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LC-II 蛋⽩の発現量

オートファゴゾームマーカーである LC3-II 蛋⽩発現の程度を

図 16

に⽰す。

MI/SVR 後早期の LC3-II 蛋⽩発現量は MI/sham 後早期と⽐べて有意に低値であっ た。⼀⽅、遠隔期の LC3-II 発現量は MI/SVR 群で早期と⽐して有意に⾼値であった が、MI/sham 群では同定度であった。MI/SVR+3-MA 群遠隔期の LC3-II 発現量は MI/SVR 後遠隔期より有意に低値であった。

図16. 左室形成術後早期と遠隔期におけるLC3-II 蛋⽩発現

(A) 代表的なウェスタンブロットのバンドと(B) 標準化したバンドの解析を示す。

箱の上縁は上位四分位点、下縁は下位四分位点を示し、中間の水平線は中央値を示す。

箱ひげの上下のヒゲは外れ値以外の最大値と最小値を示す。P値はBonferroni法で調整した。

* p < 0.05, ** p < 0.01; # p < 0.05, ## p < 0.01 vs. 2日後犠牲死群。

LC3, 微小管関連タンパク質1A / 1B-軽鎖3; 3-MA, 3-メチルアデニン; MI, 心筋梗塞; SVR, 左室

形成術。

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4 組織学的検査

⼼筋細胞⾯積と⼼筋線維化率を

図 17

に⽰す。

MI/SVR 後遠隔期の⼼筋細胞⾯積は MI/SVR 後早期に⽐して有意に⾼値であった が、MI/sham 後遠隔期と⽐較すると有意に低値であった。⼀⽅、MI/SVR + 3-MA 群 の遠隔期の細胞⾯積は MI/SVR 後遠隔期よりも有意に⾼値であり、MI/sham 後遠隔 期と同程度であった。

⼼筋線維化率は MI 施⾏群(MI/sham 群、MI/SVR 群、MI/SVR + 3-MA 群)にお いて早期でも遠隔期でも各群間に有意差を認めなかった。⼀⽅、MI/SVR 後遠隔期で は MI/SVR 後早期と⽐較して有意に低値であった。

図 17. ⼼筋細胞⾯積と⼼筋線維化

(A) 左室中隔⼼筋のヘマトキシリン・エオジン染⾊と(B) 各群の⼼筋細胞⾯積 (C) 左室中隔⼼筋のマッソン・トリクローム染⾊と(D) 各群の⼼筋線維化 (A)と(C)のスケールバーは 50μm

箱の上縁は上位四分位点、下縁は下位四分位点を⽰し、中間の⽔平線は中央値を⽰す。

箱ひげの上下のヒゲは外れ値以外の最⼤値と最⼩値を⽰す。P 値は Bonferroni 法で調整した。

* p < 0.05, ** p < 0.01; # p < 0.05, ## p < 0.01 vs. 2 ⽇後犠牲死群。

3-MA, 3-メチルアデニン; MI, ⼼筋梗塞;SVR, 左室形成術。

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5 MCH 遺伝⼦発現

αMHC と βMHC の遺伝⼦発現量の⽐(α/βMHC ⽐)を

図 18

に⽰す。

MI/SVR+3-MA 群の α/βMHC ⽐は sham 群、MI/sham 群と⽐べて有意に⼩さかっ た。

図 18. 左室形成術後遠隔期の α/βMHC ⽐

箱の上縁は上位四分位点、下縁は下位四分位点を⽰し、中間の⽔平線は中央値を⽰す。

箱ひげの上下のヒゲは外れ値以外の最⼤値と最⼩値を⽰す。 P 値は Bonferroni 法で調整した。

* p < 0.05。 3-MA, 3-メチルアデニン; MHC, ミオシン重鎖; MI, ⼼筋梗塞;SVR, 左室形成術。

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6 左室形成術後早期と遠隔期の体重と⼼臓と肺の重量

表 2

に左室形成術後早期と遠隔期の体重および⼼臓と肺の重量を⽰す。

術後遠隔期の肺重量/体重⽐は MI/sham 群と MI/SVR + 3-MA 群において sham 群 と⽐べて有意に⾼値であったが、MI/SVR 群では sham 群と差を認めなかった。

表 2. 左室形成術後早期と遠隔期の体重と⼼臓と肺の重量

数値は中央値 (第⼀四分位-第三四分位)。 P 値は Bonferroni 法で調整した。

*p<0.05, ** p<0.01 vs sham; # p<0.05, ## p<0.01 vs 2 ⽇後犠牲死群。

NA, not applicable; 3-MA, 3-メチルアデニン; MI, ⼼筋梗塞; SVR, 左室形成術。

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考察

1 本研究で得られた新知⾒

1) SVR 術後の左室サイズとオートファジー活性の間には相関関係が認められた。

2) オートファジーは SVR 術後遠隔期の左室再拡⼤(リモデリング進⾏)に対して抑 制的に作⽤していた。

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