慢性肺疾患のスクリーニング: – 年齢が40歳以上か
– これまでに10箱・年を超える喫煙をしているか 次に呼吸症状の有無を確認:
– 次のいずれかの症状が定常的にあるか: 1)軽い坂道を上るときまたは平坦な地面を急いで歩くときの息切れ、2)咳嗽および/または喀痰、3)喘鳴
3つすべての質問に対する回答が「はい」 軽度運動時または安静時 に息切れがあるか「はい」
「いいえ」
毎年、質問を繰り返す
肺活量測定による気流制限の有無を評価 気管支拡張薬投与後の
FEV1/FVC < 0.70 特に肺高血圧症を含むCVD併発のリスクの有無を包括的に評価
気管支拡張薬投与後のFEV1/FVC> 0.70であるが、肺容積減少および/
またはCO拡散能検査値の変化 COPDと診断
構 造 変 化 の 有 無 の確認および/ま たは 呼 吸 器 専 門 家 の 紹 介 の た め
胸部CTを検討(iii)
症状/増悪リスクを評価(i)
併存慢性疾患を 評価(ii)
COPDの治療(iv)
気管支拡張薬 単剤
症状持続 喘息なし
頻繁な増悪 および/ または喘息
LAMA または
LAMA/LABA LAMA または
LABA/ICS
症状/ 増悪持続
症状/ 増悪持続
LAMA + LABA + ICS コントロール欠如の
継続
コントロール欠如の 継続 ロフルミラスト またはマクロラ イド系薬を追加
LABA: 長時間作用型β2作動薬 LAMA: 長時間作用型ムスカリン拮抗薬 ICS: コルチコステロイド吸入薬
i mMRCに よ る 呼 吸 困 難 の 評 価( https://www.verywell.com/guidelines-for-the-mmrc-dyspnea-scale-914740)を参照、またはCAT™による症状評価
(http://www.catestonline.org/)および増悪歴(入院歴を含む)の評価を参照
ii COPD自体に、 体重減少、 栄養異常および骨格筋機能障害などの顕著な肺外
(全身性)作用あり iii 専門家の意見に基づく
iv 各薬物治療は個別化し、 症状の重症度、 増悪リスク、 有害事象、 併存疾患、
薬剤の利用可能性および費用ならびに各陽性者の反応、 嗜好および各ドラッグ デリバリー装置の使用能力を参考に実施する
吸入器の使用テクニックを定期的に評価する必要あり
経口糖コルチコステロイドの長期使用のCOPDに対するベネフィットを示すエ ビデンスはない。 肺炎のリスクがあることおよびLABA/ICSと比べてLABA/
LAMAの方が優れていることが証明されていることから、ICSのLABAへの追 加は、頻繁な増悪および/または喘息の既往がある陽性者またはLAMA/LABA 併用で十分なコントロールが得られない陽性者のみに推奨する。糖コルチコイド 吸入薬とブーストしたARTレジメンは併用しない。コルチコステロイドとARV 薬の薬物相互作用を参照のこと。インフルエンザおよび肺炎球菌ワクチン接種 は呼吸器感染の割合を減少させる。ワクチン接種を参照のこと
3つの救命介入:
1. 禁煙
2. 安静時がSpO2≦ 88%(またはPaO2≦55 mmHg)で安定している(無増悪)
場合、慢性的な酸素供給
3. 急性高二酸化炭素血症呼吸不全陽性者では非侵襲的換気(NIV)
記号用例
↑ 気管支拡張薬の曝露が増加する可能性あり
↓ 気管支拡張薬の曝露が減少する可能性あり
↔ 有意な相互作用なし
D ARV薬の曝露が減少する可能性あり E ARV薬の曝露が増加する可能性あり ATV/c ATVとCOBIの同時処方(300/150 mg qd) DRV/c DRVとCOBIの同時処方(800/150 mg qd) a 両剤とも QT 間隔を延長させる可能性あり b ECG モニタリングを推奨
c RTV 100 mg bid 作用単独で活性代謝物の濃度が増加するが、副腎機能 には有意な相互作用なし。ただし、慎重を期し、コルチコステロイドの 用量はできるだけ低用量とし、コルチコステロイドの副作用の有無をモ ニタリングする
d 曝露は最大2倍まで増加してもよいが、インダカテロールの安全性デー タに基づき、このような増加により、いかなる懸念も生じない場合に限 る
ICS コルチコステロイド吸入薬 LABA 長時間作用型β2作動薬 LAMA 長時間作用型ムスカリン拮抗薬 MX メチルキサンチン
PD4 ホスホジエステラーゼ4阻害剤 SABA 短時間作用型β2作動薬 SAMA 短時間作用型ムスカリン拮抗薬
色別用例
臨床的に意義のある相互作用は予想されない 併用禁忌
臨床的に重要な相互作用の可能性あり。追加モニタリング、用量また は投与時間の調節を要する
弱い相互作用の可能性あり。追加措置/モニタリングまたは用量調節が 必要となる可能性は低い
コメント
その他の薬物相互作用、より詳細な薬物動態学的相互作用、および用量調節について はhttp://www.hiv-druginteractions.org(リバプール大学)を参照のこと。
注)Part IIの21ページに同表を掲載。
気管支拡張薬 ATV/c ATV/r DRV/c DRV/r LPV/r EFV ETV NVP RPV MVC DTG EVG/c RAL ABC FTC 3TC TAF TDF ZDV
LAMA
アクリジニウム臭化物 ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ グリコピロニウム臭化物 ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ チオトロピウム臭化物 ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ウメクリジニウム臭化物 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
SAMA イプラトロピウム ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
LABA
ホルモテロール ↔a ↔a ↔ ↔ ↔a ↔ ↔ ↔ ↔a ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ インダカテロール ↑d ↑d ↑d ↑d ↑d ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
オロダテロール ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
サルメテロール ↑b ↑b ↑b ↑b ↑b ↓ ↓ ↓ ↔a ↔ ↔ ↑b ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
ビランテロール ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
SABA
サルブタモール
(アルブテロール) ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
MX
アミノフィリン ↔ ↓ ↔ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
テオフィリン ↔ ↓ ↔ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
PDE4 ロフルミラスト ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
ICS
ベクロメタゾン ↑c ↑c ↑?c ↓11% ↑c ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↑c ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
ブデソニド ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
フルチカゾン ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
気管支拡張薬( COPD 用)と ARV 薬の薬物相互作用
注)記号用例
↑ 肺高血圧症治療薬の曝露が増加する可能性あり
↓ 肺高血圧症治療薬の曝露が減少する可能性あり
↔ 有意な相互作用なし
D ARV薬の曝露が減少する可能性あり E ARV薬の曝露が増加する可能性あり ATV/c ATVとCOBIの同時処方(300/150 mg qd) DRV/c DRVとCOBIの同時処方(800/150 mg qd)
a すでにPI/r、PI/cまたはEVG/cの治療を受けている陽性者においてボ センタンを開始する場合は、62.5 mgをqdまたは隔日投与。ボセンタ ンはPI/r、PI/cまたはEVG/cを開始する少なくとも36時間前に中止 し、62.5 mgをqdまたは隔日で10日以上投与した後に再開する b 肝毒性が増加する可能性あり
c 未変化体の曝露は増加、活性代謝物の曝露は不変 ERA エンドセリン受容体拮抗薬
IPr IP受容体作動薬 PA プロスタサイクリン誘導体 PDE5 ホスホジエステラーゼ5阻害剤
sGC 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬
色別用例
臨床的に意義のある相互作用は予想されない 併用禁忌
臨床的に重要な相互作用の可能性あり。追加モニタリング、用量また は投与時間の調節を要する
弱い相互作用の可能性あり。追加措置/モニタリングまたは用量調節が 必要となる可能性は低い
コメント
その他の薬物相互作用、より詳細な薬物動態学的相互作用、および用量調節について はhttp://www.hiv-druginteractions.org(リバプール大学)を参照のこと。
注)Part IIの25ページに同表を掲載。
肺高血圧症治療薬 ATV/c ATV/r DRV/c DRV/r LPV/r EFV ETV NVP RPV MVC DTG EVG/c RAL ABC FTC 3TC TAF TDF ZDV
ERA
アンブリセンタン ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ボセンタン ↑a ↑a ↑a ↑a ↑a ↓ ↓ ↓b D D D ↑a ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
マシテンタン ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
PDE5
シルデナフィル ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
タダラフィル ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
sGC リオシグアト ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↓ ↓ ↓ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔PA エポプロステノール ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
イロプロスト ↔ ↑ ↔ ↑ ↑ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔
トレプロスチニル ↔ ↑ ↔ ↑ ↑ ↑ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ IPr セレキシパグ ↔c ↔c ↔c ↔c ↔c ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔c ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔ ↔