Data Guardデータベースでの実行手順と同 様です。

Quest NetVault Backup Plug-in for Oracle 11.2 ユーザーズ・ガイド Oracle® Data Guardでのプラグインの使用 144

配備計画の定義

Data Guard環境の保護とリカバリの計画方針を決定することは、Data Guard環境での本プラグインの正しい配 置と使用に不可欠です。「システム構築」の詳細説明のとおり、すべての計画方針は、サポートされているすべ ての使用方法に有効です。

プライマリのみからのバックアップ

プライマリおよびスタンバイのバックアップ

スタンバイのみからのバックアップ

プライマリのみからのバックアップ

最も簡単なバックアップ計画は、プライマリ・データベース・サーバーからすべてのバックアップを実行するこ とです。このバックアップは、プライマリ・データベース・サーバーまたはスタンバイ・データベース・サー バーのうちの1つをリカバリする場合に使用できます。これが有効な計画である一方で、リソース集中型バック アップ・オペレーションは、プライマリ・データベース・サーバーのデータベース・パフォーマンスに影響しま す。この計画により、本プラグインがプライマリ・データベース・サーバーにインストールされます。

Plug-in for Oracleをスタンバイ・データベース・サーバーにインストールする必要があるのは、スタンバイ・

データベース・サーバーがリストアのターゲットになっている場合のみです。

プライマリおよびスタンバイのバックアップ

スタンバイ・データベース・サーバーに対してリソース集中型バックアップ・オペレーションを開放すること は、Data Guardを展開する有効な手段の1つとして用いられています。Oracle®のバージョンは、スタンバイ・

データベース・サーバーに対して開放できるバックアップ・オペレーションのボリュームを決定します。

[Oracle 10.2.x]:制御ファイルとSPFILEのバックアップをプライマリ・データベース・サーバー上で 実行する必要がありますが、データファイルとアーカイブREDOログ・ファイルのバックアップはスタ ンバイ・データベース・サーバーに対して開放できます。また、バックアップがプライマリまたはスタ ンバイ・データベース・サーバーのどちらから行われたかということには関係なく、プライマリまたは スタンバイ・データベース・サーバーのいずれのリカバリに対しても、データファイルとアーカイブ REDOログ・ファイルのバックアップを使用できます。詳しくは、『Oracle 10.2.x Data Guard Concepts and Administration』の「RMAN to Back Up and Restore Files」セクションを参照してください。

Oracle 11.x]:データファイル、アーカイブREDOログ・ファイル、制御ファイル、およびSPFILEの バックアップは、プライマリとスタンバイのデータベース・サーバー間で互換性があります。これは、

すべてのバックアップをスタンバイ・データベース・サーバーの1つから実行できることを示します。

また、バックアップがプライマリまたはスタンバイ・データベース・サーバーのどちらから行われたか ということには関係なく、プライマリまたはスタンバイ・データベース・サーバーのいずれのリカバリ に対してもバックアップを使用できます。詳しくは、『Oracle 11.x Data Guard Concepts and

Administration』の「Using RMAN to Back Up and Restore Files」セクションを参照してください。

Oracle 11.xでは、スタンバイ・データベース・サーバーで実行するバックアップのすべてが必要ではありませ

んが、Oracle 11.x環境の有効な計画は、10.2.x環境の要件を模倣することです。10.2.x環境では、データファ イルとアーカイブREDOログ・ファイルのみがスタンバイ・データベース・サーバーに対して開放され、制御 ファイルとSPFILEのバックアップはプライマリ・データベース・サーバーから実行されます。

Oracle 10.2.xと11.xの有効な別の計画は、プライマリ・データベース・サーバーから制御ファイルとSPFILE のバックアップを実行し、データファイルとアーカイブREDOログ・ファイルのバックアップは、プライマリ・

データベース・サーバーとスタンバイ・データベース・サーバー間で交互に実行することです。たとえば、

Level 0の増分バックアップは、スタンバイ・データベース・サーバーで週1回実行し、Level 1の増分バック アップは、プライマリ・データベース・サーバーで毎日1回実行します。また、制御ファイルとSPFILEの毎日 のバックアップは、プライマリ・データベース・サーバーで実行します。

OracleのMAA(Maximum Availability Architecture)のベスト・プラクティスでは、プライマリ・データベース とスタンバイ・データベースの両方が停止した場合や、スイッチオーバーおよびフェイルオーバーについてサイ トのプラクティスを新たに導入しなくてもよいようにする場合に、プライマリとスタンバイ・データベースの両 方でバックアップを行い、MTTRを減少させることを推奨しています。

この計画では、プライマリ・データベース・サーバー、およびバックアップを実行するスタンバイ・データベー ス・サーバーのうち少なくとも1つにPlug-in for Oracleをインストールします。

バックアップ先の計画

Oracle® 10.2.x Data Guard環境にプライマリ・サーバーとスタンバイ・サーバーの両方についてバックアップ計 画を実装する場合、「バックアップ格納先の計画定義」の詳細のとおり、付随するバックアップ先について計画 します。

RMANがリカバリ・カタログにバックアップ・メタデータを保存するため、プライマリ・データベース・サー バーからFRAに実行するバックアップでは、結果として、RMANバックアップ・ピースが作成されて、バック アップがリカバリ・カタログに登録されます。翌日、スタンバイ・データベース・サーバーから実行されるバッ クアップが、FRAにも実行される場合、バックアップ中に作成されたRMANバックアップ・ピースもリカバ リ・カタログに登録されます。

この週の後半で、FRAのバックアップがスタンバイ・データベース・サーバーからNetVault Backupメディア・

マネージャに対して実行されると、FRAからNetVault Backupメディア・マネージャへのバックアップは、この FRAに対するプライマリ・データベース・サーバーのバックアップにより作成されたバックアップ・セットへ のアクセスを試行します。プライマリおよびスタンバイ・データベースはFRAを共有しないため、FRAから NetVault Backupメディア・マネージャへのバックアップは失敗します。RMANは、FRAからNetVault Backup メディア・マネージャへのバックアップを実行しているスタンバイ・データベース・サーバーからアクセスでき ないプライマリ・データベース・サーバーで、バックアップ・セットのアクセスを試行します。

したがって、Oracle 10.2.x Data Guard環境について、FRAへのバックアップはプライマリ・データベース・

サーバーとスタンバイ・データベース・サーバーのいずれかで実行し、両方では実行しないことを推奨します。

Oracle 11.x Data Guard環境では、Oracleパラメータdb_unique_nameにより、リカバリ・カタログで元の バックアップをFRAに対して区別できるようになります。FRAからNetVault Backupメディア・マネージャへ のバックアップを選択すると、RMANは、FRAからNetVault Backupメディア・マネージャへのバックアップ を実行するデータベース・サーバーのFRAで、バックアップ・セットをバックアップします。

NetVault Backupメディア・マネージャへのバックアップについて詳しくは、「バックアップ・オプションの設

定」を参照してください。このオプションついて詳しくは、「Flash Recovery Area(FRA)バックアップ」を参 照してください。

メモ: Oracle 11.x以前のOracleのバージョンでは、SPFILEのバックアップが他のスタンバイ・データ

ベースで使用できる想定になっていました。ただし、実際には、すべてのスタンバイ・データベースで同

じSPFILEを使用することはできません。したがって、RMANにより、あるデータベース・サイトで作成

されたSPFILEバックアップを別のデータベース・サイトで使用できないようにしています。この制約は、

COMPATIBLE初期化パラメータが11.0.0に設定されている場合にのみ発生します。

スタンバイ・データベースは、SPFILEのバックアップを除き、特定の1つのスタンバイ・データベース に対してバックアップ・オペレーションを開放できます。ただし、COMPATIBLE初期化パラメータが

11.0.0に設定されている場合、SPFILEはディスクにバックアップすることができ、バックアップがテー

プまたはNetVault Backupメディアに書き込まれるスタンバイ・サイトでは、手動でカタログに追加する

こともできます。SPFILEバックアップ・セットに追加のメタデータを保存することにより、どのデータ

ベースのSPFILEがどのバックアップ・セットに入っているかRMANで識別できます。したがって、テー

プまたはNetVault Backupメディアからのリストア実行中に適切なSPFILEバックアップが選択されます。

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