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CHOP療法 day3以降

ドキュメント内 事例 (ページ 48-60)

(BHAC)

R- CHOP療法 day3以降

薬剤名 投与量 投与経路 投与時間

1

カイトリル 3mg/3ml 点滴静注 (2回/日)30分

生理食塩液 50ml

2

オンコビン 2mg ボーラス

生理食塩液 20ml

3

アドリアシン 75mg 点滴静注 30分

生理食塩液 100ml

4

エンドキサン 1125mg 点滴静注 1.25時間

生理食塩液 250ml

プレドニゾロン 100mg 内服(分2) day3-7の 朝昼

大まかな見通しを立ててみると、

• 治療目的は「治癒を目指すこと」

• 治療期間は概ね18週間(4.5か月)必要

• 画像評価を行って、治療が追加される可能性 もある

• 有害反応に十分注意して行うことで、日常生活 を維持し、外来で治療を続けることができる

(セルフケアは大切)

• 家族・職場・学校などの理解を得て、社会的役

割も果たしながら治療を完遂し、治癒を目指す

使用する薬剤のアセスメント

薬剤の毒性に関する特徴

Š 用量規制毒性(Dose Limiting Toxicity:DLT)

Š 最大耐用量(Maximum Toleranted Dose:MTD)

Š 出現しうる有害反応の頻度・対応

Š 併用禁忌薬剤・注意を要する薬剤

Š 体内動態、代謝・排泄経路

薬剤の安定性に関する特徴

Š 保管・保存方法

Š 光、温度、pH、濃度、溶解後経過時間

Š 配合変化

器材の選択に影響する特徴

Š フィルター通過性

Š 使用器材への薬剤の吸着・収着および有害物質の溶出

Š 輸液ポンプやシリンジポンプの必要性

使用する薬剤のアセスメント

リツキサン ®

• 警告

Š インフュージョン・リアクション

ƒ

腫瘍量が多い(血液中25,000/μL以上)

ƒ

脾腫を伴う

ƒ

心機能・肺機能障害を有する

Š 腫瘍崩壊症候群

• 用法・用量に関連する注意事項

Š 調剤:10倍希釈とする(最終濃度1mg/ml)

Š 前投薬:30分前に抗ヒスタミン薬と解熱鎮痛剤

Š 投与速度:注入速度に関連して血圧低下、気管支痙

攣、血管浮腫等の症状が出現する。注入速度を守る。

使用する薬剤のアセスメント

エンドキサン ® アドリアシン ®

• 注意を要する副作用

Š

DLT:骨髄抑制

Š

悪心・嘔吐

Š

心筋障害、出血性膀胱炎

• 溶解後3時間以内に投与

• 遮光やPVCフリールート は不要

• 排泄経路にも注意!

Š

唾液中にも含まれるので、

嘔吐物の処理時は要注意

• 注意を要する副作用

Š

DLT:骨髄抑制

Š

悪心・嘔吐

Š

心筋障害(総投与量に注 意:最大500mg/m

2

Š

脱毛

• ビシカント薬!

Š

血管外漏出対策が重要

Š

輸液ポンプは用いない

• 遮光、PVCフリールート

は不要

使用する薬剤のアセスメント

オンコビン ® プレドニゾロン ®

• 注意を要する副作用

Š

DLT:末梢神経障害

Š

しびれ、便秘対策必要

• ビシカント薬!

Š

血管外漏出対策が重要

Š

ボーラス投与中のラインの 開通性、挿入部の観察

• 遮光、PVCフリールートは 不要

• 1回最大投与量は2mg!

• 内服投与となる

• 患者教育と内服確認

• 悪心・嘔吐に対する 対応策にもなる

• 不眠対策が必要にな

る場合がある

急性症状として考えられるもの

• インフュージョン・リアクション

• 腫瘍崩壊症候群

• 抗がん剤の血管外漏出

• 急性の悪心・嘔吐

抗がん剤投与後遅れて出現するもの

• 骨髄抑制

Š 白血球減少

Š 血小板減少

Š 貧血

• 脱毛

• 末梢神経障害

Š 便秘

Š しびれ

治療前の患者教育

• インフュージョン・リアクション

• 血管外漏出

• 急性の悪心・嘔吐

治療後の患者教育

• 有害反応対策

Š 骨髄抑制

Š 脱毛

Š 末梢神経障害

ƒ 便秘

ƒ しびれ

• 外来通院治療継続のための指導

Š リツキサン

®

投与前の前投薬内服の注意

Š インフュージョン・リアクションへの対応

治療前の患者教育

インフュージョン・リアクション

• 初期症状(寒気、悪心・嘔吐、頭痛、咽頭不 快感、咳、発疹など)について伝え、起こった ときは報告してもらう

• 症状に対して、対応する準備があること

• 前投薬を確実に実施すること

Š 特に、外来治療に移行してからは、自分で内服 管理する必要がある

• 初回治療の場合、不安の緩和も大切

治療前の患者教育

血管外漏出

Š 使用薬剤の危険性、血管や注射部位 の状態について

Š 注意すべき症状(局所の発赤、腫脹、

疼痛、灼熱感、圧迫感、しびれ)を伝え、

起こったらすぐに報告してもらう

Š ルートの取り扱いと注射部位の安静

Š 数日間局所を観察すること

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