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(STEP6) 全員で振り返り

SPINA 3 CH 実証実験での事例(活用のヒント)

1. プロセス改善活動導入のきっかけ作り

 プロセス改善経験が浅い実験参加者が殆どだったが、改善活動の全体像を把握した 上で本メソッドのステップを全て実施している。本メソッドが改善活動の基本的な 手順とシート、そして、網羅された問題点リストや改善策検討のためのヒントを提 供することで、改善経験がなくとも参考にしながら改善活動を実施することが出来 たのではないか。プロセス改善経験が浅いプロジェクトが改善活動の一歩を踏み出 すきっかけとして活用できると考える。

2. コミュニケーションの活性化

 このチームは、試行以前では個人で作業をすることが多く、さらに、業務全体に関 わる問題やその要因について深く討論する機会が少なかったが、当メソッドを試行 することで意見交換や問題領域の共有活動を行うことができ、チーム内のコミュニ ケーションが活性化される効果が得られた。

3. ポジティブ思考

 チームメンバだけでは、因果関係分析を十分に進めることが出来なかった。(経験

・スキルが不足)結果として、マネージャが問題の関連を整理した図を作成したが

、問題の現象に近い部分を問題として特定し、実施することになり、問題を因果関 係で結びつける材料が不足していた(抽出した問題を詳細化する作業の省略など)

ようである。にもかかわらず、一定の効果をメンバが実感し、改善活動を続ける動

機づけの効果があった。改善活動は、トライ&エラーを繰り返すことで、経験・ス

キルが培われることを念頭に前向きな姿勢で取り組むことが大切なのではないだろ

うか。

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Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri

4.プロセス改善の勘所

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プロセス改善は組織活動そのもの

 プロセス改善:

組織のプロセスを変えるために行なわれる行動。

組織の事業目標を、より効果的に、及び/又は、より効率的 に満たすような行動。 (15504-1:2004)

(SLCPでは)

ライフサイクルモデル管理プロセスの下位プロセス 1 プロセスの確立プロセス

2 プロセスアセスメントプロセス 3 プロセスの改善プロセス

プロセスの改善プロセスは,継続的に

組織の有効性及び効率を改善すること。

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プロセス改善における10の勘所

人が中心になること 明確な目的・目標

を持つこと

関係者間での

認識が共有されること

現実的に進めること

活動を継続すること

全員が参画すること

成功を分かちあうこと

計画的に行うこと

主体性を持つこと

事実情報に基づいた

行動をとること

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 まとめ

 プロセスに着目!

 技術、人も忘れずに!

 アセスメントという客観的評価の有効活用!

 改善活動は、“現場の人が中心”

 アセスメントはツールの一つ

 使い方次第!最後はお互いの信頼関係?

(参考)プロセス改善に関するSECBOOKSとツール

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これまでのプロセス改善に関する活動成果

プロセス改善ナビゲーションガイド

なぜなに編

プロセス診断活用編 虎の巻編

ベストプラクティス編

国際規格準拠アセスメントモデル: SPEAK-IPA

標準モデル

軽量モデル(SPINACH)

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