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育種場保存聞の年輪幅 (mm) 容積密度数および年輪幅に関する育種場保存園

と清川採種園の関係 図与3-7

清川採種園の年輪幅 (mm) 容積密度数および年輪幅に関する清川採種園

と育種場採種園の関係 図3-3-6

n クローン数,

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.危険率 1% 水準で有意。

n クローン数,

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.危険率 1% 水準で有意,

*危険率 5% 水準で有意。

北海道における針葉樹造林木の材質異変および育種に関する基礎的研究 -145 一

表与与7 2 ヵ所の採種園の容積密度数と年輪幅測定結果 および分散分析結果

項目 測定結果

清川採種園 育種場採種間 分散分析結果

要因 自由麗

採種圏

1

クローン 10

交互作用 10

誤差 (34)

容積密度数 年輪幅 (kg/m3) (mm)

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測定結果は平均値を示す。

**:危険率 1%水準で有意。

材質育種を推進するには,基礎的な材質や諸形質に関する情報の蓄積が求められ,また,優良種苗の供給および 普及のためには採種園の改良に当たり,材質を考慮、した不良クローンの除去および優良な採種木の選定が必要で、

ある。アカエゾマツ精英樹クローンは成長形質と容積密度数に関する遺伝的変異が大きいことが示唆されたが,産 地問変異および造林樹種としての適応性に関する基礎的情報の蓄積が重要で、ある。また精英樹家系について,樹高,

胸高直径および生存率の家系間差に関する報告(飯塚ら, 1999b) は見られるが,材質に関する情報はない。今後,

精英樹家系の材質特性 諸形質における母樹と子供家系の関係および狭義の遺伝率を把握することが必要である。

3.4 要旨

採種園に植栽されている精英樹クローンを供試して,樹高,胸高直径,クローネ径および容積密度数に関して調 査した。その結果は 以下のとおりである。

(1) 30 年生までの樹高胸高直径およびクローンの年次相関および形質問の相関係数は,比較的高い値を示した。

6 ヵ所の採種園における 25 年生の平均反復率は,胸高直径で 0.52 ,樹高で 0.4 4 を示し,胸高直径は,樹高より再 現性が高いことが示唆される。

(2) 容積密度数の反復率は辺縁部で 0.80 ,樹心部で 0.71 を示し,年輪幅は辺縁部で 0.4 7 ,樹心部で 0.56 を示した。

また, 2 ヵ所の採種園に共通したクローンの辺縁部の反復率は容積密度数で 0.70 ,年輪幅で 0.68 といずれも高い 値を示した。特に,容積密度数の反復率は高い値を示し,年輪幅より再現性が高いことが示唆される。

(3) 遠隔地に植栽された共通クローンの樹高,胸高直径および容積密度数の関係については,採種園間で共通クロー ンの間に有意な正の相関が認められた。さらに,保存園と採種間にも有意な正の相関が示された。

このことから,アカエゾマツ精英樹クローンについては,育種場の保存園における樹高,胸高直径および容積 密度数の調査結果が,遠隔地にある共通クローンの相対的な評価に有効で、あることが示唆される。

‑146‑ 林木育種センター研究報告 第 18 号

第 4 節 産地別の実生の成長および容積密度数

4.1 はじめに

アカエゾマツの諸形質の産地問変異に関しては,苗高と雪ぐされの羅病率(丸岡ら 1972) 苗高と子葉数(丸岡・

栄花, 1975; 丸岡ら, 1973) ,苗高と開葉時期(岡田, 1975) ,樹齢 15 年と 20 年の樹高(栄花ら, 1988) ,材質形質 (飯塚ら, 1994b) ,土壌母材を異にした産地試験(工藤ら, 1998; 門松ら, 1999) などの報告がある。これらの結果 から,アカエゾマツの諸形質について,産地問変異のあることが示された。現在 アカエゾマツの種苗配布区域は 北海道全域であるが林木育種の推進には諸形質の産地問変異を明らかにして地域に適応した種苗の配布区域 を定める必要がある。

本節では,アカエゾマツの成長および材質を対象に,産地問,地理的変異および環境適応性を検討した。産地問 変異を検討するに当たり,生育環境の異なる産地(地域)からの供試サンプルによる調査では個体間および産地 問の変異が環境によるものか,遺伝的なものか判断できない。表現形質の遺伝的な変異を明らかにするためには,環 境効果を分離できる試験地における調査が必要で、ある(生方ら 1999) 。そこで,樹高 胸高直径および生存率で 3 ヵ所,容積密度数で 1 ヵ所について,産地別に植栽された試験地で調査を行い,それぞれの産地の標高,土壌母 材および脊梁山脈で区分した東西地域における産地問差と地域変異を検討した。また試験地は一般造林地と同様 な植栽方法と保育を行っていることから,アカエゾマツ実生の人工造林木の成長に関する基礎的な情報を得ること ができるため,成長特性に加えて生存率も調査した。

4.2 材料と方法 4•2.1 成長調査

成長調査を行った 3 ヵ所および、材質調査を行った l ヵ所の産地試験地(以下「試験地j とする。)じついて,産 地(採種林分)の標高および土壌母材を表 3-4・1 に 産地および試験地の位置を図与4・1 に示した。産地の標高は弟 子屈の 14印n から富良野の1. 14伽n 産地の土壌母材は蛇紋岩安山岩および石英粗面岩 また試験地の標高は遠 軽の 12伽n から足寄の 430m である。それぞれの試験地における産地ごとの植栽木は同ーの採種林分の種子を起源 としているが,母樹は必ずしも共通していない。林齢 19 年および 21 年における樹高,胸高直径および生存率を対 象に, 1999 年 5 月および 10 月に調査を行った。それぞれの試験地では,これまで間伐は行われていない。

苫小枚試験地は, 1 産地につき平均 20 母樹(母樹数 7‑29 個体)の種子を混合して育苗した苗木を, 1 プロッ トにつき 50 本植栽し この 2 反復から成る乱塊法で設計された。樹高と胸高直径の調査は苫小牧試験地では 1 プ ロット当たり任意の 30 個体で合計 1.200 個体を調査した。足寄と白滝試験地では 1 産地につき 3 -10 母樹の家 系を用い,母樹別にプロットを設定した。足寄試験地は, 1 プロットにつき 40 本植栽の 3 反復 白滝試験地は, 1

プロットにつき 30 本植栽の 2 反復の乱塊法で設計され足寄試験地で 3.000 個体白滝試験地で 2.160 個体の全個体 を調査対象とした。生存率は,調査時点、における植栽本数に対する生存率の比率とした。各試験地における樹高,胸 高直径および生存率の産地問差については,苫小牧試験では,プロットの平均値をデータとした 2 元分類による分 散分析(明石, 1988) で,足寄と白滝試験地では,枝分れ分類による分散分析に基づいて,それぞれプロットの平 均値をデータからの産地問と産地内家系聞の平均平方の比(奥野 1978) で検討した。

一 147‑ 北海道における針葉樹造林木の材質異変および管種に関する纂礎的研究

産地(採種林分)の襟高と土壌母林および試験地の概要 生

設叢週垂 遠軽 (120) 表3-4 -1

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12 5

1978 1979 2.500 2.000

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土壊母材 蛇紋岩 蛇紋岩 蛇紋岩 安山務 総紋岩 安山岩 安 III 岩 石英粗面岩 石英籾箇岩 安山岩 安山岩 安山岩 安山岩 安山活 居室地名

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設定年度(年) 植栽本数{本 /ha)

各獄験地の下段の( )内の数字 i氏獄験地の線高 (m) を示す。

遠軽獄験地の足寄産には,標高 810m の他に,標高 780m の林分から の穂子を含む。

0: 諒重量地に設定されている産地を示す。

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~量地

・綜験地

曹育審同定足M0・〈

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