ワークスペースが 1 つだけある場合
A. GNDU/ADC
グランド・ユニット/ADコンバータ・モジュール。常時装着。
B. SPGUモジュール
SPGU(半導体テスト用パルス・ジェネレータ ユニット)にはOutput 1、
Output 2出力端子以外に、SPGU間または外部装置との動作の同期に使
用する端子(下記)があります。
Ref Out/Sync Out:スレーブとなるSPGUのRef In/Sync Inに接続します。
Ref In/Sync In:マスタとなるSPGUのRef Out/Sync Outに接続します。
Trig Out:SPGU出力に動作を同期させる外部機器のトリガ入力端子に
接続します。
CAUTION Ref Out/In、Sync Out/In、Trig Out端子は指定された端子に正しく接続してく ださい。指定外の端子への接続が故障の原因となる恐れがあります。
EasyEXPERT上でSPGUを指定するにはPG番号を使用します。PG1と PG2は最も低い位置のSPGUのOutput 1端子とOutput 2端子にそれぞれ 割り当てられます。続く番号は、上部のSPGUのOutput端子に順番に 割り当てられます。付属されているPGU番号ラベルまたは相当品を用 いてSPGUチャネル番号がわかるようにしておくことをお勧めします。
C. WGFMUモジュール
WGFMU(波形発生器・高速測定ユニット)にはCh 1、Ch 2端子以外
に、WGFMU間または外部装置との動作の同期に使用する端子(下記)
があります。
Sync Out:スレーブとなるWGFMUのSync Inに接続します。
Sync In:マスタとなるWGFMUのSync Outに接続します。
Trig Out:WGFMU出力に動作を同期させる外部機器のトリガ入力端子
に接続します。
CAUTION Sync Out/In、Trig Out端子は指定された端子に正しく接続してください。指 定外の端子への接続が故障の原因となる恐れがあります。
WGFMUとRSU(リモート・センス/スイッチ・ユニット)のケーブル接
続は本器の電源投入前に行ってください。電源投入状態での接続変更が故 障の原因となる恐れがあります。接続および使用についてはKeysight B1530A User’s Guideを参照してください。
D. SMUモジュール
SMU(ソース/モニタ・ユニット)には、ケルビン接続を可能にする ために2つのトライアキシャル・コネクタForceとSenseがあります。
リア・パネル
HRSMU(高分解能SMU)とMPSMU(B1511B中電力SMU)には
D-subコネクタ(To ASU端子)があります。ASU(アト・センス/ス
イッチ・ユニット)との接続に使用します。
EasyEXPERT上でSMUを指定するにはSMU番号を使用します。SMU1 は最も低い位置のSMUに割り当てられ、続く番号は、上部のSMUに 順番に割り当てられます。
付属されているSMU番号ラベルまたは相当品を用いてSMU番号がわ かるようにしておくことをお勧めします。
CAUTION SMUとASUのケーブル接続は本器の電源投入前に行ってください。電源投 入状態での接続変更が故障の原因となる恐れがあります。ASUの接続方法 については、「ASUの接続 (p. 3-17)」を参照してください。
E. CMUモジュール
MFCMU(マルチ周波数容量測定ユニット)には、4端子対接続用の4
つの同軸コネクタLcur、Lpot、Hpot、Hcurがあります。被測定デバイ ス(DUT)の一端子にHcurとHpotを、もう一方の端子にLcurとLpot を接続します。この時、4端子のガード・ラインを互いに接続する必要 があります。
CAUTION MFCMUの入力端子に± 25 Vを超える電圧を印加してはいけません。モ ジュールにダメージを与える可能性があります。
測定モジュール
Keysight B1500Aは次の測定モジュールを装着することが可能です。
• GNDU -グランド・ユニット
• HPSMU -高電力SMU
• MPSMU -中電力SMU
• MCSMU - 中電流SMU
• HRSMU -高分解能SMU
• MFCMU -マルチ周波数CMU
• HVSPGU -高電圧パルス・ジェネレータ・ユニット
• WGFMU -波形発生器/高速測定ユニット
Keysight EasyEXPERT使用時に有効な機能については、Keysight
EasyEXPERTユーザ・ガイドを参照してください。GPIBリモート・モード
において有効な機能については、プログラミング・ガイドを参照してくだ さい。WGFMUの使用方法についてはKeysight B1530A User’s Guideを参照 してください。
GNDU - グランド・ユニット
Keysight B1500Aはグランド・ユニット(GNDU)を内蔵しています。GNDU は0 V定電圧源であり、測定グランドの基準として使用します。また、最
大± 4.2 Aまでの電流を流せるので、HPSMU(高電力SMU)を使用する際
に有効です。GNDUの概略回路図をFigure 2-1に示します。
Figure 2-1 GNDU概略回路図
GNDU 0 V
Force
Common
測定モジュール
SMU について
ソース/モニタ・ユニット(SMU)は定電圧または定電流を出力し、DC 電圧または電流を測定することができます。
SMUの概略回路図をFigure 2-2に記します。 SMUは次の動作を行うこと ができます。
HPSMU、MPSMU、HRSMUは次の動作を行うことができます。
• 電圧印加、電流または電圧測定
• 電流印加、電流または電圧測定
MCSMUは次の動作を行うことができます。
• 電圧印加、電流および/または電圧測定
• 電流印加、電流および/または電圧測定
NOTE GPIBリモート状態でSMUの動作モードを選択するにはCMMコマンドを実 行します。
Figure 2-2 SMU概略回路図
コンプライアンス
デバイス保護のために、SMUの出力電圧/電流を制限するコンプライアン ス機能があります。 SMUを電圧源として使用する場合は電流コンプライア ンスを、電流源として使用する場合は電圧コンプライアンスを設定します。
詳細についてはKeysight EasyEXPERTユーザ・ガイドを参照してください。
SMU Force
Common