2. 仕様の概要比較
2.16 CAN モジュール
表2.27にCANモジュール仕様の概要比較を示します。
表2.27 CANモジュール仕様の概要比較
項目 RX64M(CAN) RX65N(CAN)
チャネル数 3チャネル 2チャネル
プロトコル • ISO 11898-1規格準拠(標準フレー ム/拡張フレーム)
• ISO 11898-1規格準拠(標準フレー ム/拡張フレーム)
ビットレート • 1Mbps以下のビットレートをプロ グラム可能(fCAN≧8MHz) fCAN:CANクロックソース
• 1Mbps以下のビットレートをプロ グラム可能(fCAN≧8MHz) fCAN:CANクロックソース メッセージボックス • 32メールボックス:2種類のメー
ルボックスモードを選択可能
通常メールボックスモード:
32メールボックスを送信また は受信用に設定可能
FIFOメールボックスモード:
24メールボックスを送信また は受信用に設定可能
残りのメールボックスを送信 用に4段、受信用に4段の FIFOを設定可能
• 32メールボックス:2種類のメー ルボックスモードを選択可能
通常メールボックスモード:
32メールボックスを送信また は受信用に設定可能
FIFOメールボックスモード:
24メールボックスを送信また は受信用に設定可能
残りのメールボックスを送信 用に4段、受信用に4段の FIFOを設定可能
受信 • データフレームとリモートフレー ムを受信可能
• 受信するIDフォーマット(標準ID のみ、拡張IDのみ、標準と拡張 両方のID)を選択可能
• ワンショット受信機能を選択可能
• オーバライトモード(メッセージ 上書き)かオーバランモード(メッ セージ破棄)を選択可能
• 受信完了割り込みの許可/禁止をメ ールボックスごとに個別の設定可 能
• データフレームとリモートフレー ムを受信可能
• 受信するIDフォーマット(標準ID のみ、拡張IDのみ、標準と拡張 両方のID)を選択可能
• ワンショット受信機能を選択可能
• オーバライトモード(メッセージ 上書き)かオーバランモード(メッ セージ破棄)を選択可能
• 受信完了割り込みの許可/禁止をメ ールボックスごとに個別の設定可 能
アクセプタンスフィルタ • 8つのアクセプタンスマスク(4メ ールボックスごとに個別のマス ク)
• メールボックスはマスクの有効/無 効を個別に設定可能
• 8つのアクセプタンスマスク(4メ ールボックスごとに個別のマス ク)
• メールボックスはマスクの有効/無 効を個別に設定可能
項目 RX64M(CAN) RX65N(CAN) 送信 • データフレームとリモートフレー
ムを送信可能)
• 送信するIDフォーマット(標準ID のみ、拡張IDのみ、標準と拡張 両方のID)を選択可能
• ワンショット受信機能を選択可能
• ID優先送信モードかメールボック ス番号優先送信モードを選択可能
• 送信要求をアポート可能(フラグ でアポート完了を確認可能)
• 送信完了割り込みの許可/禁止をメ ールボックスごとに個別に設定可 能
• データフレームとリモートフレー ムを送信可能)
• 送信するIDフォーマット(標準ID のみ、拡張IDのみ、標準と拡張 両方のID)を選択可能
• ワンショット受信機能を選択可能
• ID優先送信モードかメールボック ス番号優先送信モードを選択可能
• 送信要求をアポート可能(フラグ でアポート完了を確認可能)
• 送信完了割り込みの許可/禁止をメ ールボックスごとに個別に設定可 能
バスオフ復帰方法 • バスオフ状態からの復帰方法を選 択可能
ISO 11898-1規格準拠
バスオフ開始で自動的にCAN Haltモードへ移行
バスオフ終了で自動的にCAN Haltモードへ移行
プログラムによりCAN Haltモ ードへ移行
プログラムによりエラーアク ティブ状態へ遷移
• バスオフ状態からの復帰方法を選 択可能
ISO 11898-1規格準拠
バスオフ開始で自動的にCAN Haltモードへ移行
バスオフ終了で自動的にCAN Haltモードへ移行
プログラムによりCAN Haltモ ードへ移行
プログラムによりエラーアク ティブ状態へ遷移
エラー状態の監視 • CANバスエラー(スタックエラ ー、フォームエラー、ACKエラ ー、CRCエラー、ビットエラ ー、ACKデリミタエラー)を監視 可能
• エラー状態の遷移を検出可能(エ ラーワーニング、エラーパッシ ブ、バスオフ開始、バスオフ復 帰)
• エラーカウンタを読み出し可能
• CANバスエラー(スタックエラ ー、フォームエラー、ACKエラ ー、CRCエラー、ビットエラ ー、ACKデリミタエラー)を監視 可能
• エラー状態の遷移を検出可能(エ ラーワーニング、エラーパッシ ブ、バスオフ開始、バスオフ復 帰)
• エラーカウンタを読み出し可能 タイムスタンプ機能 • 16ビットカウンタによるタイム
スタンプ機能
• 基準クロックは、1、2、4、8ビ ットタイムから選択可能
• 16ビットカウンタによるタイム スタンプ機能
• 基準クロックは、1、2、4、8ビ ットタイムから選択可能 割り込み機能 • 5種類の割り込み要因(受信完了割
り込み、送信完了割り込み、受信 FIFO割り込み、エラー割り込み)
• 5種類の割り込み要因(受信完了割 り込み、送信完了割り込み、受信 FIFO割り込み、エラー割り込み) CANスリープモード • CANクロックを停止することで
消費電流を提言可能
• CANクロックを停止することで 消費電流を提言可能
項目 RX64M(CAN) RX65N(CAN) ソフトウェアサポートユ
ニット
• 3つのソフトウェアサポートユニ ット
アクセプタンスフィルタサポ ート
メールボックス検索サポート (受信メールボックス検索、送 信メールボックス検索、メッ セージロスト検索)
チャネル検索サポート
• 3つのソフトウェアサポートユニ ット
アクセプタンスフィルタサポ ート
メールボックス検索サポート (受信メールボックス検索、送 信メールボックス検索、メッ セージロスト検索)
チャネル検索サポート CANクロックソース 周辺モジュールクロック(PCLKB)、
CANMCLK
周辺モジュールクロック(PCLKB)、
CANMCLK テストモード • ユーザ評価用に3つのテストモー
ドを用意
リッスンオンリモード
セルフテストモード0(外部ル ープバック)
セルフテストモード1(内部ル ープバック)
• ユーザ評価用に3つのテストモー ドを用意
リッスンオンリモード
セルフテストモード0(外部ル ープバック)
セルフテストモード1(内部ル ープバック)
低消費電力低減機能 モジュールストップ状態への設定が 可能
モジュールストップ状態への設定が 可能