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NSAIDs

症例 1 Answer

★初回オピオイド処方時には制吐剤の予防投与をしておくべきであった  *嘔気は一時的で消失する場合がある

★嘔気が本当にオピオイドによるものか評価する

 *血中濃度が上昇する時期に嘔気が起きるか評価する

 *便秘、高カルシウム血症、脳転移、イレウスがないか確認する

★嘔気が起きる誘引を探す

 *食事、臭気、咽頭刺激、体動による悪化があるかを確認する

★オピオイド投与と同じに制吐剤を処方するよう医師に伝える  *標準処方:ノバミン、セレネース

 *食事→蠕動亢進薬、体動→抗ヒスタミン剤

症例2

便秘になってきたがどの下剤を使うか?

オピオイドを内服し始め、便秘になっている。

適宜、浣腸をして対応しているが、いつも便が固い。

下剤の処方依頼をすることにしたが、何を選択するか?

また、食事摂取にバラツキがある時の下剤調節は?

症例 2

ANSWER

★オピオイド(特にモルヒネ)は便秘が多い  *モルヒネ≒オキシコドン>フェンタニール

★便秘のリスク評価をする

 *臥床がち、抗コリン性薬剤、もともと便秘症→予防的に使用

★腸を動かしてはいけない状態のリスク評価をする

 *腸閉塞で下剤で腹痛が生じる→医師に評価を依頼

★便秘の内容に合わせて薬剤を選択する  *硬い→軟化剤(カマ・ミルマグ、モニラック)

 *グル音が弱い→蠕動亢進薬(ラキソベロン、プルセニド、大黄)

 *慢性の麻痺性イレウス→大建中湯

★腹部や便の性状を観察して判断する

 *腹部膨満の状態 触診や部診をしっかりとする

 *便性が硬いのか、便が下りてきていないのか原因にあわせて    薬剤、処置を検討する(溢流性の場合がある)

症例 3

定期薬を飲む前に痛くなる

定期的にオキシコンチンを内服している。

内服時間の

1-2

時間前に疼痛が出現し、早めに渡している

症例 3

ANSWER

★徐放性オピオイドは必ず「持続時間」のあいだ有効なのではない

★血中濃度が下がらないようにする

 *投与間隔を短くする、または、投与量を増量する

★患者の体験、認識を確認する

*「痛くても我慢したい」「病気が進んでいるのかなぁ」

「もう少し何とかしてほしいが、先生に任せているから」など 患者価値観を理解し情報提供や説明を行う

症例 4

モルヒネが始まったが

疼痛時指示がペンタジンのままになっている

疼痛に対してペンタジン、ボルタレン使用していた。

効果がなくなってきたため、アンペック

10mg

が開始になった しかし、疼痛時の臨時指示がペンタジンのままである。

症例 4

ANSWER

★強オピオイドの定期投与では、臨時薬も強オピオイドが望ましい  *ペンタジンと強オピオイドは拮抗する可能性がある

 *ペンタジンは連用で精神依存を形成しやすい

★臨時指示を強オピオイドにしてもらうよう医師に検討を促す

症例 5

モルヒネが始まった後 ボルタレンが中止になった

疼痛に対してボルタレンを定期的に使用していた 効果が乏しくなり、モルヒネが開始された

ボルタレンは中止の指示が出た

そのあとから、疼痛が強まっている

症例 5

ANSWER

★ボルタレンとオピオイドの併用は相乗効果がある  *作用機序が異なるため

  (オピオイドは炎症性の疼痛にききにくい)

NSAID

sが中止になった理由を確認する(腎不全?出血?)

 合併症なければ、

NSAID

s併用の検討を医師に依頼する

★患者、家族に薬剤の併用について説明をする

「薬を変えたのに効かない!」「前の薬の方が効くのに!!」

「また、薬が増えるのか」 など不安に思っている場合がある

症例6

安静時の痛みは取れた

間欠的な痛みがあり、ねむくなってきた

疼痛に対して定期のオピオイドを増量している

疼痛は安静にしているとないが、1日に何回か強い痛みがくる 眠気がつよく、ときどきおかしなことをいう

★疼痛の原因を確認する

 *定期的なオピオイドだけでは

breakthrough pain

は緩和できない

 *オピオイドの効きにくい疼痛(神経因性疼痛、骨転移痛など)かもしれない

★眠気の他の要因を確認する

 *脳転移、高カルシウム血症、肝性脳症、腎不全、電解質異常など  *生活環境の変化や生活リズムなど

 *オピオイドが単独の理由である場合は少ない

★眠気はいいのか、ないほうがいいのか、患者・家族の価値を評価する

★眠気なしに、どれだけ鎮痛できるのか、チームで見とおしを共有する

★眠気のこない鎮痛手段を検討する

 *眠気のきにくいオピオイド(フェンタニール)へきりかえる  *間欠痛に合わせて、短い半減期のオピオイドを使用する  *リタリン・カフェインを使う

 *放射線、

NSAIDS

、ステロイドなど  *マット変更、生活援助など

症例 6

ANSWER

症例 7

しびれるような痛みで痛みが減らない

疼痛に対してオピオイドを定期使用している

眠気があり、疼痛に対して効果があまりないといっている。

疼痛は腰部、両足が痺れる

足に触れると痺れの増悪と電気が走るような痛みがある。

症例 7

ANSWER

★しびれるような痛みは神経因性疼痛で難治性

 *オピオイドを増量しても眠気が増えるだけの可能性がある

★他の鎮痛手段を(難しいが)検討する  *鎮痛補助薬、神経ブロック

 *症状が緩和する因子、悪化する因子をさがす    患者自身が対処している方法を観察する      暖める・冷やす、刺激を避ける体位など

症例 8

フェンタニールの屯用がもたない

フェンタニールを持続投与している

早送りの効果が長続きせず「効くがすぐに痛くなる」と言われる

症例 8

ANSWER

★フェンタニールの効果は1時間前後で長持ちしない

★ベースアップ?屯用の増量?このまま?

 *早送り

2

時間後に毎回痛くなり、眠気がなければ、

  持続投与量の不足なのでベースアップをする

 *早送り後効果が全くなく、眠気がなければ(「なんも変らん」)、

  臨時投与量の不足なので臨時投与量を増量する  *早送りがあってもあいだが

4-6

時間あいていれば、

  

breakthrough pain

なので屯用で対処する

★その時だけではなく、1日通して「満足か不満か」の評価をする

血中濃度と疼痛とのイメージ

 *早送り

2

時間後に毎回痛くなり、眠気がない:

  持続投与量の不足なのでベースアップをする

 *早送り後効果が全くなく、眠気がない(「なんも変らん」):

  臨時投与量の不足なので臨時投与量を増量する

 *早送りがあってもあいだが

4-6

時間あいている:

  

breakthrough pain

なので屯用で対処する

屯用 痛み

ベース

症例9

からだがぴくぴくする

モルヒネを持続的に投与し、鎮痛は良好である 意識の低下、上下肢のピクツキが出現している 家族も不安そうである

症例 9

ANSWER

★モルヒネは腎機能が悪化すると、神経毒性のある代謝産物が   蓄積する

 (モルヒネが腎機能を悪化するのではない)

★ピクツキはミオクローヌスという

 ミオクローヌス+せん妄を神経筋過敏症候群という

★緩和手段を検討する

 *終末期でないなら、モルヒネをフェンタニールにローテーションする

 *家族はけいれんではないかと心配していることがあるので    状況の説明をする 

 *終末期なら、向精神薬を併用する

   意識低下する可能性があるので、患者・家族と相談する  

症例10

オピオイド変更の換算がわからない

疼痛に対してリン酸コデイン 120mg を使用してきた

内服が難しくなってきたので変更したい

症例10 Answer

★リン酸コデイン 120mg × 1 /6=モルヒネ量(経口)

モルヒネ 20mg /日

*座薬アンペックなら 10mg×2 ( 12 時間間隔)

*デュロテップパッチなら1/3面貼布

(デュロテップパッチは約 60mg /日)

*持続注入(皮下、静脈)なら経口量の 1 /2量 モルヒネ10 mg を24時間で入るように調節

★電子カルテヘルプ「症状緩和マニュアル」を見る

 →PCTに連絡してください

症例11

オピオイドの内服ができなくなった

オキシコンチン20 mg を使用してきたが

嘔気、嘔吐が出現し内服できない

レスキュ−もオプソである

症例11 Answer

★オピオイドの濃度が低下しないよう他の経路の指示を依頼する   *一時的であれば挿肛でも可能 

★オキシコンチン×1.5がモルヒネ経口量   =モルヒネ30mg/日

*座薬アンペックなら 、   10mg×3 (8時間間隔)

*デュロテップパッチなら、  1/2面貼布

(デュロテップパッチ2.5mg=モルヒネ60mg/日)  

*持続皮下・静脈投与なら、

  経口量の1/2量=モルヒネ15mg/日

症例12

疼痛時①がきかない

疼痛に対して臨時指示がある。

①ロピオン

0.5A

+生食

5

ml 静注

②フェンタニール早送り 痛みの訴えがあり

①を使用したが軽減が乏しい

症例 12

ANSWER

★ロピオンの効果が出るまでに

15

30

分。

 それ以上みても効果ない時、②を使用してよい

★患者・家族の認識を大切にする

  

E.g.,

「さっき、使ったばかりなのに..

」      「はやくどんどんやってくれ!」

症例 1 3

疼痛時①②を使ったがきかない

疼痛に対して屯用の指示がある。

①ロピオン

0.5A

+生食

5

ml 静注

②フェンタニール早送り 痛みの訴えがあり

①を使用したが効果が乏しい

②も使用したが効果が乏しい

ドキュメント内 終末期癌患者に対する 輸液治療の是非 (ページ 57-91)

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