たとえば、別のホストからのリストアを行う権限を HostB に付与するには、次のファイ ルを作成します。
■ Windows の場合
install_path¥NetBackup¥db¥altnames¥HostB
■ UNIX の場合
/usr/openv/netbackup/db/altnames/HostB
2. altnames ファイルに、要求元クライアントがリストアを要求するファイルが存在する クライアントの名前を追加します。
たとえば、HostA からのリストアをリダイレクトする権限を HostB に付与するには、
HostB の当該ファイルに HostA を追加します。
SAP HANA エージェントの構成
SAP HANA エージェントを構成するには、ノードレベル構成を実行する必要があります。
また backint ファイルを構成する必要もあります。
ノードレベルの設定
データベースインスタンスをインストールすると、インストールディレクトリへのリンクを含ん でいるディレクトリ /usr/sap/<SID> が作成されます。
したがって、パス /usr/sap/<SID>/SYS/global/hdb/opt/hdbbackint は、ハードウェ アベンダーによらず、それぞれの HANA のインストールと同じになります。
■ 手動で、 /usr/openv/netbackup/ext/db_ext/sap の下に node_names.txt ファイルを作成します。
このファイルは、可能性があるクライアント名 (アプライアンスノード) を、各行 1 つ含 んでいるはずです。
次に例を示します。
SAP HANA 管理者は、アプライアンスから新しいノードが追加されるか、削除された 場合に、必ずこのファイルを更新する必要があります。
root ユーザーを使用し、すべてのクライアント (アプライアンスノード) で新しく作成さ れたファイル node_names.txt に +r 権限を付与します。
■ NetBackup の hdbbackint バイナリの代わりに、SAP HANA の hdbbackint to hdbbackint_script スクリプトからのリンクを作成します。
ln -s /usr/openv/netbackup/bin/hdbbackint_script /usr/sap/<SID>/SYS/global/hdb/opt/hdbbackint
メモ: opt ディレクトリが存在しない場合、/usr/sap/<SID>/SYS/global/hdb の場 所で、それを作成し、次に前述のように hdbbackint リンクを作成する必要がありま す。
HANA DB マスターノードは、すべてのノードのバックアップをトリガします。
SAP HANA backint の構成
次の設定は SAP HANA スタジオから行う必要があります。
■ すべてのデータベースインスタンス用に
/usr/sap/<SID>/SYS/global/hdb/opt/hdbbackint to
第 6 章 NetBackup for SAP HANA の構成 76 SAP HANA エージェントの構成
/usr/openv/NetBackup/bin/hdbbackint_script から hdbbackint ソフトリンク を作成する。
■ SAP HANA データベースインスタンス構成のデータにパラメータファイル
(initSAP.utl)を指定する必要があります。 パラメータファイルを指定するには、[イ ンスタンス (Instance)] > [構成 (Configuration)] > global.ini >
data_backup_parameter_file の順に進みます。
■ SAP HANA データベースインスタンス構成のログにパラメータファイル(initSAP.utl)
を指定する必要があります。 パラメータファイルを使用してバックアップを指定するに は、[インスタンス (Instance)] > [構成 (Configuration)] > global.ini >
log_backup_parameter_file の順に進みます。
backintファイルを使ってバックアップを指定するには、[インスタンス (Instance)]->
[構成 (Configuration)]->global.ini-> log_backup_using_backint->SYSTEM = true の順に進みます。
第 6 章 NetBackup for SAP HANA の構成 77 SAP HANA エージェントの構成
メモ: HANA スタジオからリストアしている間、ログバックアップがファイルシステムに書き 込まれ、その後すぐに移動された場合は、ログバックアップを探します。これらの現在の 場所を指定する必要があります。 ログバックアップの代替場所を指定しない場合、システ ムはログバックアップが最初に保存された場所を使用します。指定したディレクトリは再帰 的に検索されます。
第 6 章 NetBackup for SAP HANA の構成 78 SAP HANA エージェントの構成
リダイレクトリストア用の SAP HANA インスタンスの構 成
SAP HANA プラットフォーム SPS 09 以降には、SAP HANA インスタンスの他の SAP HANA インスタンスへのリダイレクトリストアという新機能があります。NetBackup リリース 7.7.1 以降では、NetBackup SAP HANA エージェントでこの機能がサポートされます。
メモ: SAP HANA のマルチテナントデータベースコンテナについて詳しくは、SAP のマ ニュアルを参照してください。
SAP HANA インスタンスを構成してリダイレクトリストアをサポートする方法
1
ソースインスタンスの NetBackup ポリシーの SAP HANA ホストのすべての宛先イ ンスタンスを追加します。バックアップポリシーの名前は、ソースとターゲットの initSAP.utl ファイル内で同 じであることを確認します。[クライアント (Clients)]タブから宛先ホストのクライアント を追加する方法について詳しくは、p.73 の 「SAP HANA のバックアップポリシーの 作成」 を参照してください。 を参照してください。
2
宛先 SAP HANA マスターノードファイルの、現在のソース SAP HANA マスター ノード名を追加します。 次の場所からノードファイルを開きます。/usr/openv/netbackup/ext/db_ext/sap/node_names.txt
ノードレベルの設定について詳しくは、p.76 の 「SAP HANA エージェントの構成」
を参照してください。 を参照してください。
3
『SAP HANA 管理者ガイド』の、サードパーティバックアップツールを使ったデータ ベースのコピーに関する手順に従ってください。 この項では、SAP HANA の設定 で $(SAPSYSTEMNAME) を使うための必要条件について説明します。第 6 章 NetBackup for SAP HANA の構成 79 リダイレクトリストア用の SAP HANA インスタンスの構成
SAP のバックアップとリスト アの実行
この章では以下の項目について説明しています。
■ NetBackup for SAP を使ったバックアップの実行
■ BRTools を使用した SAP バックアップの開始 (Oracle データベースの場合のみ)
■ SAP アーカイブの実行
■ SAPDBA ユーティリティを使用した SAP のリストアの実行 (Oracle データベース上 の SAP の場合のみ)
■ 代替クライアントへのリダイレクトリストア (Oracle データベース上の SAP の場合のみ)
■ SAP のリダイレクトリストアの環境例 (UNIX)
■ BRRECOVER を使用したディザスタリカバリ
■ 失敗した NetBackup for SAP バックアップおよびリストアの再開
NetBackup for SAP を使ったバックアップの実行
NetBackup for SAP を使ってバックアップを実行するには、次の方法を使うことができま す。
■ 手動 SAP バックアップ
NetBackup サーバーソフトウェアを使って、SAP ポリシーを使った自動バックアップ スケジュールを手動で実行できます。
p.69 の 「手動バックアップの実行」 を参照してください。
■ 自動 SAP バックアップ
7
データベースのバックアップの最も便利な方法は、自動バックアップのスケジュール を設定しておくことです。NetBackup スケジューラが自動バックアップ用のスケジュー ルを起動すると、SAP スクリプトがデータベースのバックアップを開始します。
SAP スクリプトは次の通り動作します。
■ ファイルリストの表示と同じ順序で実行
■ パス名が一致するすべてのクライアントで実行
SAP スクリプトを使用し、指定するスケジュールに基づいて、データベースを自動的 にバックアップするポリシーを作成および構成する方法の説明を利用できます。
■ クライアントによって開始された SAP バックアップ
SAP ホストの SAP ツールは、手動または NetBackup 以外のスケジューラを介して NetBackup backint または libsapora/orasbt API にバックアップを開始させることが できます。