次に、
IP
ルーティングをイネーブルにする例を示します。Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# ip routing Switch(config-router)# end
次の作業
ここで、選択したルーティング プロトコルのパラメータを設定できます。具体的な手順は次のと おりです。
IP ユニキャスト ルーティングの設定
IP ルーティングのイネーブル化の例
• RIP
• OSPF,
• EIGRP
•
ユニキャストReverse Path Forwarding
•
プロトコル独立機能(任意)RIP 情報
RIP
は、小規模な同種ネットワーク間で使用するために作成されたInterior Gateway Protocol(IGP)
です。
RIP
は、ブロードキャスト ユーザ データグラム プロトコル(UDP
)データ パケットを使 用してルーティング情報を交換するディスタンスベクトル ルーティング プロトコルです。 この プロトコルはRFC 1058
に文書化されています。RIP
の詳細については、『IP Routing Fundamentals
』(Cisco Press刊)を参照してください。
RIP
はIP Lite
でサポートされています。(注)
スイッチは
RIP
を使用し、30
秒ごとにルーティング情報アップデート(アドバタイズメント)を 送信します。180
秒以上を経過しても別のルータからアップデートがルータに届かない場合、該 当するルータから送られたルートは使用不能としてマークされます。240
秒後もまだ更新がない 場合、ルータは更新のないルータのルーティング テーブル エントリをすべて削除します。RIP
では、各ルートの値を評価するためにホップ カウントが使用されます。 ホップ カウントは、ルート内で経由されるルータ数です。 直接接続されているネットワークのホップ カウントは
0
で す。ホップ カウントが16
のネットワークに到達できません。 このように範囲(0~15)が狭い
ため、RIP
は大規模ネットワークには適していません。ルータにデフォルトのネットワーク パスが設定されている場合、
RIP
はルータを疑似ネットワーク
0.0.0.0
にリンクするルートをアドバタイズします。0.0.0.0
ネットワークは存在しません。RIPはデフォルトのルーティング機能を実行するためのネットワークとして、このネットワークを処 理します。 デフォルト ネットワークが
RIP
によって取得された場合、またはルータが最終ゲート ウェイで、RIP
がデフォルト メトリックによって設定されている場合、スイッチはデフォルト ネットワークをアドバタイズします。RIPは指定されたネットワーク内のインターフェイスにアッ
プデートを送信します。 インターフェイスのネットワークを指定しなければ、RIP
のアップデー ト中にアドバタイズされません。サマリー アドレスおよびスプリット ホライズン
ブロードキャストタイプの
IP
ネットワークに接続され、ディスタンスベクトル ルーティング プ ロトコルを使用するルータでは、通常ルーティングループの発生を抑えるために、スプリットホ ライズン メカニズムが使用されます。 スプリット ホライズンは、ルートに関する情報の発信元 であるインターフェイス上の、ルータによって、その情報がアドバタイズされないようにします。IP ユニキャスト ルーティングの設定 RIP 情報
この機能を使用すると、通常の場合は複数のルータ間通信が最適化されます(特にリンクが壊れ ている場合)。
RIP の設定方法
RIP のデフォルト設定
表 7:RIP のデフォルト設定
デフォルト設定 機能
イネーブル 自動サマリー
ディセーブル デフォルト情報送信元
自動メトリック変換(組み込み)
デフォルト メトリック
認証なし
認証モード:クリア テキスト
IP RIP
認証キーチェーンディセーブル
IP RIP
の起動メディアにより異なる
IP
スプリット ホライズン
未定義
Neighbor
指定なし ネットワーク
ディセーブル オフセット リスト
0
ミリ秒 出力遅延•
更新:30秒•
無効:180
秒•
ホールドダウン:180
秒•
フラッシュ:240秒 タイマー基準イネーブル アップデート送信元の検
証
IP ユニキャスト ルーティングの設定
RIP の設定方法
デフォルト設定 機能
RIP
バージョン1
およびバージョン2
パケットを受信し、バージョン1
パケットを送信します。Version
基本的な RIP パラメータの設定
RIP
を設定するには、ネットワークに対してRIP
ルーティングをイネーブルにします。他のパラ メータを設定することもできます。 スイッチでは、ネットワーク番号を設定するまでRIP
コン フィギュレーション コマンドは無視されます。手順の詳細
目的 コマンドまたはアクション
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
configure terminal
例:
Switch# configure terminal
ステップ 1
IP
ルーティングをイネーブルにします。 (IP
ルーティングがディ セーブルになっている場合だけ、必須です)。ip routing
例:
Switch(config)# ip routing
ステップ 2