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ドキュメント内 デジタル動画像処理 (ページ 186-200)

取り込み 転送

転送 取り込み

図A.13

レーム),色(白黒/カラー)の設定もここでできるようになっている。システムや状況に 合わせて各項目を設定し,OKボタンをクリックすると完了する。ここで設定した内容はシ ステムに記憶されるようになっているので起動のたびに設定する必要はないが,最初に起 動したときはボードタイプを実際のハードウエアと合わせておかなければならない。

(3)画像の取り込み

画像を取り込むことが本システムの中心的な機能である。メインメニューで取り込みを クリックすると,図A.17のダイアログボックスが表示される。

位置(サイズ)は,切り出す画面範囲を指定する。切り出す画面は四角形とし,その範囲 の左上座標(位置)と縦横の長さ(サイズ)で指定する。上と左のスライドバーで位置を,

右と下のスライドバーでサイズを調節する。それぞれのスライドバーの中にある四角のボ タンをドラッグすると値を大きく変更できる。またそれぞれのスライドバーの両端に付い ている▲のボタンをクリックすると細かく調節できる。このときTVモニタにはTVカメ ラからの映像が表示され,それに重ねて切り出す範囲が枠として表示されるようになって いる。画面全体は,フレームモードでは512×512画素,フィールドモードでは256×256画 素なので,切り出す画面範囲の数値はこの範囲内である。

間隔(速度)は,画面単位での取り込み間隔である。ビデオ信号の1フレームの時間(1/30 秒=33.3ms)を1として指定する。テキストボックス内に直接数値を書き込むか,横に付い た小さな▲のボタンをクリックして値を増減する。テキストボックスの下に,ms 単位で取 り込みの時間間隔が表示される。

枚数は取り込み画面数である。間隔(速度)と同じように,テキストボックス内に直接数 値を書き込むか,横に付いた小さな▲のボタンをクリックして値を増減する。

フレームモードは,画面モードをフィールドにするかフレームにするか切り換える。また,

カラーモードは,白黒かカラーかを切り換えるが,当然カラーはカラー対応の画像入出力ボ ードのみ有効である。これら2つの項目は,メインメニューのボード設定でも行える。

ここまでの 5 項目のうち必要な項目の設定を変更し,これを有効にするには設定確定ボ タンをクリックする。このとき主メモリに必要なサイズのバッファメモリを確保する。本シ ステムは主メモリをバッファメモリとして使用し,一時的に取り込んだ全画像データをバ ッファメモリに置く。従って,画像データより大きな主メモリの容量が必要である。主メモ リをチェックして,十分な大きさのバッファメモリが確保できないときは警告メッセージ が表示される。

設定保存のボタンは,現在の設定をシステムに記憶する。設定読込ボタンは,前回システ ムに記憶した設定値を読み出す。ある目的では,取り込む画像の設定値はいつも同じことも あるであろう。このようなときこの機能を使うと,毎回設定する必要がない。なお,ここで 記憶した設定値は,システムの起動時に自動的に読み込まれる。変更取消ボタンは,全ての 設定値を取り込みダイアログボックスが表示されたときの値に戻す。

画像の取り込み開始は,連続取込と手動取込の2つのボタンがある。連続取込では,上で 設定した値で自動的に全画像データを取り込む。通常の取り込みではこちらを使用する。こ こで,取り込む画面のサイズと間隔の値によっては,エラーメッセージが表示されることが ある。ほとんどの場合,取り込む画像のサイズが多すぎて,フレームメモリからバッファメ モリへの転送が追いつかないときに発生する。これはハード的な性能からくる制限で,後で 詳しく述べる。このような場合,取り込む画面サイズを小さくするか,間隔を大きくする。

手動取込では,間隔(速度)の設定値は無視され,このボタンをクリックするごとに1画面 取り込まれる。映像を見ながら,ある特定の場面を取り込む時に使用する。なお,取り込み 中,ESCキーで中止することができる。

終了ボタンで取り込みを終わり,メインメニューに戻る。

(4) 表示

バッファメモリにある画像データを,画像入出力ボードを通してTVモニタに表示する 機能である。メインメニューの表示をクリックすると,図A.18のようなダイアログボック スが表示される。上部の画像パラメータ欄に取り込んだときの設定値が表示されているが,

この設定値を一部変更して表示する機能がある。取り込んだときと異なる速度にしたり,画 像データの全フレームでなくある範囲だけ表示することができる。

設定欄の間隔(速度)は,画面の表示間隔を指定する。初期値は画像を取り込んだときの 値である。初期値より小さくすると早送りのようになり,大きくするとゆっくりになる。範 囲は,表示する範囲を画面の番号(フレーム)で指定する。初期値は全体を表示するような 範囲指定になっている。スタートの値を大きくすると途中から表示を開始し,エンドを小さ くすると途中で終わる。

開始ボタンをクリックすると表示を開始し,動く映像としてTVモニタに表示される。ま た,開始ボタンを使わずに,ステップの小さな▲をクリックすると,1画面ずつ進めたり戻 したりできる。なお,動画表示はESCキーで中止できる。

標準設定ボタンは,設定欄の各項目の値を初期値(画像を取り込んだときの値)に戻す。

終了ボタンは,表示を終わりメインメニューに戻る。

当然であるが,バッファメモリに画像データが入っていないと表示されない。 (2)の取り 込みを行うか,(5)の読み出しを行うかで,バッファメモリに画像データを入れる。

(5)保存と読み出し

バッファメモリに取り込んだ画像データをディスクに保存したり,逆にディスクに保存 した画像データをバッファメモリに読み出す機能である。メインメニューのファイルをク リックすると,図A.19のようなプルダウンメニューが現れる。

画像データをディスクに保存する場合,プルダウンメニューの保存を選択する。すると図 A.20 のようなダイアログボックスが表示される。上部の画像パラメータ欄には,画像を取

り込んだときの設定値が表示されている。中央部の範囲(フレーム)欄は,保存する範囲を 画面番号で指定する。初期値は全範囲になっている。これは,いつ起こるかわからない現象 を取り込むような場合に便利な機能である。このような場合,早めに取り込みを開始して長 めに取り込んでおく。そして取り込んだあと表示して必要な範囲を選び,ディスクに保存す るようにする。標準設定ボタンは,範囲を初期値(画像を取り込んだときの値)に戻す。キ ャンセルボタンは,保存を中止する。OKボタンをクリックすると,さらに図A.21のよう なダイアログボックスが表示される。これはファイル名を付けて保存する時の Windows 標 準のダイアログボックスである。ファイル名の欄に適当な名前を打ち込み,OK ボタンをク リックする。なお,本システムではファイル名の拡張子は prm(Parameters:パラメータ)

と決められているので,それ以外を指定しても無効である。また他のWindowsプログラムと 同様,すでにあるファイルに上書きすることもできる。

画像データをディスクから読み出す場合,プルダウンメニューの読み出しを選択する。す ると図A.22のようなダイアログボックスが表示される。これはファイルを開く時のWindows 標準の形式で,拡張子prm のファイルだけ表示されるようになっている。他のWindows プ ログラムと同じ要領で,読み込むファイルを選択する。画像データは,主メモリに確保した バッファメモリに全て読み込む。メモリ容量をチェックし,十分なバッファメモリが確保で きないときはエラーメッセージを表示し読み込みを中止する。

プルダウンメニュー(図A.19)にはもう1つ保存(BMP)がある。これは,そのときにTV モニタに表示されている画面(フレームメモリにある画像データ)をWindows標準の画像フ ァイル形式である BMP 形式で保存するものである。従ってこれは動画ではなく1枚の静止 画である。BMP形式で保存すれば,Windows上の色々な画像ツールで処理することができる。

プルダウンメニューの終了はメインメニューの終了と同じで,画像取り込みシステムを 終了する。

(6)ボード制御

画像入出力ボードにコマンドを送り,直接制御する機能である。ボードの動作チェックを 行うためのもので,基本的なものしかない。

メインメニューのボード制御をクリックすると図A.23のようなダイアログボックスが表 示される。スルーは,TVカメラからのビデオ信号をそのままTVモニタに表示する。ホー ルドは,その瞬間のビデオ信号をフレームメモリに取り込み,それをTVモニタに表示する。

クリアは,フレームメモリをクリアする(0を書きこむ)。TVモニタは真っ黒になる。ボ ード設定は,メインメニューのボード設定と同じである。終了でメインメニューに戻る。

(7)情報

当初はシステム開発時のデバッグ用として作成したものでいくつかの情報を表示するが,

通常の使用時にも有用なものもあるのでそのままにしてある。情報の表示場所は,起動時の

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