事案処理
調整指揮
資源管理
アラメダ郡ＥＯＣ
組織構成を空間に具体化
EOC : Emergency operation center
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「米国の危機対応組織」と「災害対策本部 事務局」の組織構成は類似している
「危機対応に必要な5つの機能」を参考に、
組織構成を整理すると役割が鮮明に！
２．災害対応と本部運営に必要な 機能との関連
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「災害対応」のための2種類の場
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本部会議室
組織として取るべき対応策を 決める「意思決定」の場
※首長が最終的に判断する
本部事務室
組織的な情報収集・集約の場 対応策の検討、対策立案の場 実行に向けた調整の場
実行中の活動管理の場
※首長の判断材料を作り、決定事項を具体化する
（首長の「補佐機能の強化」にねらい）
災害対応（プロジェクト）の特徴
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○災害対応＝課題解決型のプロジェクト
「災害対応（プロジェクト）」を効果的かつ効率的に行う ために設置されるのが「災害対策本部」、その組織的な 活動を支える中心的な場が、「災害対策本部事務室」
○プロジェクト業務の特徴について
一時的な組織（永続性はない）で対応することとなる
対応には明確な目標があり、必ず開始と終了時点がある
1人のリーダー（PJマネージャー）と複数のメンバーで構成
いくつかの工程から成り立ち、各段階で必要資源が変わる
プロジェクト管理の道具としての「大部屋」
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A チーム B チーム C チーム
【会議室】
災害対策本部会議
【大部屋】
災害対策本部事務局
（問題解決型PJ管理）
・・・チーム
【各執務室】
目的
目標（ゴール）
スケジュール
課題 解決策 進捗
日経テクノロジー：「進化する大部屋」田中孝史氏の資料より（一部加筆）
個別専門業務 個別専門業務 個別専門業務 個別専門業務
3層構造の部屋割
・組織の壁を取り払う
・ボトルネックの見える化
【関係者が集うことの意義】
状況認識の統一（問題認識の共有）
迅速な対応の実現（組織間の調整・連携による問題解決）
組織運営体制の確保
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事務局（室）が組織運営の核となる
• 大部屋（講堂や会議室）を転用して空間を確保
• 多くの部（班）＋外部機関を同一空間に集約し運営
• 災害対応が一定程度収束するまで常時設置
事務室の設置 全庁体制の基盤確保
効率的な組織運用の実現
＝
事務局（対策戦略室）に必要な機能
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事務局を構成する機能
【マネジメント機能】 組織運用・管理に関わる班
• 指揮調整 ＝ 運用（指揮・調整）の明確化
• 広報 ＝ 広報の一元化
• 情報作戦 ＝ 情報集約、分析、対策立案
• 資源管理 ＝ 人・物の確保・供給管理の一元化
【専門対応機能】 災害対応ニーズに即した対応専門班
• 専門部門 ＝ 発生するニーズに現場で対応を実行する班
（事案処理） タスクフォース （複数混合班）による対処
※時間経過に伴い変化
必要な機能の配置 ＝ 対応管理型の組織運用の実現！
事務局（対策戦略室）の特徴
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【幹部配置の意義】
部・班における災害対応の目標設定
災害対応の実行性（迅速な意思決定、調整・連携）の確保
幹部の常駐
• 調整・連携を必要とするため、幹部（事務局長、各班長）
が常駐していることが多い
幹部 （リーダー） ＝ 確実な対応の実現！
災害対策本部の組織と機能の関係
本部会議
実行 隊長
実行
部隊 幕僚 部隊
渉外 担当
幕僚長
事案 処理
情報 作戦
資源 管理
庶務 財務
渉外 責任者
広報 労働安 全管理
他機関 代表 指揮者
マス メディア
各部局 対策本部事務局
実行 責任者
本部長
副本部長 副本部長
危機管理監 各部局長
実行部隊 代表
この機能を空間におとした
施設が防災センター
３．空間設計を考えるポイント
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設計の考え方（方針） 「機能区分」
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各班・部門の役割（事務分掌）を災害対応に必要な機 能に関連付ける。
機 能 主な役割
マネジメン ト機能
指揮調整 統括・広報・渉外・調整を担う班・部門
情報作戦 情報集約・状況分析・記録・対策立案・対応管理を 担う班
資源管理 人・物（食料・資機材）・車両の調達・管理を担う班
庶務財務 経費の把握、契約、ローテーション管理を担う班 個別対応
機能 事案処理 発生するニーズに現場で対応を実行する班
設計の考え方（方針） 「合理的配置」
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情報の流れと各機能の関連付けを意識した合理的な
配置を行う。
標準的な災害対策本部のレイアウト
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調整会議スペース
避難所班
総務・庶務班
土木班
（公共施設）
商工農林班
（商工農林被害）
水道班
外部関係機関
広報班
指揮・調整官 情報班
対策・調整班
ホワイト ボード
モニタ