Thunderboltの接続:
Apollo 16はThunderboltを用いて、コンピューターと接続をします。以下のお約束があります:
● Thunderboltケーブルは付属していません。別途、Thunderbolt 1/2対応のケーブル、ご用意お願い致します。
● Apollo 16はThunderbolt 2規格に準じています。Thunderbolt 1、Thunderbolt 3環境でもご利用頂けます。
● Windows PCは、Thunderbolt 3(USB-C端子経由)を内蔵するコンピューターのみが対応します。
● Thunderbolt 3を装備したコンピューターと接続するには、ケーブルとは別にThunderbot変換アダプターといった周 辺機器が必要です。
ご注意:Thunderbolt 1または2端子は、ミニディスプレイポートと同じ形状です。ご利用のコンピューターの端子が Thunderboltであることをご確認下さい。
フロントパネル
Apollo 16のフロントパネルの概要は次の通りです:
METER I/O POWER
OFF METER
1 2 3 4 5 6 7 8
C 0 -6-3 -9 -12-15 -18-21 -27 88.2
RATE 44.1 48
176.4 96 192
9 10 11 12 13 14 15 16
C 0 -6-3 -9 -12-15 -18-21 -27 HOST
CLOCK INT EXT METER
IN OUT
MONITOR
1 2
C 0 -6-3 -12-9 -15 -18-21 -27
❶ ❷ ❸ ❹ ❺ ❻ ❼ ❽ ❾
Apollo 16フロントパネル
❶メータースイッチ
アナログチャンネルメーターの表示モード(INとOUT)の切り替えをします。
❷ステイタスインジケーター Apolloの様々な状況を表示します。
ホスト:Thunderboltの接続状況を示します:
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● 点灯:ホストコンピューターと接続され、正常稼働している状態を示します。
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● 消灯:ホストコンピューターと接続していない、あるいは認識されていない状態を示します。インストール後にこの状 態になっている場合は、コンピューターとのThunderbolt接続、あるいはソフトウェアが正常にインストールされている かどうかを確認します。
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● 点灯(赤):システムエラーが発生しています。テクニカルサポートまで、ご連絡お願い致します。
クロック:システムクロックの状況を示します:
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● INT:Apolloの内部クロックを使用していることを示します。
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● EXT:外部のクロックを使用していることを示します。点灯色で、外部クロックとの同期状況を示します。
● 白:外部クロックと正常同期している状態です。
● 赤:外部クロックと正しく同期していない状態です。適切なクロックが入力されていない可能性があります。この 場合、適切な外部クロックを認識するまで、Apolloは内部クロックで動作します。
重要:外部クロックを使用する場合、Apolloのサンプルリングレートを手動で、ソースクロックと同じ設定する必要があります。
メーター:アナログチャンネルメーターの状況を示します:
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● IN:入力チャンネルのピークレベルを表示します。
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● OUT:出力チャンネルのピークレベルを表示します。
❸サンプリングレートインジケーター
Apolloのデジタル変換の品位を表示します。サンプリングレートの設定は、Consoleソフトウェア、あるいはDAWで行います。
❹チャンネルレベルメーター
アナログ入力または出力チャンネルの信号レベルを表示します。入出力の切り替えは、METERスイッチ(❶)で行います。その 状況は、METERインジケーター(❷)で確認出来ます。メーター一番上のクリップインジケーターが点灯した場合、デジタル の領域で信号過多になっている(レベルが0dBFSを超越している)ことを示します。
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● INPUTモード:A/Dコンバーターのピークレベルを表示し、入力信号の確認と適切な入力ゲイン設定をする際に使用し ます。メーターが赤色にならないように、ラインレベル機器の出力で調節します。
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● OUTPUTモード:D/Aコンバーターのピークレベルを表示し、出力信号の確認に使用します。メーターが赤色にならな いように、DAWの出力で調節します。
❺パワーインジケーター(UADロゴ)
電源が投入されると、UADロゴが点灯します。
❻モニター出力メーター
モニター(またはヘッドフォン)出力レベルを表示します。メーターが赤色に点灯した際、出力レベルを下げます。
❼モニターレベル&ミュートノブ
このダイアルは、アナログモニター出力の操作に使用します:
● ダイアルを回すことで、選択されているモニター出力を操作します。
メモ:Apolloのモニターレベルコントロールは、デジタルコントロールされたアナログの音量設定です。この構造は、デジタルによる高 い精度の設定と、信号の解像度に影響しない適切な出力が得られるのが特長です。
ヒント:Apolloのモニターレベルコントロールは、バイパスすることが可能です。外部のモニターコントロールを使用している場合、
Apolloのモニターコントロール回路をバイパスにすることで、モニターコントロールが二重になる状況を防止します。モニターコント ロールをバイパスにした際、Apolloは以下の状態になります:
● モニターレベルインジケーター(❽)は、緑色全開の状態に点灯し、ダイアル操作をすると点滅をします。
● オルタネートモニタリング機能は、無効になります。
● モニター出力の信号は、ラインレベル(レベルコントロールによるアッテネートなし)になります。
● ダイアルを押すと選択されているモニター出力をミュートします。この際、モニターレベルインジケーター(❽)は、赤 色に変化します。
メモ:このスイッチはモニター出力に対して機能します。ヘッドフォン出力には、影響しません。
❽モニターレベルインジケーター
選択されたモニター出力の設定レベルと状況を示します:
ヒント:Consoleソフトウェアのモニターコラムのモニターレベル表示と連動しています。
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● 緑(可変):メインモニターのレベル設定を示します。
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● 緑(最大固定):Apolloのモニター回路がバイパス状態であることを示します。
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● 赤:モニター出力がミュート状態であることを示します。
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● 橙:サブモニター出力(ALT 1)が有効になっていることを示します。
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● 黄:サブモニター出力(ALT 2)が有効になっていることを示します。
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● 点滅:モニター出力にDIM、もしくはMONOモードであることを示します。