CloudLink のリモートアカウント管理の許可について
CloudLink タスクで以下の処理を実行する場合は、Enterprise Vault.cloud Administration Console の[User Management]ページでオプションの[Manage account provisioning remotely] > [Using on-premise CloudLink tool]を選択する必要があります。
■ Personal.cloud アーカイブへのユーザーアクセスを有効にする
■ Personal.cloud アーカイブを利用しているユーザー向けのようこそメールメッセージ
を作成する
CloudLink は、タスクマネージャウィザードに初めて[Select Actions]手順を表示する前 に、設定されている Archive Administration アカウントに CloudLink リモート管理オプ ションが Enterprise Vault.cloud Administration Console で選択されているかどうかを 確認します。このオプションが選択されていない場合、[Allow Remote Account Management]オプションを有効にするかどうかを尋ねるダイアログボックスが表示されま す。
■ [Yes]を選択すると、Enterprise Vault.cloud Administration Console で設定したア カウントの[User Management]ページが編集され、[Manage account provisioning remotely] > [Using on-premise CloudLink tool]オプションが選択されます。
■ [No]を選択すると、Enterprise Vault.cloud Administration Console で変更は行わ れません。Personal.cloud アーカイブを有効にしたり、ようこそメッセージを作成する 処理は、タスクマネージャウィザードの[Select Action(s)]ページでは選択できませ ん。
メモ: Enterprise Vault.cloud Administration Console で、CloudLink を使用してアカウ ントのプロビジョニングをリモートで管理するオプションを選択していないと、[Enable user access to Personal Archive]処理および[Send users a welcome message with their username and password]処理は選択できません。
p.43 の 「CloudLink のリモートアカウント管理の許可について」 を参照してください。
メモ: [Add or Remove Web Folder to user's Microsoft Outlook for Personal Archive]
処理および[Synchronize or Remove Mailbox Delegation Permissions]処理は Google Sync に適用できないため、Google Sync タスクでは選択できません。
タスクで実行する処理を選択するには
1 [Select Action(s)]ページで、指定したユーザーのタスクで実行する処理を 1 つ以 上選択します。
次の表で、選択できるすべての処理について説明します。
Active Directory のプロパティを Enterprise Vault.cloud と同期します。
Synchronize with Active Directory
第 5 章 Google Sync 用 CloudLink タスクの作成 44 Google Sync タスクで実行する処理の選択
Enterprise Vault Personal.cloud にアクセスできるようにし ます。
Enable user access to Personal Archive
ユーザーの Personal.cloud アカウントのパスワードをリセッ トし、ようこそメッセージにユーザー名を記載してユーザー に新しいパスワードを送信します。
Send users a welcome message with their username and password
以前タスクで送信していない場合にのみ、新しいパスワー ドが記載されたようこそメッセージを送信します。
メモ: パスワードのリセットや既存のパスワードが記載され たようこそメッセージの送信を避けるため、このオプションは デフォルトで選択されています。繰り返しタスクでこのオプ ションを選択解除すると、タスクを実行するたびにアカウント のパスワードがリセットされて、ようこそメッセージが送信され ます。
■ Send users a welcome message if not sent previously
無効になっている Active Directory アカウントのアーカイブ を有効にします。
Enable Archiving for Disabled Active Directory Accounts
Active Directory アカウントの状態に関係なく、アカウントは 無効であると見なされ、[Additional AD Sync Options]設 定手順の[For user accounts disabled in Active Directory]で選択した処理を実行します。
p.22 の 「追加の AD 同期オプションの設定」 を参照してく ださい。
たとえば、[For user accounts disabled in Active Directory]オプションを[Disable Enterprise Vault.cloud Archiving and Login]に設定している場合は、Active Directory アカウントの状態に関係なく、タスクでアーカイブ と Personal.cloud へのログインが無効になります。
Disable Archive
2 [Next]をクリックしてタスクの選択内容を保存し、ウィザードの次の手順に進みます。
特定のユーザーまたはグループのタスク処理の選択解 除
CloudLink タスクマネージャウィザードの[Selected User(s) or Groups(s)]手順では、
選択した各ユーザーまたはグループに実行する処理の概要を示す統合タスクビューが 表示されます。必要に応じて、個々のユーザーまたはグループの特定の処理を選択解 除できます。
第 5 章 Google Sync 用 CloudLink タスクの作成 45 特定のユーザーまたはグループのタスク処理の選択解除
特定のユーザーまたはグループのタスク処理を選択解除するには
1 [Selected User(s) or Group(s)]ウィザードページで、特定のユーザーまたはグルー プに必要ない選択済み処理を選択解除します。
2 [Next]をクリックして選択内容を保存し、ウィザードの次の手順に進みます。
p.46 の 「タスクの名前付けと起動」 を参照してください。
タスクの名前付けと起動
CloudLink タスクマネージャウィザードの[Schedule Configuration]手順で、タスクに名 前を付けて起動できます。
メモ: Google Sync タスクは、今すぐ 1 回のみ実行する必要があります。Google Sync タスクは、後で実行したり繰り返して実行するようにスケジュール設定できません。
第 5 章 Google Sync 用 CloudLink タスクの作成 46 タスクの名前付けと起動
タスクに名前を付けて起動するには
1 [Schedule Configuration]ウィザードページの[Task Name]ボックスに、タスクの 名前を入力します。
2 なお、Google Sync タスクでは、スケジュール情報は選択できません。
タスクを実行する準備ができたら、[Finish]をクリックして CloudLink タスクマネー ジャウィザードを完了します。
CloudLink で[Welcome to Task Manager Wizard]ページに戻り、[Created Task List]でタスクの一覧にタスクを追加します。
p.47 の 「作成されたタスクのリストの表示」 を参照してください。
作成されたタスクのリストの表示
[Created Task List]は、[Welcome to Task Manager Wizard]ページの下部ウィンド ウ枠に表示されます。完了したタスクも含め、既存のタスクすべてが一覧に示されます。
第 5 章 Google Sync 用 CloudLink タスクの作成 47 作成されたタスクのリストの表示
作成されたタスクのリストを表示するには
◆ CloudLink で、左ウィンドウ枠の下方にある[Task Manager]を選択します。
[Welcome to Task Manager Wizard]ページの[Created Task List]ウィンドウ枠 に、削除していない完了済みタスクなど、すべての既存のタスクが表示されます。
メモ: Google Sync タスクの場合は繰り返して実行するように設定できないため、
[Next Run]列と[Frequency]列に、常に[N/A]と表示されます。
以前に実行したタスクと同一または類似のプロパティを使用するタスクを実行する場 合は、一覧に示されている既存のタスクをコピーまたは編集します。
p.48 の 「[Created Task List]でのタスクの編集、コピー、削除」 を参照してくださ い。
[Created Task List]でのタスクの編集、コピー、削除
[Created Task List]に示されているタスクで、以下を行うことができます。
第 5 章 Google Sync 用 CloudLink タスクの作成 48
[Created Task List]でのタスクの編集、コピー、削除
表 5-3 [Created Task List]のタスクで実行できる処理 参照先
処理
p.49 の 「タスクをコピーして、コピーしたタスクから作 成した新しいタスクを実行するには」 を参照してくださ い。
タスクをコピーして、タスク名以外が同一の 新しいタスクを作成して実行します。
p.49 の 「既存のタスクを開始点として新しいタスクを 作成するには」 を参照してください。
既存のタスクの値を開始点として新しいタ スクを作成します。
p.50 の 「タスクリストから完了済みのタスクを削除する
には」 を参照してください。
タスクリストから完了済みのタスクを削除し ます。
タスクをコピーして、コピーしたタスクから作成した新しいタスクを実行するには 1 左ウィンドウ枠の下方にある[Task Manager]をクリックして、[Welcome To Task
Manager Wizard]ページを表示します。
2 [Created Task List]で、コピーするタスクを選択して右クリックします。
3 ドロップダウンメニューで[Copy Task]を選択します。[Copy Task]ダイアログボッ クスが表示されます。
4 [Task Name]ボックスに、新しいタスクの名前を入力します。
メモ: Google Sync タスクをスケジュール設定することはできません。このタスクはす ぐに実行する必要があります。
5 新しいタスクを作成して実行するには、[Copy]をクリックします。それ以外の場合は、
[Cancel]をクリックしてコピーをキャンセルします。
既存のタスクを開始点として新しいタスクを作成するには
1 左ウィンドウ枠の下方にある[Task Manager]をクリックして、[Welcome To Task Manager Wizard]ページを表示します。
2 [Created Task List]で、既存のタスクを選択して右クリックします。
3 [Edit Task]を選択します。
4 タスクマネージャウィザードの最初のページが表示されます。新しいタスクの詳細を 編集して実行するには、ウィザードに従って操作します。
p.33 の 「同期するユーザー、グループ、または OU の選択」 を参照してください。
第 5 章 Google Sync 用 CloudLink タスクの作成 49
[Created Task List]でのタスクの編集、コピー、削除
タスクリストから完了済みのタスクを削除するには
1 左ウィンドウ枠の下方にある[Task Manager]をクリックして、[Welcome To Task Manager Wizard]ページを表示します。
2 [Created Task List]で、タスクを選択して右クリックします。
3 [Delete Task]を選択します。
メモ: 現在、CloudLink を実行している場合は、タスクを削除できません。
第 5 章 Google Sync 用 CloudLink タスクの作成 50
[Created Task List]でのタスクの編集、コピー、削除
タスクの監視とアーカイブア カウントの管理
この章では以下の項目について説明しています。