FDG- FDG - PET PET
PET/CT PET/CT 前立腺癌
前立腺癌Kurashiki Central Hospital
PET PET では難しいこともあります では難しいこともあります
Kurashiki Central Hospital
胃癌 胃癌 CT CT
Kurashiki Central Hospital
胃癌 胃癌
FDG FDG - - PET PET
Kurashiki Central Hospital
胃癌 胃癌
PET/CT PET/CT
Kurashiki Central Hospital
FDG FDG は悪性腫瘍だけに集まるのではない は悪性腫瘍だけに集まるのではない
脳 扁桃
声門
心臓 腎臓 尿管
膀胱 肝臓
腎臓
・ ・ 生理的集積 生理的集積
(正常でも集まる)
(正常でも集まる)
・ ・ 良性病変への集積 良性病変への集積
(炎症など)
(炎症など)
慢性甲状腺炎 慢性甲状腺炎
CT
PET/CT PET PET
慢性甲状腺炎 慢性甲状腺炎
PET/CT
CT
PET
(悪性リンパ腫症例)
(悪性リンパ腫症例)
塵肺などの炎症性集積 塵肺などの炎症性集積
治療前治療前 治療後治療後
炎症性炎症性 集積は集積は
残存残存
腫瘍は腫瘍は 縮小縮小
PET PET の限界 の限界
• • PET PET は「微小ながんを発見できる」ことに利 は「微小ながんを発見できる」ことに利 点があるわけではない
点があるわけではない
• • これまで診断が難しかった「がん」が これまで診断が難しかった「がん」が PET PET で で よく見えるようになった。
よく見えるようになった。
• • しかし しかし PET PET でも見えない癌、癌と見間違う良 でも見えない癌、癌と見間違う良
性の病変があり、万能の検査法ではない
性の病変があり、万能の検査法ではない
PET PET の正診率 の正診率
癌の種類癌の種類 従来の画像診断従来の画像診断 PETPET 乳癌乳癌 67%67% 89%89%
大腸癌大腸癌 80%80% 94%94%
食道癌食道癌 68%68% 83%83%
頭頸部癌頭頸部癌 65%65% 87%87%
肺癌肺癌 68%68% 82%82%
悪性リンパ腫
悪性リンパ腫 64%64% 88%88%
メラノーマ
メラノーマ 80%80% 91%91%
膵臓癌膵臓癌 65%65% 81%81%
睾丸腫瘍睾丸腫瘍 68%68% 92%92%
子宮癌子宮癌 43%43% 87%87%
The Journal of Nuclear Medicine Supplement, Volume 42, Number 5,
The Journal of Nuclear Medicine Supplement, Volume 42, Number 5, May 2001 and UCLA. May 2001 and UCLA.
PET/CT
PET/CT 検査前の 検査前の 注意事項 注意事項
大切なのは「十分な絶食」
大切なのは「十分な絶食」
Kurashiki Central Hospital
食事の影響
食事の影響
−同症例で再検査の場合−−同症例で再検査の場合−十分な絶食 絶食が不十分
見えない 見える
筋肉などの薬の取り込みが増えて、
診断が難しい画像になります。
小さな病変も発見しやすく、
診断が容易な画像になります。
PET/CT
PET/CT の偽病変 の偽病変
胃の中のバリウム 胃の中のバリウム
CTCT PET/CTPET/CTのPETのPET
PET/CT
PET/CTの直前(の直前(11週間)はバリウムを週間)はバリウムを 使った検査を受けてはいけません 使った検査を受けてはいけません
糖尿病の場合 糖尿病の場合
・・ 血糖値がコントロールされていないと病変がよく血糖値がコントロールされていないと病変がよく 見えなくなることがあります。
見えなくなることがあります。
(空腹時200
(空腹時200mg/dlmg/dl以下)以下)
・・ インスリンや糖尿病薬が効いている間に検査をインスリンや糖尿病薬が効いている間に検査を すると筋肉などがよく光り、病変がわかりにくくな すると筋肉などがよく光り、病変がわかりにくくな ります。ります。
•• 前日夜以後絶食、前日夜以後絶食、投薬なし投薬なしで朝に検査で朝に検査 またはまたは
•• 当日朝以後絶食、当日朝以後絶食、投薬なし投薬なしで午後検査で午後検査
Kurashiki Central Hospital
PET PET の歴史 の歴史
<「クリニカル
<「クリニカルPETPET」以前>」以前>
・・ 19751975年年 PETPET装置の開発装置の開発
・・ 19771977年年 1818F-F-FDGFDGの開発の報告の開発の報告
初期は主に脳疾患、心疾患の研究に用いられる 初期は主に脳疾患、心疾患の研究に用いられる
・・ 19791979年年 放射線医学総合研究所で放射線医学総合研究所で日本初の日本初のPETPET施設の設置施設の設置
・・ 19821982年年 ヒトの脳腫瘍/大腸癌肝転移にて初めて報告ヒトの脳腫瘍/大腸癌肝転移にて初めて報告
・・ 19821982年年 京都大学に国立大学でははじめてPET京都大学に国立大学でははじめてPET装置の設置装置の設置
・・ 19941994年年 PET/CTのコンセプトが提唱されるPET/CTのコンセプトが提唱される (Townsend(Townsendらら))
・・ 19961996年年 高度先進医療にて診療開始高度先進医療にて診療開始
・・ 19981998年年 米国で公的保険による保険認定開始米国で公的保険による保険認定開始
世界初のPET/CT世界初のPET/CTが米国ピッツバーグ大学に設置が米国ピッツバーグ大学に設置
Kurashiki Central Hospital
PET PET の歴史 の歴史
<「クリニカル
<「クリニカルPETPET」時代>」時代>
・・ 20002000年〜年〜 PET/CTPET/CTが米国で急速に普及が米国で急速に普及
・・ 20022002年年 日本で日本でFDGFDG--PETPET保険診療開始保険診療開始
・・ 20032003年末年末 日本で日本でPET/CTPET/CT複合機の薬事認可複合機の薬事認可
・・ 20042004〜〜20052005年年 日本でのPET/CT日本でのPET/CT市場に複数のメーカーが参入市場に複数のメーカーが参入
・・ 20052005年年 FDGFDG商用供給開始商用供給開始
・・ 20062006年年22月月 倉敷中央病院倉敷中央病院 PET/CTPET/CT稼動稼動
Kurashiki Central Hospital
放射線被曝の問題 放射線被曝の問題
成人に通常使う量の
成人に通常使う量のFDGFDGを投与した時に受けるを投与した時に受ける 放射線の量は「
放射線の量は「33〜〜55ミリシーベルト」である。ミリシーベルト」である。
放射線の被曝量(ミリシーベルト)
50 職業人の限度
43 心臓カテ−テル検査 12 胃透視検査
3〜7 「PET」検査
2.4 自然からの放射線 0.01 胸部X線検査
FDG FDG による被曝 による被曝
7.0 10
370
4.9 7
259
3.5 5
185
2.1 3
111
被ばく [mSv]
投与量 [mCi]
投与量 [MBq]
Gunnar Brix, PhD, et al:Whole-Body Dual-Modality 18F-FDG PET/CT Examinations. J Nucl Med 2005; 46:608‐613
PET PET - - CT CT 検査の被曝 検査の被曝
Diagnostic CT 14.1
Diagnostic CT with CA
7.0 PET 370MBq 18F-FDG
2.4 Low-dose CT
23.7
0.2 Topogram
H4
7.0 PET 370MBq 18F-FDG
Diagnostic CT 17.6
Diagnostic CT with CA
24.8
0.2 Topogram
H3
7.0 8.5
PET 370MBq 18F-FDG Low 1.3
Low--dose CTdose CT
0.2 Topogram
H3
Diagnostic CT 14.1
Diagnostic CT with CA
5.7 PET 300MBq 18F-FDG
4.5 Low-dose CT
24.4
0.1 Topogram
H2
7.0 26.4
PET 370MBq 18F-FDG Diagnostic CT 18.6
Diagnostic CT with CA
0.8 2 Topograms
H1
Per Examination Per Scan
Type
Effective dose (mSv) Scan
Hospital
Gunnar
Gunnar BrixBrix, PhD, et al:Whole, PhD, et al:Whole--Body DualBody Dual--Modality 18FModality 18F--FDG PET/CT Examinations. J FDG PET/CT Examinations. J NuclNuclMed 2005; 46:608‐Med 2005; 46:608‐613613
PET/CT
PET/CTの被曝量の被曝量
診断用CTと 同じ条件のCT
低線量CT 吸収補正用のみ
CT PET/CT
PET/CTでないでない 従来のPET従来のPET
0 10 20 30 40
32 mSv 8.9 mSv
5.5 mSv 5.3 mSv
FDGによる被曝量 CTの被曝量
PET/PET/CTのCTのCTCTのの部分が部分が それぞれ以下の場合 それぞれ以下の場合 1.
2.
3.
4.
放射線被曝量 (ミリシーベルト)
(国立がんセンター東病院のデータ)
PET/CT
PET/CT の放射線被曝量 の放射線被曝量
PET/CT
PET/CT 検査の受診者の放射線被曝の大 検査の受診者の放射線被曝の大 部分は 部分は CT CT 撮影の被曝です。 撮影の被曝です。
→→ 普通の普通のCTCT検査とあまり違いはありません。検査とあまり違いはありません。
保険 保険 適応 適応 リスト リスト
○
○
× 子宮癌
○
○
× 卵巣癌
○
○
× 食道癌
○(原発巣
○ の検索)
転移性肝癌
×
×
○ 原発不明癌
○
×
× 脳腫瘍
○
○
× 悪性黒色腫
○
○
× 悪性リンパ腫
○
○
○ 膵癌
○
○
○ 頭頚部癌
○
○
○ 大腸癌
○
○
○ 乳癌
○
○
○ 肺癌
転移・再発診断 病期診断
存在診断
米国における
米国における PET PET 検査保険適用 検査保険適用
$731.24 (88,000円)
$2,484.66 (298,000円) 心臓PET検査料
$950 (114,000円)
$1,250 (150,000円) PET-CT検査料
$855.43 (103,000円)
$1,150 (138,000円) PET検査料
2007年から 2006年まで
・ 公的保険制度
‐ Medicare(公的老齢者医療保険制度)およびMedicaid(低所得者医療扶助制度) で、FDG PET検査が保険適用
・ 肺癌、大腸癌、食道癌、頭頸部腫瘍、悪性黒色腫、メラノーマ、甲状腺癌、
乳癌、心筋血流、心筋バイアビリティ、てんかん、アルツハイマー病、など
・ 民間の保険会社
‐ 一般の国民は民間の保険会社と契約
‐ 民間の保険会社は、MedicareやMedicaidで保険適用された検査をベースに保 険の適用範囲を決定する。
FDG FDG - - PET/CT PET/CT 健診の考え方 健診の考え方
・・ 個別の「がん」健診があるもの個別の「がん」健診があるもの
(肺、乳房、子宮、胃、大腸、
(肺、乳房、子宮、胃、大腸、etcetc)) それぞれについては
それぞれについてはPET/CTPET/CTよりも個別の検査のほうよりも個別の検査のほう がよくわかります。
がよくわかります。
・・胃:胃透視や内視鏡胃:胃透視や内視鏡
・・乳房:マンモグラフィー、超音波乳房:マンモグラフィー、超音波
・・子宮:細胞診子宮:細胞診 などなど
・・ PET/CT健診の特徴PET/CT健診の特徴
個別の「がん」健診がないもの(卵巣、リンパ腫、・・)を含めて 個別の「がん」健診がないもの(卵巣、リンパ腫、・・)を含めて 全身の大まかなチェックを
全身の大まかなチェックを楽に安全に楽に安全にできるできる
・・ 報告例では受診者の報告例では受診者の2%前後2%前後に「がん」が見つかるに「がん」が見つかる
FDG FDG - - PET/CT PET/CT 健診の考え方 健診の考え方
・・ 「がん」総合健診として「がん」総合健診として
人間ドックの他の検査と
人間ドックの他の検査とPET/CTPET/CTをを あわせて受けるのが望ましいです。
あわせて受けるのが望ましいです。
・・ PET/CT+PET/CT+腫瘍マーカー腫瘍マーカー ¥¥105,000105,000-
-・・ PET/CT+PET/CT+日帰りドック日帰りドック ¥¥136,500136,500-
-・・ PET/CT+PET/CT+一泊二日ドック一泊二日ドック ¥159,600¥159,600-