平成26年度(第1回)金属資源関連成果報告会「資源ビジネスの最新動向」 ~資源メジャーの業績レビュー 2013~
Anglo American 財務状況
・価格下落が増産効果を打ち消している。・費用削減は進んでおらず、減損縮小が収益改善の中心。
・黒字転換するまでの勢いは無く、
2
期連続で当期純損失。8,065
4,087
7,727 9,362
5,919 6,792
1,554
2,818
2,869 610
439
252 3,542
▲ 1,680 ▲ 2,400
1,474
1,951
▲ 2,402
5,146 4,607 5,280 6,203 5,959 6,125
7,907
379 653 63
4,946
221
(5,000) 0 5,000 10,000 15,000
Inflow Outflow Inflow Outflow Inflow Outflow Inflow Outflow Inflow Outflow Inflow Outflow
Y08 Y09 Y10 Y11 Y12 Y13
US$ Million
投資状況
8,972
4,436
11,067 10,599
217 2,106 5,215
2,425
6,544 6,169
▲ 1,470 ▲ 961 26,311
20,858
27,960 30,580
28,680 29,342
▲ 5,000 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000
Y08 Y09 Y10 Y11 Y12 Y13
US$ Million
売上・収益 EBIT NET INCOME 売上
34.1%
21.3%
39.6%
34.7%
0.8%
7.2%
25.8%
9.3%
19.1%
15.8%
▲3.9% ▲3.0%
▲10%
0%
10%
20%
30%
40%
Y08 Y09 Y10 Y11 Y12 Y13
収益性 EBIT利益率 ROE
売上は12年度比で2%増のU$662mと、大きく伸びていない。費用は売上増に伴 う 変 動 費 の 増 加 分 ( 売 上 原 価 :U$443m) が 固 定 費 の 削 減 ( 販 管 費 :
U$329m)と事業売却益の増加(U$128m)と相殺され、利益に貢献していな
い 。 結 局 、 増 収 効 果 (U$1.89b) の 約80%は 減 損 の 幅 が 減 少 し た 事
(U$1.47b)によるもの。
根本的な問題は数量の伸びに比例して、売上が増えていない事にある。また、
コスト削減が進んでいない点も大きな課題。事業の中心が南ア(鉄鉱石、石炭、
プラチナ、ダイアモンド)にある事がコスト削減の妨げか?
+ U$662m + U$1,900m
31
出所:該社アニュアルレポートからJOGMEC調査部が作成
3,842 4,581
3,239 3,366 1,131 1,572
859 593
851
1,401
958 721
3,067
2,723
2,249 2,371 95
58
18
▲ 59 1,613
1,667
576 1,046
666
794
689 1,398
▲ 2,500 0 2,500 5,000 7,500 10,000 12,500 15,000
Y10 Y11 Y12 Y13
Adjusted EBITDA
Others Dia Pt Nickel Copper T-Coal M-Coal Iron Ore U$ mil.
Anglo American 売上と収益
・デビアスの・非鉄と石炭の不調を鉄鉱石が支えきれなくなっている。40%
株式追加(U$5b
)は即時の効果無し。・鉄鉱石のウェイトが他社より少なく、ジリ貧。
6,612 7,643 6,403 6,517
3,522 4,347
3,889 3,396
2,866 3,722
3,447 3,004
4,877
5,144
5,122 5,392
6,602
7,359
5,489 5,688
2,644
3,320
4,028 6,404
5,375
4,520
4,066 2,521
0 10,000 20,000 30,000 40,000
Y10 Y11 Y12 Y13
SALES
Others Dia Pt Nickel Copper T-Coal M-Coal Iron Ore U$ mil.
▲ 5,988
▲ 2,474
▲ 989
▲ 1,287 1,556
▲ 404
▲ 175 1,990
▲ 10,000
▲ 8,000
▲ 6,000
▲ 4,000
▲ 2,000 0 2,000 4,000
Y10 Y11 Y12 Y13
Divestment & Impairment
Others Other Divestments Sales of Assets Other Special Items Impairment U$ mil.
4,053 4,330
▲ 2,605
2,729
1,304 1,184
345
▲ 260
603 1,221
487
▲ 109
2,798 2,434
1,697
1,060
▲ 53
▲ 165
▲ 1,078
1,324 734
▲ 1,026
▲ 100
495 659
1,977 693
▲ 6,000
▲ 4,000
▲ 2,000 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000
Y10 Y11 Y12 Y13
EBIT
Others Dia Pt Nickel Copper T-Coal M-Coal Iron Ore U$ mil.
販売数量は増加しても、単価が下落しているの
で、売上が殆ど増加しない。 売上増の幅は少なく、コスト削減の
効果も薄いので、利益が増えない。
①
③
④
②
鉄鉱石の収益が落ちている中で、プラチナ、
ニッケルに続き、石炭も赤字転落。 ニッケル、銅、石炭、プラチナで減損発生。
価格下落が続けば、さらなる減損の予兆か。
32
出所:該社アニュアルレポートからJOGMEC調査部が作成
Anglo American 投資戦略
・ブラジルの鉄鉱石案件に集中。・仕掛中の原料炭と一般炭は継続だが、銅の開発は全面的に延期。
・ダイアモンドとプラチナは
16
年以降に本格投資がスタート。1,195 1,659 2,139 2,517
1,530 525 235 1,570 398 1,214 1,011
695 1,028 1,050
1,011
970 94 822 161 608 551
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000
Y10 Y11 Y12 Y13
CAPEX
Iron Ore & Mn Copper Nickel Nb & P Met-coal
T-Coal Pt Diamond Others
U$ million
■ブラジルの鉄鉱石に
Capex
を集中投下・Minas-Rio(ブラジル、AAL100%、鉄鉱石26.5Mtpa、GF)
総額U$8.8bの大型投資。13年までにU$5.6bを拠出。進捗84%。遅延とコス ト増の原因となった建設関連の許認可遅延は13年中に全て解決。14年末の操 業開始予定は固い。従い、残CapexのU$3.2bの大半は14年に集中投下される。
・Grosvenor(豪、AAL100%、原料炭5Mtpa、GF)
11年12月にU$1.7bの予算で開発スタートしたが、鉱区設計の変更でU$1.95b にコスト増加。現在までの投下金額は不明だが、16年の初生産なので Cash-Outのピークは15年以降。
・Cerrejon P40(コロンビア、AAL33%、一般炭8Mtpa拡張、BF)
32Mtpaの生産量を8Mpta拡張し、40Mtpaとする計画。港湾を含むデボトル中 心。15年末のフル生産を予定。承認CapexはU$1.8b前後。現在までの投下金 額は不明だが、15年末の生産開始なので、Cash-Outのピークは14年~15年。
【Y13年の主な資産入替】
ノンコア資産の新たな売却は無い。
【Y13年の主な撤退・中断PJ】
・Pebble銅鉱山(米AK州)の開発 から撤退。U$311m.の減損。
・Michiquillay銅鉱山(チリ)の開 発を延期。U$337mの減損。
出所:13年12月の投資家向けプレゼン
既存事業の維持費用で 平均U$2.5bは必要
営業CFはU$6,000m~U$6,500mで推移しており、市況がさらに悪化しなけれ ば14年もこのレベルの営業CFは入る。既存事業(SIB: Stay in Business)の 維持に平均してU$2,500mを投下しているので、新規開発に使えるCAPEXは U$4,000m前後。
従い、借入をしない限り、この先数年の新規投資は14年~16年にフル生産の デリバリーを迎える3件の大型投資が最優先される。次グループは16年~18年 のフル生産で進めているボツワナのダイアモンド鉱区拡張(U$3b)で、イン フラ整備などの周辺工事から徐々にスタートしている。
・ブラジルの鉄鉱石
・豪州の原料炭
・コロンビアの一般炭
33
出所:該社アニュアルレポートからJOGMEC調査部が作成
19.9 18.7 17.4 15.9
4.4 5.6
1.0 0.4
0.4 0.3
0 5 10 15 20 25
Y10 Y11 Y12 Y13
Mt
Iron Ore
Sishen Kolomela Thabazimbi
Anglo American 生産状況
・銅はコジャワシの生産性改善による60%
増産が全体貢献。・
Pt
は鉱区のリストラによる生産増がストによる減産と相殺。・ダイアモンドの倍増は持分生産の増加(
40%→85%
)が背景。14,701 13,253 16,287 16,971 868
936
1,377 1,683
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000
Y10 Y11 Y12 Y13
Kt
Met Coal
Aus Can S.Africa
36,403 40,355 39,925 39,559 21,612 16,328 17,132 17,031 14,460 13,426 12,971 12,503 10,060 10,751 11,549 11,001
0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000
Y10 Y11 Y12 Y13
Kt
Thermal Coal
S.Africa-Dome S.Africa-Exp Aus Columbia
262 263 275 234
222 199
124 196
140 131
117 111
0 100 200 300 400 500 600 700
Y10 Y11 Y12 Y13
Kt
Copper (mine production)
AAS Collahuasi AAN From PGM
2,516 2,125 1,913 2,971
4,999 5,150 5,896
9,650
416 389 615
881
788 747 910
1,671
0 5,000 10,000 15,000 20,000
Y10 Y11 Y12 Y13
,000 ct