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Optimal Flexible Architecture

この付録では、Optimal Flexible Architecture(OFA)標準について説明します。Optimal

Flexible Architecture標準は、ほとんどメンテナンスを必要としない信頼性の高いOracleイ

ンストールを保証するために作成されたファイル・ネーミングおよび構成の一連のガイドラ インです。

この付録の項目は次のとおりです。

■ Optimal Flexible Architecture標準の概要

■ Optimal Flexible Architectureに対するOracle Database 10g用の変更

■ リリースによるディレクトリ・ツリーの相違

■ Optimal Flexible Architectureディレクトリのネーミング規則

■ Optimal Flexible Architectureおよび複数のOracleホームの構成

■ 信頼性およびパフォーマンスの向上

■ WindowsとUNIX上のOptimal Flexible Architectureの比較

Optimal Flexible Architecture標準の概要

Optimal Flexible Architecture 標準の概要 標準の概要 標準の概要 標準の概要

Oracle Databaseのインストール時に、コンピュータでサポート可能な最大のアプリケー

ションの1つをインストールします。複数のOracleホームとOptimal Flexible Architecture を使用することで、大規模データベースを管理する際に多くの利点があります。Optimal

Flexible Architecture標準は、次の目的で設計されています。

■ デバイスのボトルネックとパフォーマンスの低下を防止するために、ディスク上の大量 の複雑なソフトウェアおよびデータを編成します。

■ ソフトウェアとデータのバックアップなど、データを破損しがちな日常の管理作業を容 易にします。

■ 複数のOracleデータベース間での切替えを容易にします。

■ データベースの規模の拡大を適切に管理します。

■ データ・ディクショナリの空き領域の断片化を排除し、他の断片化部分を分離して、リ ソースの競合を最小限に抑えます。

Optimal Flexible Architectureは、Oracleのディレクトリおよびファイルをコンピュータに

編成するときの推奨される方法と考えることもできます。インストール・メディアで配布さ

れているOracleコンポーネントはすべてOptimal Flexible Architecture準拠であり、Oracle

Universal Installerでは、OracleコンポーネントをOptimal Flexible Architectureのガイドラ インに従ったディレクトリの場所に配置します。Optimal Flexible Architectureの使用は必 要条件ではありませんが、データベースのサイズが拡大する場合、あるいは複数のデータ ベースを持つ計画の場合は、Optimal Flexible Architectureの使用をお薦めします。

Optimal Flexible Architectureの目的は、異なるリリースのOracleソフトウェアおよび規模

が大きくなる複数のデータベースがコンピュータに存在する場合に発生する様々な問題を防 ぐことにあります。

Oracle Universal Installerでは、Oracleソフトウェアの実行可能ファイルはデータベース・

ファイルとは別にインストールされるようになっています。以前は、データベース・ファイ

ルは、Oracleソフトウェアが格納されるOracleホーム・ディレクトリのサブディレクトリ

である%ORACLE_HOME%¥databaseに配置されました。

Optimal Flexible Architectureを使用して、Oracle Universal InstallerではOracleソフト ウェアをORACLE_HOMEに、データベース・ファイルを%ORACLE_BASE%¥oradataに配置 します。データベースを最新リリースにアップグレードすると、新規のOracleソフトウェ アの実行可能ファイルは別のOracleホーム・ディレクトリに配置されるようになりました。

アップグレードが成功したと判断できたら、データベースが存在しない旧Oracleホーム・

ディレクトリは、簡単に削除し、領域を解放することができます。

Optimal Flexible Architecture標準の概要

Optimal Flexible Architecture A-3

Optimal Flexible Architecture 準拠インストールの特性 準拠インストールの特性 準拠インストールの特性 準拠インストールの特性

Optimal Flexible Architecture準拠のデータベースには、次の特性があります。

■ 独立したサブディレクトリ

ファイルのカテゴリが、独立したサブディレクトリに分けられているため、あるカテゴ リのファイルに対する操作が他のカテゴリのファイルにおよぼす影響を最小限に抑えら れます。

■ データベース・ファイルの一貫性のあるネーミング規則

データベース・ファイルを、他のすべてのファイルと簡単に区別できます。あるデータ ベースのファイルを、別のデータベースのファイルと簡単に区別できます。データファ イル、REDOログ・ファイルログ・ファイルおよび制御ファイルログ・ファイルログ・ファイル 制御ファイル制御ファイルは簡単に識別できます。データファイ制御ファイル ルは、特定の表領域表領域表領域に明確に関連付けられています。表領域

■ Oracleホーム・ディレクトリの整合性

Oracleホーム・ディレクトリを参照するアプリケーションを修正することなく、この

ディレクトリを追加、移動または削除できます。

■ データベースごとの管理情報の分離

あるデータベース管理情報を別のデータベースの管理情報と区別できることで、管理 データの編成および格納に適した構造が実現できます。

■ 表領域の内容の分離

表領域の空き領域の断片化やI/O要求の競合が最小限に抑えられる一方で、管理の柔軟 性が最大限に活かされます。

■ 全ディスクにわたるI/O負荷の調整

すべてのディスクにわたってI/O負荷が調整され、必要に応じて、RAWデバイスに

Oracleデータを格納するディスクも調整されます。

Optimal Flexible Architectureに対するOracle Database 10g用の変更

Optimal Flexible Architecture に対する に対する に対する に対する Oracle Database 10g 用の変更 用の変更 用の変更 用の変更

旧リリースのOracle Databaseでは、Optimal Flexible Architecture推奨のOracleホームの パスは次のようなものでした。

c:¥oracle¥ora92

Oracle Database 10gリリース1(10.1)では、Optimal Flexible Architecture推奨のOracle ホームのパスが変わりました。Optimal Flexible Architecture推奨のパスは次のようになり ました。

c:¥oracle¥product¥10.1.0¥type_n

この例で、typeは、Oracle Database(db)やOracle Database Client(client)などの

Oracleホームのタイプです。また、nはオプションのカウンタです。この構文には、次の利

点があります。

■ たとえば、同じOracleベース・ディレクトリに同じリリース番号の異なる製品をインス トールできます。

c:¥oracle¥product¥10.1.0¥db_1 c:¥oracle¥product¥10.1.0¥client_1

■ たとえば、同じOracleベース・ディレクトリに同じ製品を複数回インストールできま す。

c:¥oracle¥product¥10.1.0¥db_1 c:¥oracle¥product¥10.1.0¥db_2

リリースによるディレクトリ・ツリーの相違 リリースによるディレクトリ・ツリーの相違 リリースによるディレクトリ・ツリーの相違 リリースによるディレクトリ・ツリーの相違

Optimal Flexible ArchitectureによりOracleデータベースのディレクトリ・ツリーは変更さ

れました。この項では、以前との相違について説明します。

トップレベルの トップレベルの トップレベルの

トップレベルの Oracle ディレクトリ ディレクトリ ディレクトリ ディレクトリ

Oracle8iリリース8.1.5より前のリリースをインストールすると、すべてのサブディレクト

リはトップレベルのORACLE_HOMEディレクトリ(デフォルトではC:¥orant)の下に配置 されます。

Oracle8iリリース8.1.5以上のOptimal Flexible Architecture準拠のデータベースをインス

トールすると、すべてのサブディレクトリは、トップレベルのORACLE_HOMEディレクトリ の下には作成されません。ORACLE_BASEという新しいトップレベル・ディレクトリが、

X:¥oracle¥product¥10.1.0(Xは任意のハード・ドライブ)の形式で作成されます。

ORACLE_BASEには、¥ORACLE_HOMEディレクトリ、¥oradataディレクトリ(データベー ス・ファイル用)および¥adminディレクトリ(データベース管理ファイル用)が含まれま す。

Optimal Flexible Architectureディレクトリのネーミング規則

Optimal Flexible Architecture A-5

データベースのファイル名 データベースのファイル名 データベースのファイル名 データベースのファイル名

Oracle8iリリース8.1.5より前のリリースでは、データベース・ファイルのファイル名には

SIDが含まれます。たとえば、最初の制御ファイルには、ctl1SID.oraという名前が付き ます。

Oracle8iリリース8.1.5からは、データベース・ファイルの名前にはSIDは含まれません。

たとえば、最初の制御ファイルの名前は、control01.ctlとなります。特定のデータベー スのデータベース・ファイルはすべて、そのデータベース用の名前の付いたDB_NAMEとい うディレクトリの下にある¥oradataに配置されるため、ファイル名にSIDを入れる必要は ありません。

データベース・ファイル名拡張子 データベース・ファイル名拡張子 データベース・ファイル名拡張子 データベース・ファイル名拡張子

Oracle8iリリース8.1.5より前のリリースでは、すべてのデータベース・ファイルに、.ORA

という同じ拡張子が付きます。

Optimal Flexible Architecture準拠のリリースでは、データベース・ファイルのファイル名

拡張子として.oraを付けるという規則は適用されません。データベース・ファイル名に は、より意味のある拡張子が付けられるようになりました。拡張子は次のとおりです。

■ .ctlは制御ファイル

■ .logはログ・ファイル

■ .dbfはデータファイル

Optimal Flexible Architecture ディレクトリのネーミング規則 ディレクトリのネーミング規則 ディレクトリのネーミング規則 ディレクトリのネーミング規則

Optimal Flexible Architectureでは、正確なOracleホームと、一連のファイルに関連付けら

れたデータベース名を簡単に識別できるようにするディレクトリ・ネーミング規則が使用さ れます。この項では、Optimal Flexible Architecture準拠のデータベース・ディレクトリ・

ツリーのトップレベル・ディレクトリに使用されるネーミング規則について説明します。

■ ORACLE_BASEディレクトリ

■ ORACLE_HOMEディレクトリ

■ ADMINディレクトリ

■ ORADATAディレクトリ

■ DB_NAMEディレクトリ

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