4.3 C-F ABRIC の論理構成を構築する
4.3.2 Network モード
Networkモードは、サーバ等のエンド端末側のEnd PointとCore Network側CIRの間で、VFABがL2スイッチとして
接続されているように見えるモードです。
【前提条件】
C-Fabricが物理構築されていること。
【設定例】
・C-Fabric用インターフェースグループの設定(インターフェースをグルーピングし、VFAB設定時に指定)
インターフェースグループ定義番号 0 Interface 5/1/0/25-5/1/0/26
インターフェースグループ定義番号 1 Interface 6/1/0/25-6/1/0/26
インターフェースグループ定義番号 10 Interface 5/2/0/25-5/2/0/26
インターフェースグループ定義番号 11 Interface 6/2/0/25-6/2/0/26
・インターフェース5/1/0/25-5/1/0/26, 5/2/0/25-5/2/0/26, 6/1/0/25-6/1/0/26, 6/2/0/25-6/2/0/26を外部ポートに指定
・VFABの作成(本例ではVFABを2つ作成) VFAB識別番号 1
VFAB 1をNetworkモードに設定
インターフェースグループ0をVFAB1のCIRに設定 インターフェースグループ0でtag vlan 100, 200を使用 インターフェースグループ1をVFAB1のEndpointに設定
インターフェースグループ1でtag vlan 100, 200を使用 VFAB識別番号 10
VFAB 10をNetworkモードに設定
インターフェースグループ10をVFAB10のCIRに設定 インターフェースグループ10でtag vlan 10, 200を使用 インターフェースグループ11をVFAB10のEndpointに設定 インターフェースグループ11でtag vlan 10, 200を使用
【コマンド】
(外部ポートの設定はファームウェアV02.20 NY0042以降サポートです。本設定により、リンクアップ後、即通信可 --RootドメインMasterスイッチでのCLI操作---
#configure
(config)# ifgroup 0 ether 5/1/0/25-5/1/0/26 #インターフェースグループ0の定義
(config)# ifgroup 1 ether 6/1/0/25-6/1/0/26 #インターフェースグループ1の定義
(config)# ifgroup 10 ether 5/2/0/25-5/2/0/26 #インターフェースグループ10の定義
(config)# ifgroup 11 ether 6/2/0/25-6/2/0/26 #インターフェースグループ11の定義
(config)# interface range 5/1/0/25-5/1/0/26,5/2/0/25-5/2/0/26
(config-if)# type cir #タイプをCIRに設定
(config-if)# cfab port-mode external #外部ポートの設定(V02.20 NY0042以降使用時)
(config-if)# exit
(config)# interface ragne 6/1/0/25-6/1/0/26,6/2/0/25-6/2/0/26
(config-if)# type endpoint #タイプをEndpointに設定
(config-if)# cfab port-mode external #外部ポートの設定(V02.20 NY0042以降使用時)
(config-if)# exit
(config)# vfab 1 mode network #VFAB1をネットワークモードに設定
(config)# vfab 1 vlan 100 endpoint tag 1 #VFAB1でインターフェースグループ1を
EP(Tag Vlan 100)に設定
(config)# vfab 1 vlan 100 cir tag 0 #VFAB1でインターフェースグループ0を
CIR(Tag Vlan 100)に設定
(config)# vfab 1 vlan 200 endpoint tag 1 #VFAB1でインターフェースグループ1を
EP(Tag Vlan 200)に設定
(config)# vfab 1 vlan 200 cir tag 0 #VFAB1でインターフェースグループ0を
CIR(Tag Vlan 200)に設定
(config)# vfab 10 mode network #VFAB10をネットワークモードに設定
(config)# vfab 10 vlan 10 endpoint tag 11 #VFAB10でインターフェースグループ11を
EP(Tag Vlan 10)に設定
(config)# vfab 10 vlan 10 cir tag 10 #VFAB10でインターフェースグループ10を
CIR(Tag Vlan 10)に設定
(config)# vfab 10 vlan 200 endpoint tag 11 #VFAB10でインターフェースグループ11を
EP(Tag Vlan 200)に設定
(config)# vfab 10 vlan 200 cir tag 10 #VFAB10でインターフェースグループ10を
CIR(Tag Vlan 200)に設定
(config)# save #設定の保存
(config)# commit #設定の適用
4.3.3 SAN モード
SANモードは、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)をサポートするストレージ装置との接続を提供するモードです。
SANモードはA系/B系の2系統を定義することで、SANネットワークの冗長構成を可能にします。
※注意: 本節の設定だけではFCoE機能は使用できません。
FCoEを使用する場合はSANモードの設定以外に以下の設定を実施している必要があります。
・物理スイッチをSAN-A系とSAN-B系どちらで機能するかを設定(初期設定はSAN-Aで機能)
・CEE設定
・FCF設定(外部FCoEスイッチを使用せず、FCFライセンスを搭載したC-Fabricを使用する場合) 本節ではSANモードの設定事例のみを記載します。
上記3点の設定方法については本ドキュメントの「CEE機能を使う」や「FCoE機能を使う」を参照してください。
※注意:ファームウェアV02.30 NY0046以前を使用する場合、FCoEを使用するポート/リンクアグリゲーションに対し
てport-mode externalを設定しないでください。設定した場合、FCoE接続が失敗する場合があります。
【前提条件】
C-Fabricが物理構築されていること。
【設定例】
・C-Fabric用インターフェースグループの設定(インターフェースをグルーピングし、VFAB設定時に指定) インターフェースグループ定義番号 0
Interface 5/1/0/25
インターフェースグループ定義番号 1 Interface 5/2/0/25
インターフェースグループ定義番号 2 Interface 6/1/0/25
インターフェースグループ定義番号 3 Interface 6/2/0/25
・インターフェース5/1/0/25-5/1/0/26, 5/2/0/25-5/2/0/26, 6/1/0/25-6/1/0/26, 6/2/0/25-6/2/0/26を外部ポートに指定
・VFABの作成
VFAB識別番号 san-a
インターフェースグループ0をsan-aのCIRに設定 インターフェースグループ0でtag vlan 100を使用 インターフェースグループ2をsan-aのEndpointに設定
インターフェースグループ2でtag vlan 100,を使用 VFAB識別番号 san-b
インターフェースグループ1をsan-bのCIRに設定 インターフェースグループ1でtag vlan 200を使用 インターフェースグループ3をsan-bのEndpointに設定
インターフェースグループ11でtag vlan 200を使用
【コマンド】
(外部ポートの設定はファームウェアV02.20 NY0042以降サポートです。本設定により、リンクアップ後、即通信可 能となります。)