“ゼロ環境負荷”に挑戦
サステナビリティレポート2018 P.104-141(環境との共創共生)
主要データ
具体的な取り組み
大和ハウス 佐賀ビル
●売上高当たり温室効果ガス排出量を2005年度比58.5%削減
2017年度は、省エネの推進および再生可能エネルギーの拡 大により、目標を達成しました。また新築自社施設でZEB(ネッ ト・ゼロ・エネルギー・ビル)化を積極的に推進するとともに、
既存施設ではトップランナー事業場による省エネ施策の水平 展開や省エネ投資、運用改善を通じてエネルギー効率の向上 を図っています。今後は、全施設・全事業プロセスにおける売 上高当たり温室効果ガス排出量を、2015年度比で2030年に
45%削減、2055年には70%削減を目指します。
●建設・住宅業界で世界初、EP100・RE100双方に加盟
2018年3月、国際的なNPO 法人「クライメイトグループ」が 運営するエネルギー効率および再生可能エネルギーに関する 国際イニシアティブ「EP100」「RE100」※1の双方に加盟しまし た。これは建設・住宅業界で世界初です。EP100では、「事業活 動におけるエネルギー効率を2030年までに2015年度比で1.5倍、
2040年に2倍にする」、RE100では「2030年までに電力使用量 を上回る再生可能エネルギーによる電力の供給(売電含む)を 図り、その後、自家消費に切り替え、2040年までに当社グルー プの使用電力を100%再生可能エネルギーでまかなうこと」を 目標としています。これらの取り組みにより、脱炭素化に貢献 します。
※1 「EP100」「RE100」は、国連気候変動枠組条約「COP21」のパリ協定達成を目的に、エ ネルギー効率の向上や再生可能エネルギーの活用などを推進する国際イニシアティブ。
●新築の自社施設で電力自給オフィスを実現
2018年2月、再生可能エネルギーでオフィスのエネルギー消 費をすべてまかなえる自社施設「大和ハウス佐賀ビル」が竣工 しました。ここでは、地下から汲み上げた井水と屋上の太陽熱 集熱器による自然空調システム「井水・太陽熱利用ハイブリッ ド空調システム」を導入。当システムや自然換気により、同規 模の一般建築※2と比べ空調に係る電力消費量を約7割削減し ます。また、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた電力自 立システムを開発・導入することで、電力会社からの買電に依 存しない施設となっています。
※2 国土交通省が公布した「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」で定める 基準建物。
●再生可能エネルギーによる発電量が購入電力量の60%以上に向上
2017年度、グループ全体での購入電力量は477GWh/年
(2016年度比1.9%増)、再生可能エネルギーによる発電量は
302GWh/年(2016年度比19%増)でした。その結果、購入電力 量に対する再生可能エネルギーによる発電量の割合は63%と なり、目標(57%)を達成しました。今後、事業拡大に伴い、購入 電力量の増加が見込まれますが、それ以上の再生可能エネルギー 発電を進め、2030年に発電割合100%を目指します。
28.5
14.3 13.2
11.813.4 (t-CO2/億円)
2005 2015 2016 2017 (年度)
58.5%
目標 実績
30.0
20.0
10.0
0
37%
54%
再エネ率(左軸)(再エネ発電量/購入電力量)
購入電力量(右軸) ■実績 再エネ発電量(右軸)■実績 (%)
2017 (年度)
2016 2015
目標 実績
456 468 477
168
254 302
100 75 50 25
0 0
100 200 400 500
300 (GWh/年)
57%63%
1 売上高当たり温室効果ガス排出量 2 購入電力量に対する再生可能エネルギー発電量の割合
科学的根拠に基づく目標「Science Based Targets」の認定取得
2015年の気候変動枠組条約第21回締約国会議で「パリ協定」が採択されました。これを受け、当社グ ループでは2018年2月に「Science Based Targets」にコミットメント、当社グループの温室効果ガス 排出量の削減目標はパリ協定達成に整合した科学的根拠のある意欲的な目標と評価されました。
事業を通じた社会的貢献経営体制価値創造ストーリー株主価値創造エンドレスハートの価値向上データ編
エンドレスハートの価値向上
当社グループでは「まちの価値を、未来へ」というビジョンをふまえ、地域社会 と「共に創り、共に育む」というミッションを遂行するため、当社各部門とグルー プ8社で構成される未来まちづくり推進委員会を運営し、マネジメント体制を 構築しています。
2015〜2017年 度には 都 市 開 発 事 業で 実 施した 全23物 件(全 開 発 面 積
804,369m2)において、街並みのガイドライン策定や住民の管理組合の活性化、
近隣住民との交流支援や自然エネルギーの売電を活用した管理体制の構築など、
ニーズに合わせたさまざまなコミュニティエンゲージメントプログラムを実施 しました。
地域市民
基本的な考え方
事業を通じたコミュニティ発展の支援
地域共生活動
当社では、地域共生活動の実施にあたり、地域の社会課題の認識を深める ため、まず、地方自治体の市民活動部門や地域組織、NPOなどへのヒアリン グを行った上で企画を行っています。その上で、地域共生活動を事業所経営 における課題解決にも活かすために、「人財育成」「社内活性化」「地域社会との 関わり強化」などの「ねらい」(副次的な効果)を明確にし、事業所長が中心とな り活動を展開しています。
2014年度以降は、全国の当社事業所、グループ会社において年間に2,000
件以上の地域共生活動が実施されており、国内だけでなくグローバル企業と 比較してもトップクラスとなる活発な活動を展開しています。
当社は、都市開発とまちづくり事業における土木技術の強みを 持っており、郊外型住宅団地開発や複合的な都市開発を展開し ています。加えて地域市民との関係構築にも注力しており、全国 の支社・支店で現場主義に基づく地域密着型の事業所経営を行っ ています。未来に向けた街づくりと、事業所での「地域共生活動」
を通じて、街と地域社会の発展に貢献しています。
こうした社会価値を創出する活動により、地域市民との信頼 関係を蓄積し、地域の事業活動の円滑化と競争優位性の維持・
向上を図り、企業価値向上へとつなげていきます。
地域市民との共創共生 ▶事業を通じたコミュニティ発展の支援
▶地域共生活動 中長期的に企業価値に影響を与える要素 基本方針
地域共生(清掃)
686件
(21.6%)
災害被災地支援 62件(1.9%)
地域共生
(清掃以外)
750件
(23.6%)
教育支援377件
(11.9%)
環境保全254件(8.0%)
社会福祉536件(16.9%)
国際協力 281件(8.9%)
人道支援227件(7.2%)
3,173件 2017年度
大和ハウスグループ地域共生活動内容
都市開発・まちづくり事業
方針
社会価値
企業価値
まちづくりVision
〜まちの価値を未来へ〜
• 多様化・高度化する都市機能の充実 • 事業エリアの地域社会の発展
• まちづくり・都市開発事業での競争優位性の獲得
• 各地域での企業ブランド向上
• ファン創出など各事業所での事業活動への貢献
事業所での地域共生活動
地域共生活動理念
対話を通じて地域の課題を 把握しともに行動する
地域市民との信頼関係構築
未来まちづくり推進委員会の体制
参加部門:当社都市開発部門、技術部門、経営管理本部、各事 業部門、情報システム部門、CS統括部門、グループ会社8社
各部門の部門長
(議題についての 決裁を実施)
各部門から選任された担当者
(各種情報の共有や企画内容の 精査を実施)
サービス企画・
運営体制構築 ワーキンググループ
ビジョン展開
ワーキンググループ プロジェクト化
(委員長:取締役総合技術研究所長)委員会
担当委員会
事務局 サステナビリティレポート2018 P.72-91(地域市民との共創共生)
サステナビリティレポート2018 P.185(まちづくりに関する方針)
5 経営体制
社外取締役
籔 ゆき子
社外取締役木村 一義
代表取締役社長/芳井 敬一
COO 社外取締役重森 豊
1981年松下電器産業株式会社入社。同社アプライアンス 社グローバルマーケティング プランニングセンターコン シューマーリサーチ担当理事 兼グループマネージャーなど を歴任し、当社の社外取締役 に2016年より就任。
1967年日興證券株式会社入 社。日興コーディアル証券株 式会社取締役会長などを歴任 し、現在株式会社コジマ代表 取締役会長兼社長代表執行役 員および株式会社ビックカメ ラ取締役。当社の社外取締役 には2012年より就任。
1974年安田生命保険相互会 社入社。明治安田損害保険株 式会社代表取締役社長などを 歴任し、現在株式会社ワイズ トータルサポート代表取締役 会長および株式会社ワイズ・
ネットワーキング代表取締役 社長。当社の社外取締役には
2012年より就任。
事業を通じた社会的貢献経営体制価値創造ストーリー株主価値創造エンドレスハートの価値向上データ編
経営体制