リーマンショック(2008年9月)
世界的な金融危機へ発展
G20首脳会合(2008年11月ワシントン〜)
危機防止のための金融規制改革の推進
※
2015年議長国はトルコ(11月にアンタルヤでサミット開催予定)、2016年議長国は中国
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① 残された規制改革の最終化 ・・・ TLAC (総損失吸収力)等の最終化が主な課題
② 過去の合意の適時、完全かつ整合的な実施 ・・・ 意図せぬ影響を含む規制改革の効果検証が主な課題
③ 新たなリスクへの監視及び対処 ・・・ CCP や資産運用業に係るリスクの分析・対処が主な課題 3.今後の課題
G20における国際的な金融規制改革に関する議論
○ グローバルな金融システム強化のための、前回イスタンブール会合からの進捗を歓迎。
○ G-SIBs (グローバルなシステム上重要な銀行)の破綻時の TLAC (総損失吸収力)を、厳格かつ包括的な 影響度調査の後、アンタルヤ・サミットまでに最終化することに引き続きコミット。
○ CCP (中央清算機関)の強じん性、再建および破綻処理に関する欠陥を特定し、対処。
○ 簡素で、透明性が高く、比較可能な証券化商品を特定する要件の最終化作業を支持。
○ 資産運用業の金融安定性上のリスクについて、 FSB の検討を期待し、仮に必要となれば、政策措置を考慮。
○ 市場における不正行為やコルレス銀行業務からの撤退についてのFSBの作業計画を歓迎。
○ 破綻処理と店頭デリバティブ市場改革の分野において、規制がより実効的となるようクロスボーダーの協 力を強化。サンクトペテルブルク宣言に則り、効果の類似性に基づき正当化される場合には、相互の規制 に委ねることを奨励。
【今後の課題】
○ イスタンブールで開催された G20/OECD コーポレートガバナンス・フォーラムの成果に基づき、 9 月の G20 大臣・総裁会合までに、改訂されたコーポレートガバナンス原則等についての報告を期待。
○ 如何に金融セクターが気候関連の問題を考慮できるかを検討するため、公的・民間両セクターの参加者を 召集することを、 FSB に要請。
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2.主な合意事項(金融規制関連)
○ 国際的な金融規制改革の主要議題について、2月のイスタンブール会合からの進捗と FSB 等の作業計画に ついて議論。
1.本会議の意義
G20財務大臣・中央銀行総裁会議(於:ワシントン)(2015年4月16-17日)
⇒ 銀行の全債務を保護することにより、預金者等の信用不安を解消・健全な借り手を保護 ⇒ 重要な市場取引等を履行させることにより、市場参加者間の連鎖を回避し、金融市場の機能不 全を防止(金融システムの安定を確保)
日本が経験した不良債権型の金融危機 リーマン・ショックに端を発する市場型の金融危機
預金者
金融危機対応措置
(預金保険法第102条)
企業 企業
企業
銀行
銀行
銀行 銀行
銀行
市場の急変
資本増強 資金援助 国有化
保険 銀行
証券
取引相手方 の信認低下
金融市場の 機能不全 流動性
資本増強
資金援助 カウンターパーティ
BS 財務状況
の悪化
市場取引の 連鎖的停止
信用不安 波及
波及
市場機能維持のための 新たな危機対応措置
[対象となる金融機関]
金融業全体(預金取扱金融機関、保険会社、金融商品取引業者、金融持株会社等)
[認定の手続]
金融危機対応会議の議を経て内閣総理大臣が、金融機関の秩序ある処理の必要性を認定
[発動要件と措置内容]
市場の著しい混乱の回避のために必要と認められる場合
⇒ 預金保険機構による監視
⇒ 流動性供給・資金援助等の措置
※ 債務超過でない場合、必要に応じ、資本増強も可能
→ 金融システムの安定を図るために不可欠な債務等の履行・継続を確保 しながら、市場取引等の縮小・解消
(注)措置を発動する場合には、契約上のベイルイン(無担保債権のカット又は株式化)を発動
[資金調達・費用負担]
預金保険機構による資金調達に政府保証を付す。万一損失が生じた場合の 負担は、金融業界の事後負担を原則。例外的な場合には、政府補助も可能。
(預金保険法102条と同様。)
金融機関の秩序ある処理の枠組みの整備
【債務超過等の場合の処理の枠組み】
※ 債務超過でない場合は、流動性供給・資本増強等を行う。
破綻処理法制の整備(市場型の金融危機への対応)
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2015 年中( 11 月の G20 サミットまで)
定量的影響度調査、市場調査等を経て、必要な修正を加えた後、基準として最終化。
適用時期は、早くとも2019年1月。
G20 サンクトペテルブルク・サミット( 2013 年 9 月)
FSB (金融安定理事会)に、 2014 年末までに、破綻時の損失吸収力に係る「提案」を行うよう求める。
我が国の対象は、3メガ
既存のバーゼル規制資本+その他適格負債等の合計で算出(バーゼル3と整合的)
水準は、連結ベース RWA 比 16% 〜 20 %
預金保険制度の強靭性を考慮 2014 年 11 月 10 日
FSB は、破綻時の損失吸収力に係る「提案」について、市中協議文書を公表。
「我々は,グローバルなシステム上重要な銀行に対し,こうした銀行が仮に破たんした際に納税者を 一層保護する追加的な損失吸収力を持つよう要求する,別添に示された金融安定理事会( FSB )の 提案を歓迎する。」
G20 ブリスベン・サミット首脳宣言(抜粋)
TLAC(Total Loss-Absorbing Capacity)
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金利リスク量が自己資本(Tier1+Tier2)の合計額の20%を超える金融機関(アウトライヤー銀行 という)の自己資本の適切性について監督当局は特に注意を払う。
ただし、当該リスクは、第1の柱(最低所要自己資本比率)の計算式には含まれないことから、ア ウトライヤー銀行に該当したからといって自動的に自己資本の賦課が求められるものではない。
金利リスク量
① 金利がイールド・カーブに沿って2%上下に平行移動した場合のリスク量 又は ② 保有期間1年、観測期間最低5年で測定される99パーセンタイル
と1パーセンタイルの金利変動のリスク量
金融機関が、第1の柱(最低所要自己資本比率)の対象となっていないリスク(銀行勘定の 金利リスク、信用集中リスク等)も含めたリスクを把握した上で、経営上必要な自己資本額を 検討。
➭ 金融機関による統合的なリスク管理と当局による早期警戒制度に基づくモニタリング
銀行勘定の金利リスクについて
トレーディング勘定と銀行勘定との間での規制の回避行為が生じているのではないか との問題意識の下、銀行勘定における金利リスクの取扱いについて検討が行われてい るところ。
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銀行勘定の金利リスク
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1.金融行政の目的と今事務年度の取組 2.金融機関を取り巻く経済環境
(1)足下の経済情勢
(2)中長期的な課題
3.国際的な金融規制改革への対応 4.金融庁における最近の主な取組
(1)成長資金の供給促進に向けた取組
(2)決済高度化に向けた取組
(3)金融グループを巡る制度のあり方の検討
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各国における家計等の金融資産の構成比(2014年3月末)
(注) 日本は「家計」をベースとした値。ドイツ、米国、イギリス、フランスは「家計」+「民間非営利団体」をベースとした数値。
(出所) 日本:日本銀行「資金循環統計」、ドイツ:Deutsche Bundesbank "Financial Accounts for Germany"、米国:Federal Reserve Board "Flow of Funds Accounts"、
イギリス:Office for National Statistics "United Kingdom Economic Accounts"、フランス:Banque de France "Quarterly financial accounts France"
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「国内非金融部門の資金調達」と「金融仲介機関の資産構成の内訳」
2003FY 2006FY 2009FY 2012FY
間接金融(金融機関経由)
86.6% 82.7% 82.8% 83.3%
うち貸出以外【A】
(いわゆる市場型間接金融)
34.7% 32.7% 35.6% 39.0%
うち公共債【B】
30.5% 28.4% 31.3% 35.4%
【A】−【B】
4.2% 4.2% 4.3% 3.7%
直接金融
13.4% 17.3% 17,2% 16.7%
日本 米国 ユーロ圏
貸出
39% 29% 29%
株式・出資金、債券、投資信託受益証券
33% 50% 47%
うち預金取扱金融機関以外の保有分
(=保険・年金基金、証券投資信託等による保有分)
16% 45% 35%
うち債券以外(株式・出資金、投資信託受益証券)
7% 27% 22%
その他(現金・預金等)
30% 23% 22%
国内非金融部門の資金調達(国内市場経由)
金融仲介機関の資産構成の内訳
(注)ストックベース。一般政府部門を含む。
(出所)日本銀行「非金融部門の資金調達内訳表」より作成
(注)日米は2014年12月末、ユーロ圏は2014年9月末。
(出所)日本銀行「資金循環の日米欧比較」より作成
間接金融
家計
(1,694兆)
株式、債券
銀 行
市場型間接金融
直接金融 預 金(890兆) 貸 出
信認(
Fiduciary Duty
) 年金・保険等ファンド・
投信等
企業
(稼ぐ力 向上)
【家計に提供する投資商品の充実等】
○ NISA:ジュニアNISAの創設、職域NISAの促進
○ 投信等のサービス改善:手数料等の説明の充実等
○ 上場インフラファンド市場の創設、
ヘルスケアリートの上場推進、普及・啓発
【真に投資家の利益となる運用】
○ 受託者の意識改革、投資運用業の強化
【年金等の資金の有効な活用】
○ GPIF改革:基本ポートフォリオの見直しとガバナンス 態勢の整備
○ 私的年金改革:確定拠出年金の見直し、普及
【成長企業への資金供給の円滑化(市場)】
○ 26年度金商法改正等:
・ 投資型クラウドファンディングの利用促進:参入要件緩和や投資家保護の制度整備
・ 新たな非上場株式の取引制度:グリーンシート銘柄制度に代わる取引制度の整備
・ 新規上場に伴う負担の軽減:新規上場後3年間に限り、「内部統制報告書」に対する公 認会計士監査を免除
○ 27年度金商法改正法案:
・プロ向けファンドの見直し:ファンドへの信頼を確保し、成長資金を円滑に供給していく ための総合的な対応
【成長企業への資金供給の円滑化(間接金融)】
○ 事業性を評価する融資の促進:金融モニタリング基本方針に基づく検査・監督
○ REVICの活用:地域経済の活性化を支援するファンドの設立・資金供給 の促進、事業性評価をサポートする専門家の派遣
○ 目利き力発揮のための短期継続融資の活用:無担保・無保証の運転資金融資 の円滑化を図るための金融検査マニュアルの明確化
【企業価値の向上に向けた施策】
○ コーポレートガバナンス・コード及びスチュワードシップ・コードの策定
○ 事業再生に関する紛争解決手続きの更なる円滑化 デフレ・リスク回避
中長期資金(エクイティ、メザニン等)
目利き、事業性を評価
スチュワードシップ・コード
コーポレート ガバナンス・
コード 適切なポートフォリオヘ
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