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ISS の組み立て完了とスペースシャトルの引退までの計画 (1) 宇宙機関長会議( Head of Agency : HOA )での合意事項

ドキュメント内 STS-121 ミッション解説資料 表紙 (ページ 76-84)

ITVC

予定されていた 3 回目の船外活動の中で除去が行われました。

4 シャトル/ISSの将来計画

4.1 ISS の組み立て完了とスペースシャトルの引退までの計画 (1) 宇宙機関長会議( Head of Agency : HOA )での合意事項

2006 年 3 月 2 日に、 ISS 参加国の宇宙機関の長が集まる宇宙機関長会議が行われ、

ISS 組み立てまでの計画とスペースシャトルの今後について、以下のことが合意され ました。

- ISS の組立て完了は 2010 年までに行う。

-ISS の組立て完了までに 18 回のシャトルミッションを行い、その後シャトルは 引退となる。 ( 18 回の中にはハッブル宇宙望遠鏡のサービスミッション 1 回を含 まない)

-ESA のコロンバスモジュールの打ち上げは 7 回目の飛行、 「きぼう」日本実験棟 の打ち上げは、 2007 年の 8 回目、 2008 年の 9 回目と 12 回目の飛行でそれぞれ 行われる。

- ISS の長期滞在クルーは、 2009 年に 6 人体制とする。

(2) ISS 滞在クルー

ISS の滞在クルーは 2009 年に 6 人体制となる予定であり、それまでに生命維持シ ステムの増強と緊急帰還機であるソユーズ宇宙船の追加が行われる予定です。

(3) スペースシャトルの今後と後継機

スペースシャトル・プログラムが 2010 年に終了するまでに 17 回の飛行が残って いますが、このうちアトランティス号は 2008 年の飛行を終えると引退となり、残り のミッションは、ディスカバリー号とエンデバー号で行われます。なお、アトランテ ィス号は、残りの 2 機をプログラム終了まで安全に飛行されるための予備部品の供給 用として使われます。

また、スペースシャトルの後継機として、 CEV ( Crew Exploration Vehicle )の開 発が進められています。しかし、 CEV は遅くとも 2014 年には利用可能になる予定で 開発が進められており、スペースシャトルの引退から CEV の登場までには数年かか ることから、その間の米国の有人飛行能力のブランク期間を出来るだけなくすための 対策が検討されています。

対策の一つは、 CEV の実用化を 2 年ほど前倒しで開発を加速すること、もう一つ は ISS への物資の補給・回収や宇宙飛行士の交替のための飛行を民間企業に委託する ことです。このため COTS(Commercial Orbital Transportation Services)プログラム が進められており、 2010 年には商業輸送サービスが開始される予定で、現在競争入 札が行われています。

4-1

4.2 「きぼう」日本実験棟の打上げ

「きぼう」日本実験棟は、3 回に分けて打上げが行われます。2007 年の 8 回目に 船内保管室が、 2008 年の 9 回目に船内実験室とロボットアーム、同 12 回目に船外実 験プラットフォームと船外パレットが、それぞれスペースシャトルで打上げられ、 ISS に取り付けられる予定です。

このうち、 2007 年予定の船内保管室打上げでは、 JAXA の土井隆雄宇宙飛行士が スペースシャトルに搭乗することが決定しています。また、土井宇宙飛行士を支援す るクルーサポートアストロノート(搭乗者支援宇宙飛行士)として山崎直子宇宙飛行 士が決定しています。

4-2

付録1-1

付録1

シャトルの外部燃料タンク (ET) の説明図

(2006年6月版: 本資料は全てNASA等から一般公開されている図・写真を基に作成)

付録1-2

ET/オービタ前方結合部

ET/

オービタ後方結合部

(2箇所)

ET/SRB後方結合部

(2箇所に各3個の結合機構)

ET/SRB

前方結合部

(2

箇所

) ET/

地上からの配管 結合部

External Tank(ET)の構造結合部

1 ET

の結合機構

(

:Lockheed Martin

HP

より

)

付録1-3

インタータンク

液体酸素

PAL ランプ (STS-121

から廃止

)

オービタへの液体酸素供給配管

(LO2Feedline)

バイポッド・ストラット

(オービタとの前方結合部)

LH2 PAL

ランプ

(STS-121

から廃止

)

液体酸素加圧配管、

ケーブルトレイ バイポッドランプ

(STS-114

から廃止

)

液体水素 (LH2) タンク

液体酸素供給配管

(オービタとの後方結合部)

酸素ベントバルブ

(射点のみで使用)

前方

SRB

固定部

液体水素タンクの加圧配管

(

手前の細い配管

)

液体水素供給配管

(オービタとの後方結合部)

液体酸素 (LO2) タンク

後方

SRB

固定部

液体酸素供給ラインのベローズ部

(3

箇所:図

8

を参照

)

液体酸素タンクの

Ice/Frost

ランプ

(計12個)

液体水素タンク・インタータンク・

フランジ

(液体水素タンクとインタータンク

間の接合部)

PAL(Protuberance Airload)ランプ:突起

部による気流の乱れを整流する成形部

2 ET

の構造

(NASA

公開資料を基に補足

) LH2 PAL ランプ

注:

ETで合計34個ある氷の付着防止用

のIce/Frostランプの形状は、STS-115以降

に改良が行われる予定(図5を参照)。

付録1-4

図3 STS-114で打ち上げ127秒後にETから脱落した断熱材の写真

(写真:NASAHPより)

Ice/Frostランプからの剥離 (L+154.8secに発生)

重量0.1ポンド (約45g)

拡大写真

PAL ランプからの大きな剥離 (L+127.1secに発生)

重量0.9-1.0ポンド (約450g)

付録1-5

図4 STS-114前後で改良されたETの写真

(写真:Lockheed Martin社HPより)

注:白っぽい部分は断熱材の

施行をやり直した部分である。

この断熱材は、時間が経つと 酸化して褐色に変色する。

STS-121 用にさらに PAL ランプを削除した ET-119 (2006年2月)

STS-114 で使われた ET-121( バイポッドランプ を外す等の改造が行われた )

(2005年3月)

付録1-6

図5 Ice/Frostランプの改良方針

(写真:NASAの報告書より)

写真:現在のIce/Frostランプ

初期的な改良方針:現状の設計から、断熱材の量を半分程度にまで減らす

( 3 ~ 4 フライト後の ET での採用を目指す)

長期的な改良方針:熱伝導性の低い金属 ( チタンなど ) を使い、断熱材の使用を止める

( 6 フライト以降の ET への採用を目指す)

付録1-7 インタータンク

(タンク間構造部)

ドキュメント内 STS-121 ミッション解説資料 表紙 (ページ 76-84)