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Manila* Republic of the Philippines

ドキュメント内 政 治 シ ス テ ム へ の NGO の 参 加 と (ページ 135-200)

類 に 分 類 し て い る 。

1 )

に つ い て は 、 政 府 内 の 実 施 機 関 が

NGO

デ ス ク な ど を 通 じ て 連 携 す る

NGO

を 選 定 し 、海 外 援 助 機 関 が 支 援 す る タ イ プ の 事 業 が 当 て は ま る と し て い る 。

DENR

に よ る 住 民 参 加 型 森 林 管 理 プ ロ グ ラ ム や 社 会 福 祉 開 発 省 に よ る 国 家 生 計 向 上 プ ロ グ ラ ム は そ の 例 と い え る 。

2 )

は 、

NGO

の 主 導 に よ り 政 府

• NGO • P 0

3

者 間 協 力 に よ る プ ロ グ ラ ム 案 が 策 定 さ れ 、 政 府 の 支 援 や 参 画 を 求 め る タ イ プ の 事 業 が 対 象 と な る 。

1 )

の 場 合 と 活 動 内 容 に 大 き な 相 違 は な い が 、 全 般 的 に

N G O

が プ ロ グ ラ ム の 実 施 • 管 理 に 中 心 的 な 役 割 を 果 た す こ と が 特 徴 で あ る 。 政 府 と

N G O

の 連 携 も 契 約 ベ ー ス で は な く、 合 意 書 (

M o A )

が 締 結 さ れ る こ と が 多 い 。

2

国 間 援 助 機 関 に よ る 支 援 あ る い は

NG0

自 身 の 財 源 (多 く は 国 際

N G 0

や 民 間 財 団 に よ る 事 業 ベ ー ス の 支 援 ) を 通 じ て 実 施 さ れ る の が 一 般 的 で 、 農 地 改 革 と 農 村 開 発 の た め の

3

者 間 協 力 (

TRIPARRD

) な ど が そ の 例 と し て 挙 げ ら れ る 。

3 )

、 N G O

が タ ス ク フ ォ ー ス や ワ ー キ ン グ グ ル ー プ な ど へ 参 画 す る こ と に よ り プ ロ グ ラ ム 開 発 が 行 わ れ る も の で あ り 、 コ ミ ュ ニ テ ィ • 住 宅 ロ ー ン プ

ロ グ ラ ム (

C M P )

な ど が こ の カ テ ゴ リ ー に 当 て は ま る 222。

5 - 2 - 2 . N G 0

が 果 た し た 功 緝 お よ び 直 面 す る 課 題 と は

N G 0

は こ れ ら の 連 携 を 通 じ 具 体 的 な 実 績 を い く つ か 挙 げ て い る 。 例 え ば 、

N G 0

P 0

包 括 農 地 改 革 プ ロ グ ラ ム の 実 施 過 程 で 、対 象 と な る 土 地 の 特 定 や パ ー ト ナ ー と な る

P0

の 選 定 は 、

N G O

が 中 心 に な っ て 進 め 、 政 府 の 実 施 能 力 不 足 を 補 う 形 と な っ た 。 そ の 結 果 、

NGO

は 、農 民 に 対 す る 土 地 配 分 と 、

8 0 0

万 へ ク タ ー ル 渡 る 土 地 保 有 権

(Land te n u r e )

の 獲 得 に 寄 与 し た

223

N G O .P O

は 、土 地 配 分 に 加 え 、農 民 に 対 す る 様 々 な 支 援 (クレ ジ

222 A s i a n

Development

Bank.

1999.

A Study of NG0~Phi 1 ippines.

Mani la, the Philippines

Asian Development

Bank,

pp. 45-47.

223 N G Oセ ク タ ー の リ 一 ダ ー の 一 人 で あ る ア ン ト ニ オキ イ ゾ ン 氏 (A N G 0 C事 務 局 長 、現C e n t e r for A g r a r i a n R e f o r m

ッ ト 供 与 、 設 備

資 材 、 卜 レ ー ニ ン グ 、組 織 化 な ど ) を 通 じ て 、 農 民 の 生 活 改 善 や 生 産 性 向 上 に も 貢 献 し た 。 ま た 、

NGO

は 先 住 民 族 法

(In d ig e n o u s P e o p le ’ s A ct o f 1997)

の 制 定 に も 寄 与 し て い る 。 同 法 は 、 先 住 民 族 の 先 住 権 の 承 認 を 促 す な ど 、 そ の 内 容 は 世 界 的 な 基 準 で 見 て も か な り 進 歩 的 な も の と な っ て お り 、

N G 0

の 関 与 な し に は こ の よ う な 形 で 成 立 し え な か っ た 。 同 法 に 則 り 、

N G 0

が 政 府 と 先 住 民 族 の 仲 介 的 な 役 割 を 果 た す こ と に よ り 、

2 0 1 2

年 ま で に 先 住 民 族 に 対 し 、約

2 0 0

万 へク タ ー ル の土 地 が 提 供 さ れ る に 至 っ て い る

22-

N G 0

は 、 小 規 模 漁 民 に 対 し て 、 沖 合 の 漁 場 (自 治 体 管 轄 水 域

= M u n ic ip a l W a t e r s )

を 提 供 す る こ と を 規 定 し た 漁 業 法

(F i s h e r i e s C ode o f 1 9 9 8

) の

成 立 に も 積 極 的 に 関 与 し 、 そ の 実 施 過 程 に お い て も 、

N G 0

は 小 規 模 漁 民 に 対 す る 様 々 な 支 援 を 行 っ て い る 。

1 9 9 8

年 の 社 会 改 革 お よ び 貧 困 削 減 法

(S o c ia l R efo rm a n d P o v e r ty A l l e v i a t i o n A c t )

の 制 定 に 伴 い 、 国 家 貧 困 削 減 委 員 会

(N a tio n a l A n t i- p o v e r ty C o m m issio n = N A P C )

が 設 立 さ れ た こ と も 、

N G 0

の 参 加 が も た ら し た 成 果 の 一 つ と 考 え ら れ る 。 こ れ ら 一 連 の 取 り 組 み は

' N G 0

が 政 府 と の 協 力 の 下 で 推 進 し た も の で あ り

、NEDA

の 理 事 会 決 議 第

2

号 で 示 さ れ た 政 府 と

N G 0

の 連 携 の 方 針 •枠 組 み が 過 去 四 半 世 紀 の 間 で 、 発 展 的 に 進 化 し て い っ た 結 果 と 考 え ら れ る 。

一 方 で 、こ れ ら の 政 府 と

N G 0

の 連 携 を 通 じ て 、い く つ か の 課 題 も 浮 き 彫 り に さ れ た 。 実 際 に 、政 府 と

N G 0

の 連 携 の 枠 組 み が 政 府 各 機 関 内 に 構 築 さ れ た こ と は 事 実 で あ る が 、 省 庁 に よ っ て は 統 一 し た 窓 ロ が な か っ た こ と や 、 関 連 部 局 間 で の 調 整 や そ れ ぞ れ の 運 営 方 針 が 必 ず し も 明 確 に さ れ な か っ た た め 、政 府 と

N G 0

が 実 際 に 連 携 し て い く 過 程 で 、 少 な か ら ず 支 障 や 混 乱 を 引 き 起 こ し た 。 例 え ば 、

D A

NG0 • P 0

の 連 携 の 場 合 、制 度 が あ っ て も そ れ ら を 実 行 に 移 す た め の 明 確 な 実 施 方 針 や 仕 組 み が 欠 如 し て い た こ と 、 政 策 立 案 過 程 に お け る

NGO . P 0

の 参 加 が 限 定 的 な レ ベ ル に と ど ま っ て い た こ と な ど が 課

and R ural Development=CARRD代表)に対し、2 0 1 281 2日に書面インタビュ一を実廉。

224 Ib id .

題 と し て 挙 げ ら れ た

225

。 前 者 に つ い て は 、

0 D

NA FC

の 役 割 や 機 能 が 明 確 に さ れ な い 、

0 D

自 体 が 省 内 の 一 部 門 に 過 ぎ ず

N G O

ら と の 議 論 の 結 果 を 実 行 に 移 す 権 限 を 与 え ら れ て い な い な ど の 問 題 が 発 生 し た 。 後 者 に つ い て は 、 多 く の

N G O

は 事 業 へ の 参 加 が 中 心 に な る 傾 向 が あ り 、様 々 な 協 議 会 の 場 で

NG O

が 絶 え ず 統 一 し た 見 解 を 提 示 し て い く こ と は 容 易 で は な い こ と な ど が 明 ら か に な っ た 。

D A R

と の 連 携 に つ い て も 、 当 初 は 、 政 府 お よ び

NGO . P 0

間 で 互 い の 考 え や 業 務 の 進 め 方 に つ い て 共 通 理 解 が え ら れ て い な い 、 両 者 が 協 力 す る 目 的

.

分 野

.

実 施 方 法 が 具 体 化 さ れ な い 、

N G O .P O

に と っ て の 窓 口 が 複 数 あ り 、 省 內 で の 担 当 部 局 が 統 一 さ れ て い な い な ど の 問 題 が 顕 在 化 し た 。 医 療 保 健 分 野 で は 、

D O H

の 実 施 能 力 に 限 界 が あ る と 明 ら か に な っ た た め 、 農 村 に お け る 保 健 衛 生 に か か わ る 業 務 を 遂 行 す る う え で 、 そ の 多 く が

N G O

に 依 存 せ ざ る え な い 状 況 が 発 生 した。

DENR

が 実 施 す る 事 業 へ

NGO . P 0

が 参 加 す る に あ た っ て は 、一 定 の 専 門 性 や 財 政 基 盤 を 有 す る 組 織 の み が 連 携 可 能 と い う 指 摘 も あ り 、

DENR

は 各 地 の 出 先 機 関 を 通 じ て

NGO . P 0

の 能 力 強 化 に 取 り 組 む 必 要 性 が 発 生 し て い る 226。

N G O

セ ク タ 一 の リ ー ダ ー の 一 人 で あ る キ イ ゾ ン は 、 こ れ ら の 課 題 の 根 本 に あ る は 、

関 連 政 策 が 適 切 に 実 行 さ れ て い な い こ と が 関 係 し て い る と 述 べ て い る 。 例 え ば 、 農 地 改 革 に つ い て は 、 現 在 も 私 有 地 の 分 配 を 地 主 や 地 主 出 身 の 国 会 議 員 が 強 硬 に 反 対 し て い る 。 ま た 、漁 業 法 の 制 定 か ら

1 4

年 が 過 ぎ た 現 在 も 、多 く の 自 治 体 が 自 治 体 管 轄 水 域 を 確 定 で き な い 状 態 に あ る 。 先 住 民 族 に は 、 対 象 と さ れ る

6 0 0

万 へ ク タ ー ル の う ち 、

2 0 0

万 に つ い て は 先 住 民 族 の 権 利 が 認 め ら れ た も の の 、こ れ ら の 多 く は 国 有 地 で あ り 、

Asian Coalition for Agrarian Reform and Rural Development (ANGOC).1994. Peoples Participation Programme in Rural Development in the Philippines. FAOs Partnership with NGOs in Project Formation. People’ s Participation 6. Rome, Italy: Food and Agriculture Organization of the United Nations, p. 9.

226 Ibid., p. 33.

そ れ 以 降 は 目 立 っ た 進 埗 が な い の が 実 情 で あ る

227

ADB

は 、両 者 の 連 携 に つ い て 、政 府 側 に は 、煩 雑 な 手 続 き の 軽 減 、 担 当 者 に よ る

N G O

に 対 す る 理 解 度 向 上 、 資 金 提 供 業 務 の 遅 延 な ど の 課 題 が あ る と 示 唆 し て い る の に 対 し 、

N G O

に つ い て は 、 専 門 性 (特 に 経 済

.

財 政 分 野

)

、文 書 管 理 能 力 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 な ど の 欠 如 を 問 題 視 し て い る

228

キ ィ ゾ ン は 、過 去

2 0

年 間 に 渡 っ て 、フ ィ リ ピ ン の

N G 0

は 以 下

4

つ の 分 野 で 政 府 に 対 す る 働 き か け を 行 っ て き た と 総 括 し て い る 。 第

1

は 資 産 改 革

(A s e t r e f o r m

)。 社 会 正

義 と い う 大 義 の 下 で 、 社 会 的 弱 者 が 土 地 、 水 、 住 居 、 森 林 、 資 源 な ど に 対 し て 平 等 に ア ク セ ス す る 権 利 を 求 め る も の が 対 象 で あ っ た 。 第

2

は 、 政 府 の 透 明 性 • ア カ ウ ン タ ピ リ テ ィ 向 上 、腐 敗 防 止 と い っ た ガ バ ナ ン ス 改 革 へ の 取 り 組 み を 挙 げ て い る 。 第

3

貧 困 削 減 、 第

4

は 環 境 保 護

管 理 と 続 く

229

。 農 村 開 発 に 取 り 組 む

N G 0

の 主 要 な ネ ッ ト ワ ー ク で あ る

PHILDHARRA

は 、

D A R

と と も に 、

N G 0

D A R

の 連 携 に つ い て 評 価 を 行 っ て お り 、 そ れ が 効 果 的 に 機 能 す る た め の 要 因 と し て 、

1

) 現 場 の 業 務 の 実 施 過 程 で 実 施 能 力 の 高 い

N G 0

が か か わ っ て い る 、

2 )

現 場 の

N G 0

あ る い は

N G 0

ネ ッ ト ワ ー ク が 、 国 レ ベ ル の ネ ッ ト ワ ー ク と 有 機 的 に リ ン ク し て い る 、

3 ) D A R

や 自 治 体 側 に

N G 0

と連携

す る 意 思 を 持 っ た 職 員 が 存 在 す る 、な ど を 挙 げ て い る

238

。 ま た 、

ADB

は 、具 体 的 な 実 務 に 従 事 す る に あ た り 、 両 者 が 事 業 の 必 要 性 を 等 し く 認 識 し 、 共 通 の 目 標 に 向 か っ て 共 に 連 携 す る こ と に 合 意 し て い る こ と が 重 要 な 鍵 に な る と 指 摘 し て い る 。 そ の 上 で 、 政

2 2 7アントニオ. キィゾン氏(ANG0C事務局長)2 0 1 281 2日に書面インタビューを実施。

228 Asian Development Bank. 1999. A Study of NG0~Philippines. M an ila, th e P h ilip p in e s Asian Development Bank, pp. 48-49.

2 2 9アントニオキ ィ ゾ ン 氏 (ANGOC事務局長)へ201281 2日に書面インタビューを実施。

230 A sia n C o a lit io n f o r A g ra ria n Reform and R u ra l Development (ANGOC). 1994. Peoples Participation Programme in Rural Development in the Philippines. FAOs Partnership with NGOs in Project Formation. People,s Participation 6. Rome, I t a l y Food and A g r ic u ltu r e O rg a n iz a tio n o f th e U n ite d N a tio n s, p . 16.

府 と

NGO

の 連 携 が 成 功 す る 要 因 と し て 、

1 )

ネ ッ ト ワ ー ク 化 さ れ た 強 い

NG0 • P 0

の 存

在 、

2 )

双 方 で 連 携 を 必 要 と す る 共 通 認 識 が 存 在 し 、 そ れ を 実 現 し よ う と す る 姿 勢 が み ら れ る こ と 、

3 )

政 府 内 部 の 高 官 が 両 者 に 連 携 に 理 解 を 示 し 、 協 力 的 で あ る こ と を 挙 げ て い る

231

。 キ ィ ゾ ン は 今 後 の 改 善 策 と し て 、 関 係 省 庁 ト ッ プ の 意 識 改 革 、 各 省 庁 に よ る 予 算 執 行 に か か わ る 外 部 か ら の 監 視 体 制 強 化 、 中 央 か ら の 権 限 移 譲 を 挙 げ て い 232

レ ド 前 內 務 自 治 長 官 は 、

N G 0

の 将 来 の 役 割 や ガ パ ナ ン ス へ の 参 加 に つ い て 、 「過 去

2 0

年 の 間 で 、効 果 的 に 機 能 し た 場 合 も あ れ ば 、そ う で な い 場 合 も あ っ た 。 しかし重 要 で あ る の は 、試 行 錯 誤 し な が ら も 確 実 に 前 進 し て こ と で あ る 。 住 民 参 加 に は 波 が あ る の で 、 そ の 時 々 の 外 的 環 境 (政 権 と の 距 離

.

関 係 な ど ) や 内 的 環 境 (組 織 • ネ ッ ト 内 で の リ ー ダ ー シ ッ プ の 特 徴 ) に よ っ て 左 右 さ れ て し ま う 。

N G 0

に と っ て

重 要 な の は 、 各 一 の 問 題 意 識 や 意 向 を ど の よ う に 把 握 し 、 そ れ ら を 政 府 へ い か に 効 果 的 に 伝 え て い く か と い う こ と で あ る 。 近 年 、

N G 0

の 参 加 は サ ー ビ ス 提 供 や 事 業 実 施 に 留 ま ら ず 、 政 策 立 案 に ま で 及 ん で 今 後 は 、 特 定 の 課 題 や 一 に か か わ る ス ポ ッ ト で の 提 言 で は な く 、 例 え ば 国 家 予 算 を ど う 組 む か と い っ た 、 よ り

的 な 見 地 か ら の 知 的 貢 献 が 求 め ら れ て 。 」 2 3 3 。

5-3. N G 0による政治システムへの参加:その存在意義と正当性

こ れ ま で

N G 0

が 政 治 参 加 す る う え で の 法 制 度 や 政 府 と の 連 携 の 仕 組 み 、

231 Asian Development Bank. 1999. A Study of NGO-Phi1ippines. Manila, the Philippines

Asian Development Bank, p. 50.

232

アントニオ

キ ィ ゾ ン 氏 (

ANGOC

事務局長)へ

2012

8

月に籌面インタビューを実施。

233 2012

8

9

日にロブレド内務

0

治 長 官 (当時)にインタビューを実施。

ドキュメント内 政 治 シ ス テ ム へ の NGO の 参 加 と (ページ 135-200)

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