前書き 2 変更内容 6
1.1 HiRDB の特長
1.1.1 HiRDB システムの概要
HiRDB はクライアント/サーバシステムのネットワーク環境で使用します。データベースを配置するサー バ側システムを
HiRDB サーバ,UAP を開発及び実行するクライアント側システムを HiRDB クライアン トといいます。また,HiRDB サーバと HiRDB クライアントをまとめて HiRDB システムといいます。
HiRDB システムの構成を次の図に示します。
図 1‒1 HiRDB システムの構成
1. 概要
(1) HiRDB サーバ
HiRDB サーバには,HiRDB/シングルサーバと
HiRDB/パラレルサーバがあります。システム形態又は業
務内容に合わせてどちらかを選択してください。HiRDB サーバの稼働プラットフォームは次のどれかにな ります。• HP-UX
• AIX
• Linux
• Windows
(a) HiRDB/シングルサーバ
HiRDB/シングルサーバは 1 台のサーバマシンでデータベースシステムを構築するときに使用します。処 理性能が安定しており,運用も HiRDB/パラレルサーバに比べてシンプルであるため,小中規模のデータ ベースを構築するのに適したシステムです。
(b) HiRDB/パラレルサーバ
HiRDB/パラレルサーバを使用すると,複数のサーバマシンを一つのデータベースシステムとして構築で き,一つの表を複数のサーバマシンに分割して格納できます。検索処理を各サーバで並行して実行できる ため,処理性能を向上できます。また,大量データの追加又は更新や,データベースのバックアップも並 列に処理できるので,データベースが大規模化しても性能を維持できます。
マシン性能を十分に活用できる Shared Nothing 方式を採用しているので,データ量の増加に対しても サーバ台数を増やすことで安定した性能を維持できます。また,ソートやジョインなどの負荷の掛かる処 理は空いている別のサーバへ処理を代行させて,特定のサーバへの負荷が集中しないようにバランスの取 れた並列処理を実現しています。
(2) HiRDB クライアント
HiRDB クライアントには
HiRDB/Developer's Kit
とHiRDB/Run Time
があります。HiRDB クライアン トの稼働プラットフォームは次のどれかになります。• HP-UX
• AIX
• Linux
• Windows
(a) HiRDB/Developer's Kit
HiRDB/Developer's Kit は,UAP の開発(プリプロセス,コンパイル及びリンケージ)及び実行に必要 なプログラムです。UAP の開発言語には,C,C++,COBOL85,OOCOBOL,COBOL 2002,及び Java(SQLJ)を使用できます。
1. 概要
なお,HiRDB サーバには HiRDB/Developer's Kit の機能が含まれています。したがって,HiRDB サー バで UAP を開発及び実行する場合は HiRDB/Developer's Kit は不要ですが,クライアント上で UAP を 開発及び実行する場合は必要になります。
(b) HiRDB/Run Time
HiRDB/Run Time は,作成した UAP を実行するだけのランタイムプログラムです。HiRDB/Run Time では,UAP の開発(プリプロセス,コンパイル及びリンケージ)はできません。UAP の実行だけができ ます。
(c) HiRDB クライアントから XDM/RD E2 への接続
HiRDB クライアントで XDM/RD E2 のデータベースにアクセスする UAP の開発及び実行ができます。
その UAP を使用して HiRDB クライアントから XDM/RD E2 のデータベースにアクセスできます。これ を
XDM/RD E2 接続機能といいます。XDM/RD E2 接続機能の概要を次の図に示します。
図 1‒2 XDM/RD E2 接続機能の概要
〔説明〕
XDM/RD E2 接続機能を使用すると,HiRDB クライアント下で実行する UAP から XDM/RD E2 の データベースを直接アクセスできます。
PC 上の UAP で ODBC 関数などを使用すれば XDM/RD E2 にアクセスできますが,適用言語の制限 などがあります。XDM/RD E2 接続機能を使用すると,UAP 中に SQL を直接記述できるため,多様 な処理ができるようになり,UAP の開発効率も向上します。
XDM/RD E2 接続機能については,マニュアル「HiRDB XDM/RD E2 接続機能」を参照してください。
1. 概要