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6.15 BACP 関連の設定
6.15.2 パラメータbacp-max-terminateの設定
[入力形式] pppbacp maxterminatecount
[パラメータ] count... 回数(1..10)
[説明] 選択されている相手について[PPP,BACP]のterminate-requestの送信回数を設定する。
[デフォルト値] 2
6.15.3 パラメータbacp-max-congureの設定
[入力形式] pppbacp maxcongurecount
[パラメータ] count... 回数(1..10)
[説明] 選択されている相手について[PPP,BACP]のcongure-requestの送信回数を設定する。
[デフォルト値] 10
6.15.4 パラメータbacp-max-failureの設定
[入力形式] pppbacp maxfailurecount
[パラメータ] count... 回数(1..10)
[説明] 選択されている相手について[PPP,BACP]のcongure-nakを送る回数を設定する。
[デフォルト値] 10
6.15.5 パラメータbap-restartの設定
[入力形式] pppbap restarttime
[パラメータ] time... ミリ秒(20..10000)
[説明] 選択されている相手について[PPP,BAP]のcongure-request,terminate-request の再 送時間を設定する。
[デフォルト値] 1000
6.15.6 パラメータbap-max-retryの設定
[入力形式] pppbap maxretrycount
[パラメータ] count... 再送回数(1..30)
[説明] 選択されている相手について[PPP,BAP]の最大再送回数を設定する。
[デフォルト値] 30
7 DHCP
の設定
RTA52iはDHCP1機能として、DHCPサーバ機能とDHCPリレーエージェント機能を実装しています。DHCP クライアント機能はWindows95やWindowsNT等で実装されており、これらとRTA52iのDHCPサーバ機能、
DHCPリレーエージェント機能を組み合わせることによりDHCPクライアントの基本的なネットワーク環境の自 動設定を実現します。
ルータがDHCPサーバとして機能するかDHCPリレーエージェントとして機能するか、どちらとしても機能 させないかはdhcp serviceコマンドにより設定します。現在どのようになっているかはshow dhcpコマンド により知ることができます。
DHCPサーバ機能は、DHCPクライアントからのコンフィギュレーション要求を受けてIPアドレスの割り当 て( リース)や、ネットマスク、DNSサーバの情報等を提供します。
割り当てるIPアドレスの範囲とリース期間はdhcp scopeコマンドにより設定されたものが使用されます。
IPアドレスの範囲は複数の設定が可能であり、それぞれの範囲をDHCPスコープ番号で管理します。DHCPク ライアントからの設定要求があるとDHCPサーバはDHCPスコープの中で未割り当てのIPアドレスを自動的 に通知します。なお、特定のDHCPクライアントに特定のIPアドレスを固定的にリースする場合には、dhcp
scop eコマンドで定義したスコープ番号を用いてdhcpscopebindコマンドで予約します。予約の解除はdhcp
scop eunbindコマンドで行ないます。IPアドレスのリース期間には時間指定と無期限の両方が可能であり、これ
はdhcpscopeコマンドのexpire及びmaxexpireキーワードのパラメータで指定します。リース状況はshow
dhcpstatusコマンドにより知ることができます。DHCPクライアントに通知するDNSサーバのIPアドレス情
報は、dnsserverコマンドで設定されたものを通知します。
DHCPリレーエージェント機能は、ローカルセグメントのDHCPクライアントからの要求を、予め設定され たリモートのネットワークセグメントにあるDHCPサーバへ転送します。リモートセグメントのDHCPサーバ はdhcp relay serverコマンドで設定します。DHCPサーバが複数ある場合には、dhcp relay selectコマン ドにより選択方式を指定することができます。
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