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マネジメント地球環境保全のために社会の発展に貢献するために
規格を用意しています。
JNP®は、その優れた特 性で2011年に日本金属 学会の「第34回技術開 発賞」を受賞しています。
ハイブリッド車などのモータに採用
高加工性高強度鋼板を「JEFORMA®」としてシリーズ化 JFEスチールは、国内業界で初めて、自動車部品用の 高い加工性を有する高強度鋼板を「JEFORMAR」(JFE Excellent FORMAbility)としてシリーズ化しました。
燃費や車体の安全性向上のため高強度化が求められる 自動車用鋼板は高強度化すると加工性が下がり、適用 可能な部品が制限される場合もあります。そこで、適 用する部品の形状や加工方法に応じた最適な鋼板を提 供すべく、各強度グレード・加工性において開発を進 め、ラインナップを揃えました。例えば、センターピ ラー部品の下部が袋形状の厳しい張出し成形でも、開 発商品の980GAType1(高El型)では良好にプレス 成形ができます。
また、世界最高強度1470MPa級冷延ハイテンは、
冷間加工によるエネルギーロス削減と鋼板製造・製品 使用時のCO₂削減効果が高く評価され、「第13回エコ プロダクツ大賞」の経済産業大臣賞を受賞しました。
地球環境に優しい高効率溶銑脱硫技術
鋼材の高機能化ニーズに対応するため、鋼材中の硫 黄濃度を低減する必要があり、製鉄プロセスにおける 負荷が増加しています。JFEスチールは、鋼材中の硫 黄を低減する溶銑脱硫プロセスにおいて①石灰投射法 と②スラグホットリサイクル法を開発しました。これ らの技術により、石灰系脱硫剤と溶銑中硫黄との反 応効率が向上し、脱硫剤、脱硫スラグ、鉄製造エネル ギーを低減しています。
脱硫剤 脱硫剤
自由落下 搬送ガスにより投射
凝集粒小さく 反応効率向上 凝集粒大きく
未反応多い
従来法 石灰投射法
溶銑
省資源型高耐熱ステンレス鋼「JFE-TF1」
燃費向上等環境対応のため、エキゾーストマニ フォールド等の自動車高温排気系部品には、800℃を 超える高耐熱が必要です。従来、耐熱性向上のためモ リブデン(Mo)を多量に添加したステンレスを使用し ていましたが、レアメタルのMoは高価なためMoレ スへの転換が求められていました。JFEスチールは、
銅やアルミなどの元素を活用することで、Moを添加 することなくMo添加鋼と同等以上の高耐熱を実現し た「JFE-TF1」を開発し、「環境に優しい自動車づく りに貢献する省資源型高耐熱ステンレス鋼」として
「2015年ものづくり日本大賞」の経済産業大臣賞を 受賞しました。
電磁鋼板「JNPⓇシリーズ」
CO₂排出量削減に貢献するハイブリッド自動車や 電気自動車。その中核部品であるモータに採用されて いるのが、無方向性電磁鋼板JNP®シリーズです。
モータの鉄心材料として使用される無方向性電磁鋼 板は、鉄損が低いほどモータ効率が向上し、磁束密度 が高いほどトルクが向上します。モータのハイパワー 化と高効率化を可能にするJNP®シリーズは、高磁束 密度・低鉄損を特徴とし、従来商品より同一鉄損で の磁束密度をさらに向上させることに成功しました。
またモータ用途に応じて鉄損レベルの異なる種々の
JFEスチール
自動車のセンターピラー部品 張出し成形割れ
従来商品 980GAType1
(高El型)
マネジメント地球環境保全のために社会の発展に貢献するために
※ 研究名「山下公園前 海域における水質 浄化能力の回復に 向けた生物生息環 境の改善手法」に関 する共同研究
マリンストーン30
(粒径10〜30mm)
溶鋼
スラブ
熱電発電ユニット
コンディショナパワー
既存配電
JFEエンジニアリング JFEスチール
排熱を利用した熱電発電技術実証試験
熱電発電技術は異なる金属または半導体に温度差を 設けると電圧が発生する「ゼーベック効果」を利用 して熱から電気を生み出すクリーンな発電技術です。
JFEスチールでは製鉄所の未利用排熱の有効活用の一 貫として、2013年3月に東日本製鉄所(京浜地区)の 連続鋳造設備に熱電発電システムを適用し、スラブ
(鋼塊)から放出されるふく射熱から10kW級の発電 の実証試験を世界で初めて成功させ、現在、実用化に 向けて発電コストの削減に取り組んでいます。
「マリンストーン®」を用いた海域環境改善技術 JFEスチールは、横浜市と横浜市山下公園前海域に て「マリンストーン®」をはじめとする鉄鋼スラグ製品 を活用した共同研究※を実施しています。製品設置後 の調査では、当社の鉄鋼スラグ製品が生物付着基盤や 海域環境改善材として有効に機能していることが確認 されました。当社はこの「マリンストーン®」を用いた 海域環境改善技術の功績により、「2016年(第26回)
日経地球環境技術賞」の「優秀賞」を受賞しました。
食品リサイクルへの取り組み
JFEエンジニアリンググループは、JR東日本グルー プと共同で「Jバイオフードリサイクル」を設立し、バ イオガス化による食品リサイクル事業を2018年8月 より開始します。
1日あたり80tの食品廃棄物を微生物により発酵さ せ、発生するメタンガスを燃料にして発電を行う、バ イオガス発電施設を横浜市内に建設し、発電した電 力を、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を 活用して、JFEエンジニアリンググループの新電力会 社であるアーバンエナジーに売電します。バイオガ ス発電施設の出力は1,800kW、年間想定発電量は約 11,000MWh(一般家庭の約3,000世帯分)です。
JFEエンジニアリングが施設の設計・建設を行い、
JFE環境が食品製造業等から発生する食品廃棄物の収 集・運搬を行います。
JR東日本と東日本環境アクセスは、本事業へ参画す ることにより、JR東日本グループが運営する駅ビル・
エキナカ等から発生する食品廃棄物のリサイクルを効 率的に推進します。
LNG利用拡大への取り組み
LNG(液化天然ガス)は、燃焼時に発生するCO₂・
NOxなどの温暖化ガスや大気汚染物質の発生が石炭 や石油より少なく、環境に優しい燃料です。JFEエン ジニアリングは、LNG基地やガスパイプラインの建 設を通じて、LNGの利用拡大に貢献しています。
バイオガス発電施設(2018年稼動予定) 完成予想CG 連続鋳造設備への熱電発電システム設置イメージ
ガスエンジン
ガスホルダー
発酵槽 処理棟
マネジメント地球環境保全のために社会の発展に貢献するために
バイオマス燃料
動植物などの生物資源(バイオマス)を燃料とする バイオマス発電は、カーボンニュートラルな再生可能 エネルギーであり、廃棄処分されていた物を資源とし て再生利用できるなどのメリットがあります。
バイオマス燃料の一つであるパーム種子の殻 PKS
(Palm Kernel Shell 通称:ヤシガラ)はパーム油の 製造過程で生じる副産物であり、油を抽出した殻は本 来、廃棄物(一部現地で燃料として使用)ですが、石炭 の7割程度の発熱量をもっています。
JFE商事は、このPKSに注目し、2010年、 マレーシ アに日本の商社では初となるPKSの集荷ヤードを設 置しました。2013年には、集荷ヤードの運営会社を 現地に設立して供給体制を強化。保管施設の整備、異 物除去など、PKSの品質管理にも力を入れています。
高まる需要に対しては、新たにインドネシアに技術指 導による提携ヤードを設けるなど、より一層の安定供 給を図っています。
屋根付きヤード
パーム種子の殻である ヤシガラ(Palm Kernel Shell)
篩設備、磁選機
ヤシガラの船積み
JFE商事
BOG再液化システム
LNGは-162℃以下で液化された天然ガスであり、
LNG基地では外部の熱により一部が蒸発してガス化 することが避けられません。これらのガスをBOG
(ボイルオフガス)とよび、エネルギー有効利用などの 観点から、BOGを再液化して利用しています。
従来はガスを再液化するために多くの電力を必要 としていましたが、JFEエンジニアリングは東邦ガス
(株)と共同で、独自のミキサーを用いてLNGに直接 BOGを混合し再液化するシステムを開発し、再液化 システムの大幅な小型化、省エネ化、およびメンテナ ンスフリー化を実現しました。
LNG再出荷設備
JFEエンジニアリングは、既存のLNG基地から LNG船への再出荷を可能にする、国内最大級のLNG 再出荷設備を建設しました。従来のパイプラインによ る天然ガス供給機能に加えて、LNGの供給基地とし ても機能することが可能となり、既存の基地の有効活 用や、LNG調達コストの低減に寄与しています。
袖師LNG基地
BOGミキサー 長さ約3m、外径約0.3m
従来型 新型
従来タイプの約1/50の サイズとなります。
超小型化
マネジメント地球環境保全のために社会の発展に貢献するために