IPP対応プリンタの場合、IPPを使用しての出力も可能です。
①「2.4.1. (1)ネットワークプリンタの場合」の②~④に従い、「プリンターを追加ウィザード」を起動 します。「導入」画面にて、「次 >」をクリックします(図 2-57 参照)。
②「Printer Type Selection」画面が表示されます(図 2-69 参照)。「Other print system」に チェックを入れ、「ネットワークプリンターw/IPP」を選択します。「次 >」をクリックします。
図 2-69 「Printer Type Selection」画面
55
③「IPP Printer Information」画面が表示されます(図2-70参照)。一覧にプリンタが表示され ていない場合は、「Scan」をクリックして一覧を取得します。一覧から IPP 対応プリンタを選択し、
「次 >」をクリックします。
④「2.4.1. (1)ネットワークプリンタの場合」の⑦~⑪に従い、設定します。
図 2-70 「IPP Printer Information」画面
3 . プリンタモデルの設定方法
プリンタモデルの設定方法の概要を記述します。
(1)プリンタモデルの構成
・ ppdファイル
・ フィルタ
・ データ変換プログラム(必要時)
データ変換 プログラム フィルタ
PPDファイル
(2)プリンタモデルの設定方法
①データ変換プログラムを用意します。(必要時)
フィルタから呼び出されるプログラムで、印刷したいデータをプリンタ言語に変換するプログラ ムを用意します。
(例)
”/usr/local/bin/gsf”という標準入力・標準出力のデータ変換用プログラムを作成した とします。
②フィルタを用意します。
ppd ファイルから呼び出されるプログラム、またはデータ変換プログラムを呼び出すスクリプト を作成します。
(例)
“/usr/lib/cups/filter”配下に”/usr/local/bin/gsf”を呼ぶスクリプトを作成します。
#!/bin/sh
/bin/cat - | /usr/local/bin/gsf “$5”
図3-1 フィルタファイルの例
フィルタにオプションがある場合には、
“lpr -oxxx …” で “-o”オプション指定にてフィルタに引渡しすることができます。
その際のフィルタ引取りargmentは、”$5” で受け取ることができます。
57
③ppdファイルを作成します。
印刷マネージャのメニューで「プリンタモデル選択」時に選択可能と一覧表示されるように、専 用のppdファイルを作成します。
・ ppdファイルの作成
他のppdファイルをコピーしたり、エディタで編集します。
(例)
gsを使用して、PostScriptから、NPDL言語へ変換する”gsf”フィルタを使用する際の ppdファイル例。(NEC-NES-ps2np-cups.ppd)
尚、以下の記述は、「NEC-MultiWriter-npdl-cups.ppd.gz」を元に記述してあります。
*PPD-Adobe: "4.3"
*%
*% You may save this file as 'NEC-MultiWriter-npdl-cups.ppd'
*%
*FormatVersion: "4.3"
*FileVersion: "1.1"
*LanguageVersion: English
*LanguageEncoding: ISOLatin1
*PCFileName: "COM.PPD"
*Manufacturer: "NEC" ← “製造者”
*Product: "NESNPDL"
*cupsVersion: 1.0
*cupsManualCopies: True
*cupsModelNumber: 2
*cupsFilter: "application/vnd.cups-postscript 0 gsf"← 使用するフィルタ
*ModelName: "MultiWriter" ← モデル名
*ShortNickName: "MultiWriter"
*NickName: "NEC MultiWriter, gs + npdl" ← ニックネーム
*PSVersion: "(3010.000) 550"
*PSVersion: "(3010.000) 651"
*PSVersion: "(3010.000) 652"
*LanguageLevel: "3"
*ColorDevice: True
*DefaultColorSpace: RGB
*FileSystem: False
:
:
図3-2 NEC-NES-ps2np-cups.ppd ファイル例
・ppdファイルを圧縮(gz形式)します。
> gzip NEC-NES-ps2np-cups.ppd
・ppdファイルを準備します。
“/usr/share/cups/model/foomatic”配下に、“製造者”ごとのディレクトリが存在します。
上記例では、製造者“NEC”としているので、”NEC”配下に圧縮済のppdファイルを置きます。