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ドキュメント内 オーナーズマニュアル 日本語 1 (ページ 138-164)

シートロック

ロック(1、図 105)を操作することで、シートを取 り外し、シート下のスペース及び装置の作業をする ことができます。

シートの取り外し

ロック(1、図 105)にアクティブ又はパッシブキー を差し込み、時計方向に回しながら同時にラッチの 近くを下方に押し下げてピンを外します。フロント ストッパーからシートを後ろ側へ引き出します。

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ヘルメットキャリーケーブル

参考

ヘルメットキャリーケーブル(2、図 107)は

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クセサリー " を参照してください。

ケーブルをヘルメットに通し、ケーブルの先端をピ ン(3、図 107)に通します。ヘルメットをぶら下げ た状態でシートを元に戻し、固定します。

警告

ヘルメットロックケーブルは、車両の駐車中に ヘルメットの盗難を防止するためのものです。ヘル メットをぶら下げた状態で走行してはいけません。

運転の邪魔になり、バランスを失う可能性がありま す。

3 2

図 107

シートの取り付け

すべてのエレメントが正しい位置にあり、シート下 に固定されていることを確認します。シート底部の ブラケット(4)をフレームの突出部(5)に差し込 み、シートの後端部を押し、カチッと音がしてロッ クがかかったことを確かめます。シートがフレーム にしっかりと固定されたことを確認し、ロックから キーを抜きます。

5

4

図 108

サイドスタンド

( 図 109)

重要

サイドスタンドを使用する前に、地面が適し ているか、平らであるかを確かめて下さい。

柔らかい地面、砂利、日光で柔らかくなったアス ファルト等にパーキングすると、車両転倒の原因と なります。

傾斜面に停車する場合は、常にリアホイールが斜面 の低い側になるようにして下さい。

サイドスタンドを使用するには、ハンドルバーを両 手で掴み、車体を支えながら、スタンドのフック (1) を足でいっぱいに押します。次に、スタンドが しっかりと路面に着くまで、車体を徐々に傾けてい きます。

警告

サイドスタンド使用時には、車両にまたがらな いで下さい。

サイドスタンドを元の位置 ( 水平位置 ) に戻すに は、車両を右側に傾けながら、足でスタンドのアー ム (1) を持ち上げます。

参考

定期的にスタンド ( 内側と外側 2 つのスプリン グの状態 ) と安全センサー (2) の作動を点検するこ とをお勧めします。

参考

スタンドが開き、ギアがニュートラルの状態で エンジンを始動させることができます。ギアが入っ た状態で始動する時は、クラッチレバーを引いて下

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図 109

パッセンジャーハンドル

パッセンジャーハンドル(1、図 110)はバックテー ル内に設置されており、取り出すにはシートを取り 外し(137 ページ、" シートの取り外し " 参照)、つ まみ(2、図 110)を持ち上げ、同時に所定の位置か ら一番高い位置までハンドル(1、図 110)を取り出 します。

警告

使用する前に、前後に引っ張ってパッセン ジャーハンドルが正常の位置に固定されていること を確認してください。

元に戻すには、つまみ(2、図 110)を持ち上げ、

パッセンジャーハンドル(1、図 110)を所定の位置 のバックテール(図 111)に完全に入るまで押し、

シートを再度取り付けます(139 ページ " シートの 取り付け " 参照)。

1 2

図 110

1

図 111

フロントフォーク調整

車両のフォークは、リバウンド / コンプレッション ダンピング、およびスプリングプリロードの調整が 可能です。

調整はアジャスターを使用して行います。

1) 油圧ブレーキのリバウンドダンピングの変更 ( 図 112) 2) 内部スプリングプリロードの変更 ( 図 112)

3) 油圧ブレーキのコンプレッションダンピングの変更 ( 図 113)

車両をサイドスタンドに安定した状態で停車させま す。

リバウンドダンピングを調整する際は、各フォーク レッグ端部にあるアジャスター (1) を回します。

コンプレッション油圧ブレーキを調節するには、ド ライバー ( - ) で、各フォークの上部に配置されて いるアジャスター (3) を回します。アジャスター (1) 及びアジャスター (3) のスクリューを回すごと に、ダンピングは緩みます。アジャスターをいっぱ いに締め込むと“0” 位置になり、ダンピングが最 強にセットされます。この位置から反時計周りに回 し回転数を数えることができます。

それぞれのレッグの内部スプリングプリロードを変 更調整するには、すべて開いた位置から六角形のア ジャスター (2、図 112) を 22mm の六角レンチで回

転させます(時計回り)。基準の位置(A、図 112)

- +

3 1 A

2

図 112

すべて閉じた状態からの通常の調整は以下のように 行います。

コンプレッションダンピング:

1.5 回転

リバウンドダンピング:

1.5 回転

スプリングプリロード:すべて開く ( 反時計回り )

重要

同じポジションの両方のレッグのアジャスター を調整します。

リアショックアブソーバー調節

リアショックアブソーバーは荷重に合わせてバラン スを調整できるよう外部アジャスターを装備してい ます。

アジャスター (1 図 114) は、ショックアブソーバー のスイングアームへの固定位置下部にあり、リバウ ンド ( リターン ) の時点で油圧ブレーキを調整しま す。

車両の左側にあるつまみ (2、図 115) で、アブソー バーのアウタースプリングプリロードを調整しま す。

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図 114

2

ショックアブソーバーの拡張タンク上にあるつまみ

(3、図 116)は油圧ブレーキのコンプレッションダ ンピングの調整をします。

アジャスター(1)またはつまみ(2)及び(3)を 時計回りに回すと、ブレーキもしくはプリロードが アップします。その逆はダウンします。

STANDARD 調整 アジャスターが完全に閉じた状態か ら時計回りに:

アジャスター(1、図 114)を 12 クリック

つまみ(2、図 115) すべてオープン(反時計回り)

アジャスター(3、図 116)を 25 クリック

警告

ショックアブソーバーには高圧のガスが充填さ れています。未経験者による分解作業は重大な損傷 の原因となります。

パッセンジャーと荷物を載せる場合、りショックア ブソーバーのスプリングを最大にプリロードし、車 両の動的挙動を改善させ、地面の干渉を避けます。

この場合には、リバウンドダンピングの再調整が必 要になることがあります。

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図 116

表に示した値は参考値で、ライダーの洋服を含めた 体重が 80-90kg、パッセンジャーの洋服を含めた体 重が 70-80kg と想定しています。

フロントフォーク

幅 デフォルト Sport Touring Urban ライダーのみ コンプレッション 0~3 1.5 0.5 1 1.5

リバウンド 0~3 1.5 1 1.5 1.5

プレロード 0~15 0 4 1 0

ライダー及びパッセン ジャー

コンプレッション 0~3 1.5 0 0.5 1

リバウンド 0~3 1.5 1.5 1.5 2.5

プレロード 0~15 0 7 4 2

リアショックアブソーバー

ライダーのみ コンプレッション 0~40 25 6 15 25

リバウンド 0~24 12 4 9 12

プレロード 0~28 0 20 10 0

ライダー及びパッセン ジャー

コンプレッション 0~40 25 4 6 15

リバウンド 0~24 12 6 8 10

プレロード 0~28 0 28 20 15

パーソナライズ調整用スプリング

参考

リアショックアブソーバーのスプリングをユー ザー仕様にする場合、2 種類のスプリングをスペア パーツに注文することができます。

- 約 120kg の重量には、部品番号 36640321A のスプ リングの使用を推奨します。

- 約 150kg の重量には、部品番号 36640331A のスプ リングの使用を推奨します。

上記の重量に推奨されたスプリングの取り付けは常 にゼロに調整された位置のプリロードのグリップ / プレスで行います。したがって、必要な場合、さら に 10mm のプリロードの余裕があります。

警告

スプリングの注文と取り付けについては Ducati オフィシャルディーラーにお問い合わせくだ さい。

運転のしかた

慣らし運転の方法

慣らし運転時の最高速度 ( 図 117)

慣らし運転期間中および通常使用においてのエンジ ン最大許容回転数:

1) 1,000 km まで 2) 1,000 ~ 2,500 km まで 1,000 km まで

最初の 1,000 km まではタコメーターに注意し、

5,500 ~ 6,000 回転 (rpm) を超えてはいけません。

最初の数時間は、規定回転数の範囲内でエンジンの 負荷と回転数を色々変えることをお勧めします。

エンジン、ブレーキ、サスペンションのより効果的 な慣らしには、カーブが多く起伏に富んだ場所を走 行することが理想的です。

せるため、また、エンジンの主要部分の寿命に悪影 響が出ないよう、急な加速や、特に上り坂での長時 間にわたる高速回転は避けて下さい。

定期的にチェーンを点検し、必要であれば潤滑し、

調整して下さい。

0÷1000 Km 1000 ÷ 2500 Km

1000 ~ 2500 km まで

この間、エンジンからよりパワーを引き出す事は可 能ですが、下記の回転数を決して超えないようにし て下さい:

7,000 rpm

重要

慣らし運転期間は、当マニュアルで指定された 点検、整備を必ず受けて下さい。順守されなかった 結果、エンジンの損傷、および寿命の短縮などにつ いて、Ducati モーターホールディング社はいかなる 責任も負いません。

慣らし運転の方法を守ることでエンジンの寿命を延 ばし、調整、オーバーホールの回数を抑えることが できます。

走行前の点検事項 警告

走行前にこれらの点検を怠った場合、車両に損 傷を与え、ライダー、及びパッセンジャーを危険に 晒す恐れがあります。

走行前に以下の点検を実施してください : タンク内の燃料量

タンク内の燃料の残量を確認します。必要であれば 給油して下さい ( 161 ページ )。

エンジン内のオイルレベル

クランクケースの点検窓でオイルのレベルを

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ページ参照 )。

ブレーキおよびクラッチフルード

各リザーバー内のフルードレベルを確認して下さい

クーラント量

クーラントタンクの液量を確認します。必要であれ

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コマンド機能

ブレーキ、クラッチ、アクセル、トランスミッショ

ランプ類、インジケーター

ランプ、インジケーター、ホーンが適切に機能する かを確認します。電球が切れている場合には交換し

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ロック類

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ページ )。

スタンド

サイドスタンドがスムーズに作動し、適切な位置に

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ABS ランプ

key-on ??ABS ???

時速 5 km/h を超えると、 ランプが消えると、ABS シ ステムが正常に機能していることを示します。

警告

不良な点がある場合には、車両の使用を中止 し、Ducati オフィシャルディーラーにご連絡下さ い。

ドキュメント内 オーナーズマニュアル 日本語 1 (ページ 138-164)

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