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本部組織体制確立

FC

本部事業導入・革新ステップ

事業計画立案

モデル庖確立

チェ ーン コン セプ ト確 立 図表

3‑3

市場性評価

本部カ評価

直営庖評価

担当者決定

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下段 へ

業態革新・開発

パッケージ改善

加盟庖運営支援

加盟府立地開発支援

加盟応募集

情報システム設計・導入

FC

パッケージ構築

コラボレーションにより誕生する

FC

本部

FC

システムが着実に成長するに連れ,

FC

支援ビジネスも大きく変化してき た。最近では加盟屈の開発代行業や

FC

パッケージ化専門コンサノレティング業,

s v

派遣事業,棚卸し代行事業,

FC

を中心対象とした

VC

等様々な事業が存在 (2) 

こうした支援事業者は,優れた事業を発掘し,

FC

化の支援を行うケースが増えている。彼らは時に出資という形態を用いて,

これは,将来の株式上場時の ごく初期の段階から している。

当該企業の財務の安定性に寄与することもある。

キャピタノレゲインを目的とすると同時に,継続的な取引を維持するためでもあ

このように様々な機能を持った

FC

支援事業者とコラボレーションを行うこ とによって,単独では

FC

展開できない企業も

FC

本部となることができるよ うになっている。つまり,

FC

支援事業者と強みのあるノウハウを持った企業の る。

コラボレーションによって

FC

本部が誕生する時代となっている。

OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ

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‑124‑

香川大学経済論叢

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3  4 FC

ファクトリーの出現 (1)  ベンチャー・リンクとは

前節で

FC

支援事業者には様々な種類があることは述べたが,ここでは

FC

支援をフノレラインで実践しているベンチャー・リンクを例に取り上げてみる。

ベンチャー・リンクはブランチャイズファクトリーというこれまでにないコン セプトを掲げ急成長している企業である。現在の同社のビジネスモデノレは図表

3‑4

のようになっている。

同社はもともと経営コンサノレティングの日本エル・シー・エーから,中堅・

中小企業向けの情報サービス業として誕生した。地域金融機関を介して,中堅・

中小企業を会員としたビジネスクラブを組織し,真に役立つ経営情報を提供す るとともに,企業聞のニーズをマッチングさせビジネスにつなげるサービスを 中心としていた。そして,最近では成長性の高い分野である

FC

ビジネスに経営

図表

3‑ 4  

ベンチャー・リンクのビジネス概要

金融機関向け サービス

圃情報渉外活動支援

会員向けサービス

・経営情報提供

・新規事業支援

出所:ベンチャー・リンク会社案内より(数値は

2 0 0 1

5

月末)

OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ

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革 命

‑125 

資源を重点シフトしてプランチャイズファクトリーとしてのビジネスモデノレを 完成している。

(2) 

FC

ファクトリーとしての業務

それではフランチャイズファクトリーという概念について詳しく見てみる。

フランチャイズファクトリーとは真に価値のあるフランテャイズビジネスを生 みだす生産工場という意味である。そして,その機能は図表

3‑5

のように

4

つの段階に分かれている。

① 

有望ビジネスの発掘

金融機関からの紹介や独自ルートで収集したニュービジネス情報から収益 性・成長性の観点でフランチャイズビジネスにふさわしい有望ビジネスを発掘 する。

図表

3‑ 5 

フランチャイズファクトリーの

4

大機能

F u n c t i o n  1  F U n c t  i o n  2  F u n c t  i o n  3  F u n c t  i o n  4 

有望ビジネス

FCnit 

│ フ ラ 平 イ ジ ー │ スーノ'¥,‑

発掘 Tイジング

成 長 企 業 を 創 出

FC

本部 マルチ

FC

ジー () (ヒや

γ

0ートト)

出所:ベンチャー・リンク広報資料より

i i J i l l L t l l i l i l i ‑

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香川大学経済論叢

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②  FC

事業化

前段階で発掘したビジネスと運営している企業を精査する。そのうえで,当 該企業とベンチャー・リンクが

JV

(ジョイントペンチャー)の形により

FC

本 部を設立し,実験庖を出庖する。そして,その実験庖を一定期間運営してノウ ハウを確立し,きわめて完成度の高いフランチャイズビジネスを創出すること

になる。

③ 

フランチャイジー開発

(7) 

ビジネス・リンク・パートナー

( B L P )

制度を活用し,短期間で大量の加盟庖 開発を行う。

④ 加 盟 庖 へ の サ ポ ー ト

加盟庖となった企業を真の成功に導くために,加盟庖に対しスーパーパイジ ング活動を行う。

(3)  コラボレーションによるゆるやかなグループ経営

図表

3‑4

を振り返ってみると,ベンチャー・リンクのビジネスモデノレは実 に様々なコラボレーションにより成り立っている。まず,多くの会員企業を持 つビジネスクラブを維持するために金融機関とのコラボレーション関係が存在 する。そして,有望ビジネスを開発した企業とのコラボレーション関係により

FC

本部を設立している。さらに,

BLP

FC

本部が

FC

契約を結ぶという新た なコラボレーション関係を生みだしている。ベンチャー・リンクは,このよう なコラボレーションにより,ゆるやかなグループ経営とも言うべきシステムを 構築しているのだ。こうしたビジネスシステムに参加している会員企業に対し,

ニュービジネスを提案することでそれらの企業の成長を実現しているのであ る。

(7)  ビジネス・リンク・パートナー制度:ベンチャー・リンクの特別な会員制度である。特 に新規事業進出意欲が強い優良企業を対象としている。

OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ

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FC

ビジネスの将来展望

4  . 

日本フランチャイズチェーン協会では

1 9 7 4

年以降,毎年フランチャイズ統計 その調査によると

FC

ビジネスにかかわる売上高は 調査を行っているのだが,

毎年着実に増加してきている。パブ/レ崩壊後の

1 9 9 0

年代も平均で

10%

を上回 る成長を果たしてきた。 この主な要因としては,需要側からは個人事業を中心 としたビジネスシステムでは時代の要請するレベlレに追いつけずチェーン化が 求められたことがあげられる。一方,供給側から見ると長ヲ│く不況を背景に

FC

ビジネスが脱サラという労働者の受け皿となってきたことがあげられる。おそ こうした状況は今後も継続するものとみられるが,低成長経済下の日本 らく,

において,

FC

ビジネスがどのように変化していくのか検討してみたい。

FC

本部の新成長戦略

4

1

経営資源を持たない企業の成長戦略

まず,

FC

システムを用いずに事業拡大を図る場合を考えてみよう。通常,事 業に成功して多庖舗展開を図るためには出庖資金と庖長となる人材を確保する

ことが必要となる。そのため,飲食庖を例にあげれば最初の

1

庖舗がある程度

J吉舗目を出庖するためには多くの場合 2 年~3

) 1 ( 

順調に運営できたとしても,

年が必要!となる。仮に,当該事業が魅力的な業態で

2

年ごとに倍々のペースで 出庖できたとしても,直営展開によって有力チェーンと認知される 50庖舗の出 庖が可能になるのは最初の出庖から数えて

1 0

年以上が必要となる。果たして,

この競争が激しい時代に

1 0

年という時聞をかけての事業拡大が効率的といえ 2~3 年後には競合企 おそらく,

その業態が魅力的であれば,

るであろうか。

業による参入を受けて価格競争に巻き込まれ,既存底舗のテコ入れに汲々とす ることになるはずだ、。

一方,

FC

展開を行うケースを考えてみる。本当に優れた業態を開発できてい たとすれば,

3

章で述べたように

FC

支援事業者の力を借りて,

FC

展開を図る ことが可能となる。経験のある FC 支援事業者の場合,立地条件の異なる 2~4

‑128

香川大学経済論叢

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庖舗の実態を精査すれば支援すべきかどうかを判断できるという。すると,事 業開始後 2~3 年程度で FC 展開への道が聞かれることになる。 FC 本部とし ては,

FC

支援事業者とのコラボレーションにより自社の行うべき業務,その多 くはノウハウ・新商品の開発・新業態の開発に経営資源を集中することができ る。その結果,当該

FC

の競争力は高まり,成長が加速することになる。このパ ターンの具体的な事例としては,ペンチャー・リンクの支援を受け i炭火焼肉 酒家 牛角」チェーンを展開して短期間で庖頭市場に公開したレインズイン ターナショナルがあげられる。レインズインターナショナ

J

レは

1 9 9 6

年に「炭火 焼肉酒家 牛角」一号庖を出庖し,翌年にはベンチャー・リンクとの提携を行 い,

2 0 0 0

年には株式の上場,

2 0 0 1

年には庖舗数で焼肉業界のトップに躍り出た。

優れた

FC

パッケージを開発すれば,金や人といった経営資源を持たずとも急 速な事業展開が可能になるというモデノレである。

FC

支援事業者のレベノレが高 まることが予想されることから,今後もこうした経営資源を持たない企業に

FC

による成長ノ

T

ターンが数多く現れることになるはずだ。

(2)  進化を続ける

FC

本部

FC

本部のノウハウは完成することがない。なぜなら,日々ノウハウが改善さ れている,あるいはされるべきだからである。健全な

FC

本部であれば,

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を 通じて現場の問題点や改善提案を

FC

本部に吸収し,常に対応を行っている。

FC

本部の中には,メーノレや

HP

といった

IT

技術を活用して,タイムリーにマ ニュアル等を更新している企業もある。逆に言えば,こうした改善ができてい ない

FC

本部は淘汰されることになる。

そして,競合が厳しくなり日々の改善レベルでは対処できないような場合に は,業態革新が行われることになる。たとえば,デリパリーサービスや

e

コマー ス対応を行っている現在のコンビニヱンスストアは

5

年前のコンビニエンスス トアとは大きく変化している。もちろん,

1 0

年前と比べると個々の取扱商品で も様変わりしている。ある意味では,別業態と言ってもよいだろう。また i吉 野家」等の外食チェーンで見られたような,急激な値下げは,単に価格の改定

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