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研究代表者名

津田  晶子(TSUDA AKIKO)短期大学部食物栄養学科  准教授

共同研究者名

三堂  德孝(MIDO NORITAKA)短期大学部食物栄養学科  教授

松隈  美紀(MATSUGUMA MIKI)栄養科学部フード・マネジメント学科  教授 仁後  亮介(NIGO RYOSUKE) 短期大学部食物栄養学科  助教

伏谷  仁美(FUSHITANI HITOMI)  短期大学部食物栄養学科  助手(平成29年度) 大内田汐理 (OUCHIDA SHIORI) 短期大学部食物栄養学科  常勤助手

T.H.ケイトン(T.H.CATON) 短期大学部キャリア開発学科  講師

研究協力者名 

ケリー  マクドナルド (KELLY MACDONALD) 非常勤講師 ダルシー  デリント (DARCY DELINT) 非常勤講師

単年度のみの参加者については括弧内に参加年度を示す

研究成果の概要 

本研究では、調理教員と英語教員が協業して、九州の郷土料理テーマに、国際交流と語学 や異文化理解の授業に活用できるCLIL(内容言語統一型)教材の開発をした。その成果は 大別して3つある。第一に、九州各県の郷土料理をレシピ化し、英語で翻訳、冊子としてま とめた。第二に、宮崎の郷土料理、チキン南蛮の調理師範を動画撮影、英語のナレーシ ョンを作成した。第三に、これらをCLILの教材として、食物栄養学科『実用栄養英語』と フード・マネジメント学科の『実用栄養英語A』『実用栄養英語B』『リスニング』の授業 実践の場において活用することができた。

研 究 分 野:教材・教育メディア一般

キ ー ワ ー ド:(1) CLIL (2)食文化 (3)異文化間コミュニケーション  (4)郷土料理  (5)国際交流 (6)地域貢献  (7)教材開発  (8)LMS

1 .研究開始当初の背景  研究目的

先行研究「食生活における異文化間コミュニケーションと語学ニーズ分析」(津田晶子、やず や食と研究所2010年助成研究)より、  本に  期的に滞在している外国  が和  を実際に 調理するための情報が少ないことが明らかになった。地域の国際交流に貢献することを目 的として、九州各県の食材を使った「地産地消」の郷土料理のレシピ集(冊子と動画)を 日本語と英語で作成する。

  この日英レシピ集については、冊子にするだけでなく、Web 上で一般公開することによ

り、地域の国際交流の資料として役立てる。

  また、これらを調理学(内容)と言語(英語)を共に学ぶCLIL教材として活用し、授業 実践の場で活用、学内LMSシステムN-LEAPSで学生に動画配信する。

2 .研究実施計画・方法

(1) 予備調査として、食物栄養学科の学生を対象に、外国人に紹介したい九州の各県の郷土 料理について質問紙調査を実施し、それをもとに、調理教員が九州各県3品ずつをレシピ化 した。レシピ集作成にあたっては、宗教的な禁忌や、菜食主義など、多文化への配慮をし、

留学生をはじめとした外国人居住者が実際に調理できるよう、調理学の教員からの助言も 示し、外国語教員(津田、マクドナルド)が翻訳した。

    本リビング新聞社との共同プロジェクトとして、この日英レシピを一般公開するた め、リビング福岡で不定期に連載するとともに、ウェブ上で、日英言語で公開し、まとめた ものを冊子にした。

掲載されたレシピの中から、外国人留学生にも受け入れられやすい一品を検討し、「チキ ン南蛮」を選び、料理師範を動画撮影し、起こしたスクリプトを英語に翻訳、ナレーション を作成した。

(2) (1)で作成した英語レシピ(チキン南蛮)をCLIL教材として、授業で活用した。授業の

流れとしては、動画視聴、調理用語の英語語彙の学習、ディクテーション、ロールプレ イである。

教材学習の後の発展学習として、『実用栄養英語』では、「外国人に紹介したい日本の食 文化」の英語によるグループプレゼンテーションを実施し、相互評価した。『リスニン グ』の授業では、日本文化を海外に輸出するプロジェクトについて、英作文を実施した。

3 .研究成果

(1)本研究で得られた主な成果は、①九州の郷土料理の日英レシピ集(冊子、動画)の一般公

開と②雑誌論文, “Developing CLIL Programs and Materials Based on Needs Analysis: Case Study of Dietary Education in Japan” (J-CLIL Journal, 2019, in press)がある。

②の論文の概要は以下のとおりである。

「先行研究(栄養系学生の英語ニーズ」「CLILの視点から見た栄養系学生の特徴」「ニーズ 分析」「食育英語のためのCan-Doリストの作成とCLIL活動」「Authenticityに焦点を当て たCLIL教材開発」「よりよいCLILプログラムを開発するための教員の協業」「EFL環境で CLILプログラムを開発するための推奨項目」

(2) 今後の展望

日本国内の高等教育におけるCLILの現況は、語学教員(主に英語)が語学の授業内で 試行的に実施しているものがほとんどであり、本プロジェクトのように、専門教員、英語 教員、また、日本人教員、外国人教員が協業している例はまれである。他大学の多くと異 なり、本学においては語学教員が外国語教育センターではなく各学科に所属していること の強みである。

この教員間の協業体制により、(1)学生の卒後のニーズに合わせたきめ細かい教育が 提供できる、(2)専門分野と語学分野の双方向から、Authenticな教材を開発できる、

(3)教員同士が学際的に協業している姿勢を見せることで、学生が、専門分野と語学分

野の両方に対して、積極的に取り組むようになるということが考えられる。

  今期は、日本人学生の英語の授業内での展開のみになったが、さらに教材を開発、追加 して、国際交流の場での活用を目指したい。

4 .主な発表論文等

〔雑誌論文〕(計1件)

1)TSUDA, Akiko ”Developing CLIL Programs and Materials Based on Needs Analysis: Case Study of Dietary Education in Japan” , J-CLIL Journal, vol.1, 査読有, 2019

〔その他〕

1)冊  「九州・沖縄の郷  料理」    本リビング新聞社 2018

2)中村学園大学短期大学部レシピ動画「チキン南蛮」日本語バージョン

https://www.youtube.com/watch?v=eLkWSj0Ce5k中村学園大学短期大学部レシピ動画「チキ ン南蛮」英語バージョン

https://www.youtube.com/watch?v=Z8yTAhdG0QA 3)リビング福岡ホームページ

https://home.livingfk.com/tag/九州の郷土料理

4)津田晶子、「地域の国際化に貢献する食のスペシャリスト養成のための CLIL」

平成30年度栄養科学部・食物栄養学科合同研究大会、平成31年2月21日、中村学園大学

5 .予算配布額

研究経費 機器備品 合  計

平成29年度 1,000,000 0 1,000,000

平成30年度 900,000 0 900,000

合  計 1,900,000 0 1,900,000

(金額単位:円)

保育園児(乳幼児期)の栄養摂取状況と生活習慣等に 関する研究

The study of nutritional intake situation and lifestyle in early