4. 端末側の設定方法
4.2. IEEE802.1X認証 Windows Vistaの設定方法
4.2.1. EAP-TLS方式の設定方法
IEEE802.1X認証のEAP-TLS方式では、ユーザ証明書およびサーバ証明書によって認証を行ないます。
証明書を用いる認証は、端末を認証ネットワークに接続する前に、証明書をインストールする必要があ ります。証明書の取得方法は、CA局のサーバにより異なります。
以下の解説では、ユーザ証明書と、サーバ証明書の検証に必要なCA証明書が、あらかじめ端末にイ ンストールされている事を前提としています。本ガイドでは、ユーザ証明書と CA 証明書を発行先
「user01」、発行者「example-DC-CA」としています。
(1) 証明書の確認方法
まず、証明書がインストールされているかどうかを確認します。各証明書の確認方法は、4.1.1(1)
で示すWindows XPの場合と同様です。
(2) EAP-TLS方式の設定手順
Windows Vistaの通信インタフェースに、EAP-TLS方式を用いたIEEE802.1X認証の設定方法を以下
に示します。
① 「スタート」→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」で「Wired AutoConfig」 を右クリックし、プロパティを選択する。次にスタートアップの種類を「自動」にして、サービス の開始ボタンをクリックする。
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② 「スタート」→「設定」→「ネットワーク接続」で該当のローカルエリア接続を右クリックし、プ ロパティを選択する。次に認証タブを開き、「IEEE802.1X認証を有効にする」をチェックし、ネッ トワーク認証方法に「スマートカードまたはその他の証明書」を選択する。最後に「設定」をクリ ックする。
③ スマートカードまたはその他の証明書のプロパティ画面にて、接続のための認証方法に「このコン ピュータの証明書を使う」を選択する。次に「サーバーの証明書を検証する」にチェックし、信頼 されたルート証明機関から「example-DC-CA」をチェックする。最後に「OK」をクリックして画 面を閉じる。
(3) 注意事項
EAP-TLS方式の設定における注意事項を以下に示します。
1.③の「サーバーの証明書を検証する」のチェックを外すと、ユーザ証明書のみでの認証を実施 することができます。ただし、セキュリティレベルは低くなります。
2.端末にユーザ証明書が複数インストールされている場合は、認証ネットワーク接続時に選択画 面が表示されますので、そこでユーザ証明書を選択して下さい。
4.2.2. EAP-PEAP方式の設定方法
Windows VistaのEAP-PEAP方式の設定方法は、Windows XPとほぼ同様となっています。
本ガイドでは、PEAP-MSCHAPv2にてサプリカントのWindowsログオン名とパスワード及びドメイ ン名を自動的に使用するオプションを構成します。これにより、ユーザがユーザ ID およびパスワード を入力する必要の無いSSO(Single Sign-On)を構成する事ができます。
以下の解説では、サーバ証明書の検証に必要なCA証明書が、発行者「example-DC-CA」としてあら かじめクライアント端末にインストールされている事を前提としています。
(1) EAP-PEAP方式の設定手順
Windows Vistaの通信インタフェースに、EAP-PEAP方式を用いたIEEE802.1X認証の設定方法を以
下に示します。
① 「スタート」→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」で「Wired AutoConfig」 を右クリックし、プロパティを選択する。次にスタートアップの種類を「自動」にして、サービス の開始ボタンをクリックする。
② 「スタート」→「設定」→「ネットワーク接続」で該当のローカルエリア接続を右クリックし、プ ロパティを選択する。次に認証タブを開き、「IEEE802.1X認証を有効にする」をチェックし、ネッ トワーク認証方法に「保護されたEAP(PEAP)」を選択する。最後に「設定」をクリックする。
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③ 保護されたEAPのプロパティ画面にて「サーバーの証明書を検証する」をチェックし、信頼された ルート証明機関の中から「example-DC-CA」をチェックする。次に、認証方法から「セキュリティ で保護されたパスワード(EAP-MSCHAPv2)」を選択し、「構成」をクリックする。
④ EAP MSCHAPv2のプロパティ画面にて「Windowsのログオン名とパスワード(およびドメインが
ある場合はドメイン)を自動的に使う」をチェックする。
「OK」をクリックして画面を閉じる。
(2) 注意事項
EAP-PEAP方式の設定における注意事項を以下に示します。
1.証明書を端末にインストールしなくても認証を実施する事ができます。その場合は③の「サー バーの証明書を検証する」チェックを外して下さい。ただし、サーバの証明書を検証せずに認 証を行うため、セキュリティのレベルは低くなります。
2.IEEE802.1X認証のIDおよびパスワードと、WindowsログオンのIDおよびパスワードが異なる場 合、または端末のログインユーザ名およびパスワードをそのまま使用しない場合は、④のチェ ックを外して下さい。デフォルトではチェックされていますので注意して下さい。
3.EAP-PEAP方式では、認証ネットワーク接続時にユーザ名、パスワードおよびアカウントの入 力が要求されます。Windowsドメイン参加していない場合、アカウントの入力は省略できます。
4.②の画面において、「このネットワークへの次回接続時のために、ユーザー情報をキャッシュす る」をチェックした場合、ユーザ名およびパスワードはキャッシュされ、次回からの接続では
入力不用となります。
5.接続ユーザを変更したい場合は、②の「このネットワークへの次回接続時のために、ユーザー 情報をキャッシュする」のチェックを一旦外して再入力を行って下さい。
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