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HiRDB Staticizer Option【UNIX 版限定】

ドキュメント内 HiRDB Version 10 解説 (ページ 55-59)

前書き 2 変更内容 6

2.1  HiRDB の付加 PP

2.1.2  HiRDB Staticizer Option【UNIX 版限定】

HiRDB Staticizer Option を導入すると,インナレプリカ機能が使用できるようになり,ノンストップサー ビスに対応したデータベースシステムを構築できます。

(1) インナレプリカ機能とは

24 時間 365 日ノンストップでオンライン業務を実行していると,データベースのメンテナンス処理(デー タベースの再編成,データロード,バックアップの取得など)を実施する時間がなくなってしまいます。

また,オンライン業務中に,集計・分析処理用のデータマートを作成すると,追加・更新データの抽出が オンライン業務のレスポンスを低下させることがあります。このような状況に対応するためにインナレプ リカ機能を提供しています。

2. HiRDB の付加 PP 及び関連製品との連携

ミラーリング機能を持つディスクシステムやソフトウェアを使用して,マスタのデータベースをコピーし たレプリカのデータベースを作成します。オンライン業務はレプリカのデータベースを使用し,データベー スのメンテナンス処理,又はデータマートの作成処理はマスタのデータベースを使用します。このように,

インナレプリカ機能を使用すると,オンライン業務とそのほかの処理(データベースのメンテナンス処理,

データマート作成処理)を並行して実施できます。

インナレプリカ機能の概要を次の図に示します。インナレプリカ機能の詳細,及び前提となる製品につい ては,マニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option」を参照してください。

図 2‒1 インナレプリカ機能の概要

(2) インナレプリカ機能の適用例

インナレプリカ機能の適用例を次に示します。

(a) データベースの再編成

インナレプリカ機能を使用すると,データベースの再編成中にデータベースを参照及び更新できます。こ れを更新可能なオンライン再編成といいます。インナレプリカ機能を使用しないと,再編成中のデータベー スを参照及び更新できません。また,業務処理をレプリカのデータベースで実行するため,オンライン業 務に対する影響を最小限に抑えられます。インナレプリカ機能を使用したデータベースの再編成を次の図 に示します。

2. HiRDB の付加 PP 及び関連製品との連携

図 2‒2 インナレプリカ機能を使用したデータベースの再編成

〔説明〕

マスタのデータベースに対してデータベース再編成ユティリティ(pdrorg コマンド)でデータベース を再編成し,レプリカのデータベースはオンライン業務に使用します。

再編成を行う前にデータベースの静止化及びカレントデータベースの切り替えを行います。この間は データベースを参照及び更新できません。カレントデータベースを切り替えた後,マスタのデータベー スに対して再編成を実行し,レプリカのデータベースをオンライン業務に使用します。再編成が終了し た後に,レプリカのデータベースのシステムログを入力情報にして再編成中に行われた更新処理をマス タのデータベースに反映します。これを追い付き反映処理といいます。

2. HiRDB の付加 PP 及び関連製品との連携

(b) バックアップの取得

インナレプリカ機能を使用すると,バックアップの取得中にデータベースを参照及び更新できます。イン ナレプリカ機能を使用したバックアップの取得を次の図に示します。

図 2‒3 インナレプリカ機能を使用したバックアップの取得

〔説明〕

レプリカのデータベースを使用してバックアップを取得します。バックアップの取得中はマスタのデー タベースを参照及び更新できます。マスタのデータベースに障害が発生した場合は,レプリカのデータ ベースのバックアップを使用してマスタのデータベースを回復できます。

(c) データマートの作成

インナレプリカ機能を使用すると,レプリカのデータベースから分析業務に使用するデータマートを作成 できます。このため,オンライン業務と分析業務を同時に実行できます。インナレプリカ機能を使用した データマートの作成を次の図に示します。

2. HiRDB の付加 PP 及び関連製品との連携

図 2‒4 インナレプリカ機能を使用したデータマートの作成

〔説明〕

オンライン業務中に,レプリカのデータベースからデータの集計,分析処理用のデータマートを作成で きます。多彩な視点から分析するにはデータマートのデータ量が増加して,データマートの作成に時間 が掛かります。インナレプリカ機能を使用すれば,オンライン業務と並行してデータマートを作成でき るため,時間,オンライン業務への負荷などを意識しないで作成できます。

ドキュメント内 HiRDB Version 10 解説 (ページ 55-59)