BAPI (バピ)
BAPI (バピ) は、ローカルネットワークでも インターネットでも、複数のコン ポーネントが相互に絡む 統合シナリオを作る上で役に立ちます。
BAPIの統合
あたかも人がSAP ERPの画面に向かって キーパンチする形をプログラムが まねて、1項目ずつデータを 入力する バッチインプットのことを
BAPI (Business Application Programming Interface )と呼びます。
標準のSAPのインターフェイスで、SAPコンポーネント間、SAPとSAPでない コンポーネント間で 技術的な統合をして、データをやり取りします。
以下の場面で、BAPIを使うことができます。
(A) 標準SAPインターフェイス と BAPIは、XMLベースのインターフェイス リポジトリ ( IFR )で公開されるので、インターネットを使い、複数のコン ポーネントが相互に通信を 行う統合シナリオに使用
(B) 独立したビジネスコンポーネントと SAPシステムの機能を合わせて 登録する際、BAPIを 共通インターフェイスにして統合する
(C) サードパーティソフトウェア と レガシーシステムの接続
(D) ALE を使用した同期接続をしない、分散型シナリオの導入
(E) 得意先およびパートナーによる独自のオブジェクト開発
(G) 得意先およびパートナー独自のオブジェクト開発
例 ハンディターミナルとの連携
製品原価計画の BAPI
SAP ビジネスフレームワーク は、コンポーネントを基準とした拡張性のある アーキテクチャによって、 SAP コンポーネント と 他のソフトウェア製造元 との間の対話を可能にします。
BAPI ( ビジネス・アプリケーション・プログラミング・インタフェース ) によ り、標準インタフェースを介して SAP システムにあるデータおよび業務プ ロセスにアクセスすることができます。
製品原価計画では、各種 BAPI を用い て SAP の品目に関する原価計算
以下の BAPI を使用することができます。
・ BAPI_COSTESTIMATE_GETLIST
このメソッドで、 SAP システムの品目の原価見積を選択することができま す。 ユーザの選択基準に適合する原価見積が一覧表示されます。
・ BAPI_COSTESTIMATE_GETDETAIL
このメソッドで、メソッド BAPI_COSTESTIMATE_GETLIST を用いて選択した 一覧から、原価見積の 原価構成分割にアクセスすることができます。 原価 構成に ブレークダウンされた原価が表示されます。
・ BAPI_COSTESTIMATE_ITEMIZATION
このメソッドで、メソッド BAPI_COSTESTIMATE_GETLIST を用いて選択した 一覧から、原価見積の 明細化にアクセスすることができます。 各原価計算 明細の情報を照会することができます。
・ BAPI_COSTESTIMATE_GETEXPLOSION
このメソッドで、メソッド BAPI_COSTESTIMATE_GETLIST を用いて選択した 一覧から、原価見積の 積上済 BOM にアクセスすることができます。
BOM 構成を各レベルで展開することができます。
ビジネスオブジェクトとBAPI
BAPI は ビジネス オブジェクト タイプに対する メソッドとして定義されています。
よってオブジエクト指向のインターフェイスを 使用すると、導入に関する詳細な 情報がわからない場合でも、ほかのコンポーネントから SAP ERPのアプリ ケーションに直接アクセスできます。
オプジェクト指向を使用すること によって、既存の機能やデータ の再利用、トラブルのない技術 的な相互の運用、SAPではない コンポーネントの導入等も行えま す。
ビジネスコンポーネント
ビジネス機能を持ち ビジネスオブジェクト で構成されています。 例えば、ビジネスタイ プ「従業員」と「応募者」はビジネスコンポーネント「人事管理」に割り当てられます。
1 つの あるいは 複数のビジネスコンポーネント内に ビジネスプロセスが導入されます。
補足:
オブジエクト指向における、特定の処理を ひとまとまりにした、サブルーチ ンのこと。
ソフトウェア開発における考え方の一種で、プログラムを処理の手順・手統 きではなく、処理対象(オプジェクト)に着目して記述していくこと。
オブジェクト指向 メソッド
ビジネス オブジェクトタイプ
1つの ビジネス オブジエクト タイプは、1つの事業体を表します。
SAPシステムの オブジェクト指向の橋造は、ビジネスオブジェクトタイプを ベースとしています。
ALE
ALE統合サービスを使うと、複数のSAPシステム および 非SAPシステムで実行 される ビジネスプロセスの技術的な統合ができます。
この統合サービスは、ALE分散モデルを使用する、システム間でのビジネス オブジェクト タイプの分散と関連しています。
統合シナリオ
ビジネスフレームワークに関する設計は、具体的なシナリオを ベースとしです。
統合シナリオではコンポイーネント、ビジネスオブジェクトタイプ、および、BAPIの 相互作用について記述していて、ビジネスプロセスはセマンティック(「意味論的な」
の意)レベルで 同期することでシステムが統合されます。
SAP Business Suite
SAP ERPの中核コンポーネントとして、e-Businessの基礎となる強力なソ リューションを成しているのがSAP Business Suiteです。
セールスをサポートするCRM、画期的な商品の誕生を支援するPLM、流通を革 新するSCMに 購買改革を実現するSRMなどを、常に進化させ続けています。