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FAST 4・5・6・7

ドキュメント内 PowerPoint プレゼンテーション (ページ 32-56)

• 3次予防

• AD

1.リスクの評価 2.生活習慣 3.地域の啓蒙 4.遺伝子解析

1.予防

2.早期診断 3.早期介入

1.認知機能評価 2.BPSDの治療 3.適切な薬物療法 1.食事の問題

2.誤嚥性肺炎 3.胃瘻・経管栄養 4.ターミナルケア

年齢 50 60 70 80

(歳)

自覚的・他覚的に正常

早期診断・予防 タウ、神経原線維変化

神経細胞脱落

アミロイド

軽度認知機能障害

(MCI)

認知症

アルツハイマー病

アルツハイマー病における病理形成過程と臨床の相関

アルツハイマー病患者への対応の注意点

1.自分が病気になっていることを理解していない、深刻に考えていない 病識がないことを介護する家族や周囲が認識する必要が大切。

自分が病気でないと考えている患者に対して、病気か否かを説明する、

誤った行動を直すように説得するといった接し方は適切ではない。

2.取り繕いが上手い、外面が良い

他人と接する際、普段家族と接するときにみられるとんちんかんな行動や 言動とは異なり、上手に対応している場面をよく経験します。外面がよい

ことを利用して、デイサービスなど他人が大勢いる介護施設の利用を勧める とよい。自宅ではすぐ怒り出す患者が、施設では愛想のよい人として他の 利用者や介護スタッフから親しまれていることも多い。

3.些細なことで怒る

怒りっぽいこともADの特徴の一つです。ADの患者さんと接するときに、

必要以上に叱る、注意する、指導するなどの接し方をすると、患者さんは怒り 出すことが多い。患者さんの不適切な行動や言動に対して家族がいらいら する気持ちは理解できるが、だからといって患者を叱っても何の効果もない。

むしろ患者の感情が不安になり、その後の介護に支障を来たす。

4.ひとつのことに関心を持つと注意を他に向けない、こだわりが多い

注意の他に変換することが苦手で、そのことばかりが気になって、デイサービス の曜日を何回も家族に聞いてきたりします。ひとつのことにこだわる患者には、

好きなようにさせることも選択肢の一つです。困ったときに患者の関心を別にむけ させるように対応するのもよい方法で、直前までこだわっていたことを忘れてしまう ことも多いようです。

症状を分析して、対応を考える

1.同じことを何度も尋ねる

自分が何の目的で、どういう状況で、今ここにいるのか、それがわかっていないと 環境とは上手くつながらない。記憶によって環境としっかりつながっているという 感覚が、「私」の存在を安定化させる。

記憶障害によって、環境とのつながりが希薄になり、今そこにある現実のよそよそ しく空虚なものになってくる。そこに、不安、孤独感、恐怖心が生まれやすく、そこから 反発や妄想も起こりやすい状態になる。

症状を分析して、対応を考える

1.なぜ同じことを何度も尋ねるのか?

尋ねる質問の内容は、記憶障害のために同じ内容になってしまうが、実は質問の 答えを本当に知りたくて尋ねているのではない場合も多いのではないか。

何となく不安で、なにかにつながっていたくて話しかける場合も多いのではないか。

多くの場合、何かとは環境のことであり、認知症の人の傍らにいて尋ねられる人こそが、

その環境の中で大きな役割を占めていると考えられる。

環境とのつながりを求めて質問を繰り返すとすれば、答えるその口調が素っ気ないもの になっていたとすると、つながっているという感覚は与えられない。再度つながりを求めて、

また同じ質問をすることにしまう。

認知症の人が何度の同じ質問をするときには、不安で寂しいのだから、人とつながって いたくて尋ねるのだから、その時にはなにかを一緒にして楽しむくらいのことをしないと いけないのかもしれない。

人は人とのかかわりの中でしか生きられない

• 人の究極の幸せは「人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、

人に必要とされること」

• 他の人との関係性が人の幸福感を大きく左右する

• とくに日常の平凡な生活の中での小さな出来事や家族や知人との語らいなどに 喜びを見いだしている慎ましやかな高齢者の場合、周囲の人、とくに家族との関 係性は、その人の幸福にとって、決定的な意味をもっている。

• 認知症は本人と周囲の関係性を徐々に破壊することが多い 「しっかり者のおばあさん」「家族の厄介者」

本人が反発を示すほど、周囲はかかわりをなるべく避けようとする

• 認知症の人は「人に愛されず、ほめられず、役に立たず、必要とされない」存在 になっている。

認知症にたいする医療・介護の役割のひとつは、本人と周囲の人との現在の関係性を 見極め、関係性が良好な場合にはそれが長続きするように、関係性が破壊されていれば、

それを修復することである

すべての土台に感情があり、その上に認知が築かれ、意思がその上に形成される。

感情の上に認知が築かれるとすれば、感情が不安定であると認知機能も崩れ、

意思も不安定になることが理解される。つまり、認知症の治療やケアでは、まず「感情が 安定している」ことが目標になることを知るべきである。

アルツハイマー型認知症治療薬の歴史

海外(承認) 日本(発売)

1996 1997

1999 2000 2002

2011

ドネペジル リバスチグミン

ドネペジル

リバスチグミン ガランタミン

メマンチン

メマンチン

ガランタミン 3月発売 6月発売 7月発売

ADの薬物療法の基本

コリンエステラーゼ阻害薬 ( アリセプト・レミニール・リバスタッチ)

and/or メマンチン

抑肝散(2.5-7.5g)

非定型あるいは 定型向精神薬

参考資料

認知症の各ステージへの関わり

FAST 1・2

• 1次予防

• Preclinical AD

FAST

• 2次予防

• MCI

FAST 4・5・6・7

• 3次予防

• AD

1.リスクの評価 2.生活習慣 3.地域の啓蒙 4.遺伝子解析

1.予防

2.早期診断 3.早期介入

1.認知機能評価 2.BPSDの治療 3.適切な薬物療法 1.食事の問題

2.誤嚥性肺炎 3.胃瘻・経管栄養 4.ターミナルケア

 日本ではターミナルケア(終末期のケア、もはや延命が困難 な状態になり人生の最後に行われるケアで「緩和ケア」とも 言われる)の議論は、「がん末期患者」を中心に行われ、実 際に「緩和ケア」を提供するホスピス病棟には「がん患者」し か入院することはできない。

 「緩和ケア」は本来、「生命を脅かすあらゆる疾患による問題 に直面している患者とその家族に対して」提供されるべきも のであり、アメリカではホスピスケアを受ける患者の半数以 上は非がん疾患で、そのうち約 10 %が認知症である。

日本における認知症を含む非がん疾患の

緩和ケアの問題点

 米国ではホスプスプログラムで緩和ケアを受ける認知症高齢者は 増加しており、認知症は非がん疾患のうち 2 番目に多い

 スウェーデンにおける認知症の緩和ケアの柱として、①症状の観 察と緩和②チームアプローチ③コミュニケーション④家族の支援 (Barbro)

 スウェーデンでは、 1996 年 2 月、認知症ケアに「緩和ケア」を取り入 れたシルヴィアホームの創設

 オーストラリアでは、高齢者介護施設緩和アプローチを提供するこ とに関連した特有の複雑な問題に対応するため、介護現場への認 知症の緩和ケアの教育が系統的に行われている (Austraian

Government National Health and Medical Research Council, 2006)

認知症の緩和ケア

 これから日本ではさらに高齢化が進む。それに伴い年間に 亡くなる方の数も急増し、死亡者に占める後期高齢者( 75 歳 以上の高齢者)の割合は増え続け、 2035 年には死亡者の 6 人に 5 人が後期高齢者という時代を迎えると予想されている。

 こうのような背景から高齢者を中心とした非がん疾患患者の 終末期の緩和ケア、特に認知症高齢者の緩和ケアが医療 の重要な課題となってくるのは確実であろうと考えられる。認 知症という病気があっても、その人らしく安らかな環境で終 末期が迎えられるようにするには医療・介護・福祉の連携が 欠かせない。

認知症の緩和ケアの重要性

 がんと比べ進行がゆっくりで、予後予測が困難なため 導入の時期の判断が難しいことと、

 重度の認知症では、事前指示を残していないことが多 く、本人自らの命に関することを決定できない状態にあ ること

 非がん疾患に共通する点として、共通性は少なく、法 則性も乏しいため、非がん疾患ではがんのような月単 位、週単位の予後予測は困難

認知症の緩和ケアを困難にする大きな問題

疾患群予後予測モデル

(Lynn J, 2001)

機能の高さ

がん:比較的長い間機能が保たれ最後 の2ヶ月で位で急速に低下

心・肺疾患末期:急性増悪を繰り返 し、最後は比較的急な経過

認知症・老衰:ゆっくりと低下

ドキュメント内 PowerPoint プレゼンテーション (ページ 32-56)

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