第 3 章: HD Native Thunderbolt を接続・設定する
こ の 章 で は、H D N a t i v e T h u n d e r b o l tを コ ン ピューターに接続し、Avid HDオーディオ・イン ターフェイスをHD Native Thunderboltに接続す る方法について説明します。
HD Native Thunderbolt
をコンピューターに接続する
HD Native Thunderboltをコンピューターに接続するには:
1 コンピューターの電源がオフになっていること を確認します。
2 付属 のThunderboltケ ー ブル の 一 端 を、コン ピューターのThunderboltポートに接続します。
3 ケーブルのもう一端をHD Native Thunderbolt 背面のThunderboltポートに接続します。
4 コンピューターを起動します。
HD Native ThunderboltはThunderboltバスによ り駆動するため、追加電源は必要ありません。し かし、状況によっては、HD Native Thunderbolt に直接電源を供給する必要がある場合もありま す。そのような場合、DC電源アダプター(別売)
をHD Native Thunderboltに接続することができ ます。
オーディオ・インターフェイスを接続する
各Avid HDオーディオ・インターフェイスは、さ
まざまな入出力オプションを提供します。たとえ ば、HD OMNIはPro Toolsシステムに最大8チャ ンネルの入出力を、HD I/Oは最大16チャンネル の入出力を、HD MADIは最大64チャンネルを提 供します。オーディオ・インターフェイスは、直 接HD Native Thunderboltに接続するか、別のHD オーディオ・インターフェイスの拡張ポートに接 続します。
HD Thunderboltは、最大64チ ャ ンネ ルの オー ディオ入出力に対応しています。64チャンネルの I/Oをすべて使用する場合、4台のHD I/OをHD Native Thunderboltに 接 続 し ま す。2台 の イ ン ターフェイスは直接DigiLink Miniポート1と2に 接続し、他の2台のインターフェイスはHDオー ディオ・インターフェイスの拡張ポートに接続し ます。
2本のDigiLink Miniケーブルを使ってHD Native Thunderboltに 接 続 し たHD MADIで は、全64 チャンネルのI/Oが使用できます。ただしこの場
合、HD MADIがシステム唯一のオーディオ・イ
ンターフェイスになります。
以下について詳しくは、『HD OMNIガイド』、『HD I/Oガイド』、『HD MADIガイド』をご参照ください。
• フロント・パネルとバック・パネルのコネク ターとインジケーター
• オプションの拡張I/Oカードのインストレー ション(HD I/Oのみ)
HDオーディオ・インターフェイスを接続するには:
1 HDオーディオ・インターフェイス(HD OMNI な ど)を 単 体 で 使 用 し て い る 場 合、付 属 の DigiLink Miniケーブルを使って、プライマリー・
ポ ー ト をHD Native ThunderboltのDigiLink Miniポート1に接続します。
2 以下のいずれかを行い、追加のオーディオ・イ ンターフェイスを接続します。
• DigiLink Miniケーブルを使って、2台目の インターフェイスのプライマリー・ポートを 1台目のインターフェイスの拡張ポートに接 続します。
または
• 2 台目のインターフェイスのプライマリー・
ポートをHD Native ThunderboltのDigiLink Miniポート2に接続します。
3 必要なLoop Sync接続を行います。
Loop Syncを接続する
2台以上のAvid HDオーディオ・インターフェイ ス、またはSYNC周辺機器を使用する場合は、機 器を正しく同期させるためにLoop Syncを接続す る必要があります。
Loop Syncを接続するには:
1 付属のBNCケーブルを使って、各インターフェ
イスのLoop Syncアウトプットを次のインター
フェイスのLoop Syncインプットに接続します。
2 最後のインターフェイスのLoop Syncアウト プットを1台目のインタ−フェイスまたはSYNC のLoop Syncインプットに接続します。
HD Native Thunderbolt HD OMNI
HD I/O
HD I/O
HD I/O
12フィート
DigiLink Miniケーブル
18インチDigiLink
Miniケーブル
Loop Sync ケーブル
第3章: HD Native Thunderboltを接続・設定する 35 最大I/O構成
HD Native Thunderboltは、以下のオーディオ・
インターフェイスの最大4台までの組み合わせに 対応します。
• HD OMNI(1つのHD Nativeシステムで1台 のHD OMNIにのみ対応)
• HD I/O(最大4台のHD I/Oを同時使用可)
• HD MADI(HD MADIの両方のDigiLinkポート がHD Native Thunderboltの両方のDigiLinkポー トに接続されている場合、1台のHD MADIでフ ル接続が可能)
複数のAvid HDオーディオ・インターフェイス接
続の例については、34 ページの「Loop Syncを接 続する」をご参照ください。
Pro Tools
ソフトウェアをインストール しオーソライズするPro Tools HD Native Thunderboltハードウェア をコンピューターに接続できたら、Pro Tools HD ソフトウェアをインストールしてオーソライズし ます。
HD Native Thunderbolt
ハード ウェアのドライバーをインストールする HD Native Thunderboltハ ー ド ウ ェ ア の ド ラ イ バーは、ご使用のHD Native Thunderboltシステ ムをPro ToolsまたはCoreAudio(Mac)互換の デ ジタ ル・オー デ ィオ・ソ フ トウ ェ ア(Logic、 Live、Cubaseなど)に対応させるのに必要となり ます。Pro Toolsソフトウェアをインストールす る場合、これらのドライバーは自動的にインス トールされます。Pro Toolsをインストールしな い場合、Avidウェブ・サイト(www.avid.com) からドライバー・インストーラーをダウンロード できます。HDオーディオ・インターフェイスは、本体 の両側に通気(冷却)用の空間を必要としま す。本体の両側を塞いだり、内蔵のファンを 取り外したりしないでください。本体をケー スにラックマウントしている場合は、システ ムを起動する前にケースの蓋や扉を取り外 してください。さもないと、本体が急激に加 熱され、コンポーネントが破損する場合があ ります。
インストールとオーソライズについて詳し くは、Pro Toolsソフトウェア・パッケージ に付属の『Pro Toolsインストール・ガイ ド』をご参照ください。
CoreAudioドライバーのインストール方法
については、37 ページの「CoreAudioドラ イバーをインストールする」をご参照くだ さい。
第4章: CoreAudioを設定する 37
第 4 章: CoreAudio を設定する
Avid CoreAudio Driver
の性能 Avid CoreAudio Driverは、Core Audio互換アプ リ ケー シ ョ ン でHD Native Thunderboltハ ード ウェアを使用してレコーディングとプレイバック を行うための、マルチクライアントでマルチチャ ンネルのサウンド・ドライバーです。使用するハードウェアとCoreAudioクライアン ト・アプリケーションに応じて、最大96kHzのサ ンプルレートで、24ビット・オーディオのフル・
デュプレックス・レコーディングとプレイバック が可能です。
A v i d C o r e A u d i o D r i v e r は、H D N a t i v e Thunderboltで最大64チャンネルのI/Oを提供し ます。
CoreAudio Driverの制限
Avid CoreAudio Driverには、以下の制限があり ます。
Mac Finderでのサウンド・ファイルの試聴に Avid CoreAudio Driverを使用することはできま せん。サウンド・ファイルがMac OS Xのナビゲー ション・ウィンドウにある場合、ファイルの隣に
QuickTimeのトランスポート・バーが表示されま
す。QuickTimeトランスポート・バーを使用して サウンド・ファイルを試聴できます。サウンドは、
常にMac内蔵のオーディオ・コントローラー(Mac のスピーカーやヘッドフォン・ジャック)を通じ て再生されます。ただし、サウンド・ファイルを ダ ブ ル ク リ ッ ク す る と、QuickTimeが 起 動 し、
Avid CoreAudio Driverを使用して再生できます。
Avid CoreAudio Driverは、Macのシステム・サ ウンドの再生には使用できません。
HD Native Thunderboltハードウェア上での
CoreAudioソフトウェアでは、低レイテンシー・
モニタリングは使用できません。
CoreAudio
ドライバーをインストール するA v i d C o r e A u d io D r i v e rは、デ フ ォ ル ト で は
Pro Toolsのインストール時にインストールされ
ます。
Avid CoreAudio Driverは、Pro Toolsソフトウェア がインストールされていないMacシステムにスタ ンドアロンのドライバーとしてインストールする こともできます。スタンドアロンのAvid CoreAudio ドライバーのインストーラーは、Avidウェブサイト
(www.avid.com)からご入手いただけます。
HD Native Thunderboltハードウェア用の 最新のCore Audio Driverおよび既知の問 題について詳しくは、www.avid.comをご
覧ください。 Pro Toolsをアンインストールすると、Avid CoreAudio Driverも 自 動 的 に ア ン イ ン ス トールされます。
スタンドアロンのAvid CoreAudio Driverをインストール するには:
1 HD Native Thunderboltハードウェアが正しく 取り付けられていることを確認します。
2 スタンドアロンのAvid CoreAudio Driverイン ストーラーをAvidウェブサイト(www.avid.com) からダウンロードします。
3 Install HD Family Driver.mpkgをダブルクリック
します。
4 画面上の指示に従って、インストールを完了し ます。
5 インストールが完了したら、[再起動]をクリッ クします。
Avid CoreAudio Manager
Avid CoreAudio Driverの 設 定 は、CoreAudio Managerまたはサードパーティー製CoreAudio 互 換 ク ラ イ ア ン ト・ア プ リ ケ ー シ ョ ン(B I A S Peak、Logicなど)で行います。詳しくは、各メー カーの説明書をご参照ください。
また、AppleのiTunesやQuickTime Playerなど のアプリケーションでAvid CoreAudio Driverを 使用するには、Appleの[サウンド]環境設定ま たは[Audio MIDI設定](AMS)を設定する必要 があります。
Avid CoreAudio Managerは、初回起動時には自 動非表示に設定されています。前面に移動するに は、Dockのアイコンをクリックします。
Avid CoreAudio ManagerはPro Toolsでは使用 されません。その他のCoreAudioアプリケーショ ンでのみ使用されます。
Avid CoreAudio Managerを使用する クライアント・アプリケーションがAvid CoreAudio Driverにアクセスすると、初回アクセス時にAvid CoreAudio Managerアプリケーションが自動的に起 動されます。
以下の状態では、Avid CoreAudio Managerにア クセスすることはできません。
• Pro Toolsを実行している
• 別のアプリケーションがDirect IOを使用し ている
アプリケーションによるAvid CoreAudio Driverへのアク セスを回避する
アプリケーションを起動するときなど、アプリ ケーションがAvid CoreAudio Driverにアクセス する直前にShiftキーを押したままにしておくと、
アプリケーションによるAvid CoreAudio Driver へ の ア ク セ ス を 回 避 で き ま す。(Apple Mailや
iChatなど)アプリケーションによっては、サウ
ン ド の プ レ イ バ ッ ク の 時 点 でAvid CoreAudio
Driverにアクセスするものもあります。そのため、
Avidハードウェアで再生しないようにするため には、サウンドのプレイバック直前にShiftキーを 押さえる必要があります。
Avid CoreAudio Manager(HD Native Thunderboltの例)
Avid CoreAudio Driverで正しく再生され るようにするには、まずAvid CoreAudio
Managerを起動し、ステータスが「接続中
(Connected)」であることを確認します。