第 2 章 Java によるプログラミングの実際とグラフィクス 23
2.3 Java の変数定義と演算・制御構造
実習
プログラミング言語としての
Java
の基本について解説します。C
言語 などをお手本に設計されていますから,それほど違和感なく飲み込んで 頂けると思います。大まかな部分が理解できたらプログラム例を使って 内容を確認していきます。2.3.1
変数と型多くのコンピュータ言語と同様に,データを表現するためには変数を用います。また,
数値には整数・実数の区別(型)があり,それぞれ使い分けます。
変数の型宣言
型をまったく用いない(ひとつの型しかない)プログラミング言語や,変数の宣言をし なくても自動的に型が決まる(暗黙の型宣言)ようなプログラミング言語も存在しますが,
Java
では,明示的に型宣言する必要があります。実際に使用する(値を代入したり,参照 したりする)以前であれば,どのタイミングでも宣言が可能です。基本のパターンは,
型名 変数名【
,
変数名...
】;
となります。変数名の後ろに 「
=
定数および互換性のある式表現」 を追加すると,宣言 とともに値を代入することも可能です(いわゆる初期値設定)。数値以外のデータ,すなわち文字列やオブジェクト(後述する
GUI
部品など)も同様の 形で定義して使用しますが,型名の代わりにクラス名を用いることになります。配列
配列の定義も,もちろん行なえます。配列の添字は次元ごとにブラケット
[ ]
で括りま す。添字の基底値は常に0
ですから注意してください。2.3.2
制御構造これも,多くのコンピュータ言語と同様に,条件分岐・反復処理を表現するための構文 が備わっています。
2.3. Java
の変数定義と演算・制御構造31
条件分岐予約語
if
とelse
を用います。条件式の表記は,C
言語流です。特に,等しいかどうか を判断する比較演算子は==
と等号2
個を用いるので注意が必要です。その他多重の分岐を表現するための
switch
〜case ...
の構文もあります。反復表現
予約語
for
やwhile
,do
を使った構文が用意されています。これらも,C
言語流の使 い方になります。2.3.3
練習では,前節と同様の手順で,
sample02.java
を使って制御構文や変数の扱い方の練習を してみましょう。前節の作業が終ったら,いったんエディタや
Web
ブラウザを閉じて(コマンドプロン プトはそのままでいい),改めてsample02.java
をエディタで呼び出しましょう。とりあ えずは元のプログラムがうまく動作することを確認して,以下のような改変をしてみてく ださい。線の形を変える
線の形を決めている部分をプログラムから読みとって,適当な形に変えてみてください。
線の数を変える
線の数を決めている部分をプログラムから読みとって,適当な数に変えてみてください。
線の数を増やす時は,色の変更部分にも気を配りましょう。
平行移動の幅を変える
平行移動の幅を決めている部分をプログラムから読みとって,幅を変えたり,線の順番 によって移動幅が変化するようにしてみてください。
2重の反復処理に拡張する
垂直方向にだけ平行移動させていますが,水平方向にも移動させたり,格子状になるよ うに
2
重ループを構成してみてください。ここでちょっと休憩
33
ドキュメント内
progj-text.dvi
(ページ 30-33)