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FILESTREAM データ

SQL Server 2008では、FILESTREAMスト レージが導 入 されました。FILESTREAM データは、概 して非 常 に大 きく、構 造 化 されていないデータで、通 常 はデータベー スの外 に保 存 されます。テキスト 文 書 や画 像、ビデオ、音 楽 ファイルなどです。SQL Server 2008では、FILESTREAMデータは、FILESTREAMオブジェクト 自 体 ではなく、

ファイル システム ディレクト リのみを含 む別 のファイル グループに保 存 されます。

注:FILESTREAMの集 合 が大 規 模 になると、見 積 もりにかなりの時 間 がかかり、プ ロパティ リスト の生 成 が遅 くなる場 合 があります。

パフォーマンスの向上方法

ファイル、ファイル グループ、部 分 バックアップ/リスト アによるデータベースのパフォーマ ンス最 適 化 を利 用 できるように、データベースの物 理 レイアウト を考 慮 してくださ い。

高 ト ラフィックが予 想 されるテーブルを、そうでないテーブルと分 離 して別 のファイ ル グループに入 れると、高 ト ラフィック テーブルを性 能 の高 いディスクに保 存 し、それ以 外 のファイルは他 のファイル グループとして別 のディスクに保 存 するこ とができます。そのため、テーブルおよびファイル グループのバックアップ ジョブに 対 するクエリは、高 速 デバイスにアクセスして行 うことができます。

ファイルおよびファイル グループは、できるだけ多 くの異 なるデバイス上 に作 成 し ます。こうすると、これらのテーブルへのクエリが複 数 の読 み取 り/書 き込 みデバ イスで処 理 されます。

同 じクエリで使 用 される複 数 のテーブルは、別々のファイル グループに入 れる と、データ検 索 を同 時 平 行 で実 行 できます。

ト ランザクション ログ ファイルは、データ ファイルを含 まないディスクに保 存 しま す。

Microsoft SQL Server 2008以 降 では、複 数 のファイル グループにテーブルを パーティション分 割 して、クエリ アクセス時 間 を短 縮 し( クエリはデータ全 体 では なく一 部 をスキャンします)、インデックスの再 構 築 などのタスクを単 純 化 させる ことができます。行 方 向 または列 方 向 のパーティション分 割 を検 討 してくださ い。詳 細 については、Microsoft SQL Serverのマニュアルを参 照 してください。

ファイルおよびファイル グループを割 り当 てる際 は、データの安 定 性 を考 慮 して ください。たとえば、履 歴 として使 用 する静 的 データは、読 み取 り専 用 のファイ ル グループに割 り当 てます。SQL 2008以 降 では、「データベースの一 部 」サブ セット オプションを使 用 して、読 み取 り専 用 のファイル グループをバックアップ計 画 から除 外 し、バックアップ時 間 を短 縮 します。

複 数 のファイル グループを使 用 するデータベース内 のファイルを個 別 にリスト ア することができます。データベースが複 数 のデバイスに割 り当 てられており、ディ スクの1つに傷 害 が発 生 した場 合、そのディスク上 のファイルのみをリスト アす ればよいことになります。

データ量 の増 加 スピード が速 いと予 想 されるファイルは、別 のファイル グループ またはデバイスに保 存 します。

ファイルがいっぱいになったら、既 存 のファイル グループにファイルおよびディスク を追 加 して、SQL Server が新 しいファイルにデータを保 存 できるようにします。

パーティション分割

SQL Server 2008では、パーティション分 割 という手 法 が導 入 されました。これは、1 つのクエリ実 行 中 に読 み取 るデータ量 を制 限 することで、大 規 模 なデータ セット の 管 理 を容 易 にします。パーティション分 割 されたテーブルは、データベースの複 数 の ファイル グループに分 割 することができます。パーティション分 割 を計 画 する際 は、

パーティションを作 成 するファイル グループを1つまたは複 数 指 定 してください。 別々のファイル グループにパーティションを割 り当 てると、独 立 したバックアップおよ びリスト アを実 行 することができます。テーブルのパーティション分 割 には2種 類 あり ます。

列 方 向 のパーティション分 割

データへのアクセス傾 向 を分 析 します。テーブルを列 方 向 に分 割 すると、ファイ ル グループには、同 じ数 の列 と、より少 ない数 の行 が含 まれます。この分 割 は、一 定 期 間 蓄 積 されたデータを含 むテーブルに対 してよく行 われ、クエリ中 のアクセス時 間 を短 くすることができます。

行 方 向 のパーティション分 割

テーブルを行 方 向 に分 割 すると、テーブルには、より少 ない数 の列 と、同 じ数 の行 を含 まれます。行 方 向 のパーティション分 割 には2種 類 あります。

正 規 化

テーブルにある重 複 する列 を、プライマリ キーで関 連 付 けられたより小 さい テーブルに移 動 します。

行 分 割

テーブルを、列 数 が少 ない複 数 の小 さいテーブルに分 割 します。各 テーブル のn番 目 の行 は、連 結 させると元 のテーブルの行 になります。

データベースのミラーリング

SQL Server 2008では、データベースの可 用 性 を向 上 させる、データベース ミラーリ ングという手 法 が導 入 されました。データベース ミラーリングでは、異 なる場 所 のコ ンピュータ上 に存 在 する2つのデータベースのうち、1つがアクティブの役 割 を持 ち、

もう1つがミラーの役 割 を持 っています。データベース ミラーリングは、完 全 復 旧 モ デルを使 用 するデータベース上 でのみ許 可 されており、master、msdb、modelの各 データベースでは許 可 されていません。

ミラーの役 割 で動 作 するデータベースはバックアップに適 していません。そのため、こ れらのデータベースは「アクティブ」にならない限 りArcserve Backupに表 示 されませ ん。ただし、バックアップ対 象 としてSQL Server全 体 を選 択 すると、アクティブの役 割 を持 つミラーリングされたデータベースは、ジョブの作 成 時 に「ミラー」として動 作 していた場 合 でも、デフォルト でバックアップ対 象 に含 まれます。

復旧モデル

SQL Server の復 旧 モデルとは、惨 事 が発 生 した場 合 に、ト ランザクション ログを使 用 して損 失 データのリスクを管 理 する方 法 です。データベースごとに異 なる復 旧 モ デルを採 用 して、データベース保 守 管 理 を行 うことができます。Microsoft SQL

Serverのバージョン、および、データベースに継 承 された復 旧 モデルによっては、

Arcserve Backupのバックアップ オプションの中 に使 用 できないものがある場 合 があ ります。

1つのSQL Serverインスタンスにおいて、データベースに以 下 の復 旧 モデルを混 在 させることができます。

単 純 復 旧 モデル--直 前 のバックアップまでしかデータベースを復 旧 させることが できません。ト ランザクション ログ バックアップは許 可 されておらず、直 前 のバッ クアップより後 に実 行 された作 業 は再 度 実 行 する必 要 があります。SQL 2008 以 降 ではデータベースの部 分 バックアップは許 可 されていますが、ファイルおよ びファイル グループのバックアップは許 可 されていません。直 前 のバックアップより 後 のすべての変 更 について、データ損 失 の危 険 性 があります。

完 全 復 旧 モデル--惨 事 が発 生 した時 点 までデータベースを復 旧 させることが できます。特 定 の時 点 まで復 旧 させるには、ト ランザクション ログ バックアップを 含 める必 要 があります。ファイルおよびファイル グループのバックアップ、または、

データベース差 分 バックアップも任 意 で含 めることができます。これは、データ損 失 の危 険 性 が最 も低 く、復 旧 中 の柔 軟 性 が最 も高 いモデルです。

一 括 ログ復 旧 モデル--高 パフォーマンスのバッチ処 理 ができます。ト ランザク ション ログのバックアップが必 要 ですが、直 前 のバックアップまでしか復 旧 させる ことができません。ト ランザクション ログを定 期 的 に切 り捨 てるために、ト ランザ クション ログ バックアップを実 行 する必 要 があります。ファイルおよびファイル グ ループのバックアップ、または、データベース差 分 バックアップも任 意 で含 めること ができます。

バックアップ方 式 シンプル フル 一 括 ログ復 旧 モ

デル

データベース フル 必 要 必 要 必 要

データベース差 分

(マスタDBには使 用 不 可) オプション オプショ

オプション

ト ランザクション ログ 使 用 できま

せん 必 要 必 要 ファイルとファイル グループ( SQL Server 2008

降 が必 要)

使 用 できま せん

オプショ

オプション データベースの一 部( SQL Server 2008以 降 が

必 要) オプション オプショ

オプション データベースの後 にト ランザクション ログをバック オプショ オプション

アップする

ファイルとファイル グループのバックアップの詳 細 については、「ファイルおよびファイル グループのバックアップ」参 照 してください。データベースの一 部 のバックアップの詳 細 については、「部 分 バックアップ」参 照 してください。

システム データベース

Arcserve Backupを使 用 して、SQL Server の以 下 のシステム データベースの保 護 と 回 復 を管 理 できます。

masterデータベース

master データベースは、SQL Server インスタンス用 のすべてのシステム レベル情 報 を保 存 します。

msdbデータベース

msdbデータベースは、SQL Serverの自 動 エージェント サービスがアラート とジョ ブをスケジュールするのに必 要 なすべての情 報 を保 存 します。

modelデータベース

modelデータベースは、SQL Serverインスタンス上 に作 成 されるすべてのデータ ベースのテンプレート として機 能 します。これには、データベースのサイズ、復 旧 モデル、その他 のオプションなど、作 成 した各 データベースによって継 承 されるメ タデータが保 存 されます。

リソース データベース( SQL Server 2008以 降)

リソース データベース ファイルは読 み取 り専 用 です。これには、SQL Serverに必 要 なシステム オブジェクト が含 まれます。アクティブ データベースとしてマウント さ れていないため、ファイルはデータベース バックアップではなくファイル システム バックアップに含 まれます。

tempdbデータベース

tempdbデータベースには、メモリ常 駐 型 オブジェクト や、クエリ操 作 に必 要 な 結 果 などの一 時 オブジェクト が保 存 されます。

ディスト リビューション データベース

サーバがレプリケーションのディスト リビュータとして設 定 されている場 合 は、レプ リケーション ディスト リビューション データベースも使 用 できます。このデータベース は、レプリケーション ト ランザクションに関 するメタデータおよび履 歴 情 報 を保 存 し、レプリケーション データベースとして参 照 される場 合 もあります。

拡 張 されたSQL Serverサービス用 のデータベース

特 定 の機 能 やセカンダリ サーバのコンポーネント およびサービスによって、追 加 的 なデータベースが作 成 され、使 用 される場 合 があります。ほとんどの場 合、 これらは通 常 の運 用 データベースと同 様 の方 法 で処 理 されます。

重 要:3種 類 の主 要 システム データベース( master、msdb、model)は、グローバル ジョブ バックアップ方 式、またはローテーション ジョブ バックアップ方 式 の対 象 外 で す。これらの方 式 を選 択 しても、結 果 はフル バックアップになります。