主 な 技 術 開 発 お よ び そ の 関 連 施 策
超燃焼システム技術
燃焼利用を可能な限り省いた革新的製造システム技術、従来燃焼とは異なる反応制御型燃焼・物質再生燃焼などの燃焼高度化技術など
時空を超えたエネルギー利用技術
エネルギー需給のミスマッチ(不一致)を「時間」・「空間(場所)」を超えて利用するためのエネルギー貯蔵・輸送技術など
セクター別ベンチマークアプローチの導入によるエネルギー消費原単位改善
共 通 関 連 施 策
先進交通社会確立技術
輸送機器の効率化とモーダルシフト等利用形態の高度化による省エネ技術
次世代省エネデバイス技術
幅広い分野で使用される半導体等のデバイスの高性能化による省エネ技術
事業者支援補助金による初期需要創出(高効率機器の補助導入など)
省エネ評価制度の国際的整備 省エネ投資の事業価値評価の整備・活用
トップランナー方式の効果的運用、ラベリング制度の活用
ITを活用したエネルギー管理システムの開発・普及
自動車税のグリーン化、自動車取得税の軽減化など
荷主と輸送事業者の連携
国民の省エネルギー意識の高まりに向けた取り組み
京都議定書第1約束 期間
エネルギー効率向上により 総一次エネルギー消費量を
20%削減(2020年)
GDPあたりの最終エネルギー 消費指数を2030年度までに
約30%向上
国際標準化・規格化による国際競争力の向上
石炭火力発電等の発電効率向上
産業プロセスの省エネ化
物質・エネルギーの併産 高温耐熱耐食材料等部材の開発
エネルギー・物質利用の産業間連携
高効率コージェネの普及 高効率ヒートポンプの普及
蓄熱・熱輸送 送配電の損失低減・大容量化
エネルギーマネージメントの推進
燃料電池 省エネ投資の事業価値評価の整備・エネ革税制・低金利融資 電力貯蔵
住宅・ビルの高断熱化・省エネ 住宅性能表示制度等の整備・拡充・普及
融資・税制等による省エネ住宅の普及
高効率空調・給湯器の普及
家電製品(照明・ディスプレイ等)の省エネ
エネルギーマネージメント(HEMS/BEMS/地域)の推進
燃費改善(車体軽量化、エンジン高効率化)
ハイブリッド自動車
プラグインハイブリッド自動車 電気自動車 燃料電池自動車
水素供給インフラの整備 先進交通システムの普及・モーダルシフトの推進
パワーデバイス(情報機器、家電、分散電源、産業機器、大電力機器)の高性能化 次世代デバイスの標準化
LSI省エネ 電力供給インフラの整備
ESCO、ESPなどの省エネビジネスの発展
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ほぼ100%を石油に依存する運輸部門は、わが国エネルギー需給構 造上、最も脆弱性が高く、その需給構造の次世代化は、将来に向けた 早急な対策が不可欠な課題となっている。
「新・国家エネルギー戦略」に掲げる目標(2030年に向け、運輸部門 の石油依存度が80%程度となることを目指す)の実現のためにも、官 民が中長期的な展望・方向性を共有しつつ、技術開発と関連施策を推 進していくことが必要である。
バイオマス由来燃料については、地域における実証的な取組が進み つつあるが、供給インフラの未整備や、燃料利用の際の利便性に関す る制約等の課題が存在する。このため、こうした課題の解決に向け、
バイオマス由来燃料の導入促進に向けた実証実験の推進や供給イン フラの整備に加え、低コストなエタノール製造技術等の技術開発を推 進することが必要である。
天然ガスを起源とするGTL(Gas to Liquid)は、ディーゼルエンジンで の活用が可能であり、また、硫黄分等を含まないため環境面で優れた 新たな形態の燃料として注目されている。今後、バイオマス由来の BTL(Biomass to Liquid)や石炭由来のCTL(Coal to Liquid)とともに、
これら合成液体燃料の製造技術の早期確立を図ることが必要である。
燃料電池自動車に関しては、航続距離の向上、燃料電池本体の抜 本的低コスト化や耐久性の向上等の技術の確立とともに、水素製造お よび水素供給に係わるインフラの整備、並びにそれらの安全対策の確 立が不可欠である。
電気自動車に関しては、近年急速に普及しているハイブリッド自動車
の技術をさらに進め、搭載する電池の性能を向上させることにより、プ
ラグインハイブリッド自動車、さらには電気自動車の技術開発を推進す
ることが必要である。
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バイオマス 石炭
石油
天然ガス
非在来型化石燃料
自然エネルギー 化石資源
電力貯蔵
▽●☆ニッケル水素電池
▼●★リチウムイオン電池
▼○☆キャパシタ
▽●◇省エネ型鉄道
▽○◇高性能船舶
▽○◇高性能航空機
高効率内燃エンジンム
▼●◇ガソリンエンジン
▼●◆ディーゼルエンジン
クリーンエネルギー自動車
▼●★◇燃料電池自動車
▽○☆◇水素エンジン自動車
▽○◇高効率海運システム
水素貯蔵
○☆無機系水素貯蔵材料
○☆合金系水素貯蔵材料
○☆炭素系水素貯蔵材料
○☆有機系水素貯蔵材料
○☆水素貯蔵容器 水素製造
○◇石炭利用CO2回収型水素製造技術
○★バイオマス資源供給
燃料電池
▼●★◇PEFC
▽○☆◇DMFC バイオマス燃料製造
○☆水素発酵
水素輸送・供給
○☆圧縮水素輸送・供給
○☆液体水素輸送・供給
○☆水素パイプライン
●☆水素ガス供給スタンド安全対策技術 石炭利用
○◆石炭液化技術(CTL)
天然ガス利用技術
●◆天然ガス液体燃料化技術(GTL)
○◇天然ガス等からのLPガス合成技術 LPガス利用技術
○◇LPG/DME混合燃料利用技術
新燃料活用技術
●☆◇バイオマス等非在来石油高度活用技術
○◇GTL等新燃料と石油の共利用技術 重質原油利用技術
○◇低品油からの高オクタン価ガソリン製造技術
○◆重質油からの合成軽油製造技術(ATL)
石油精製技術
○◇高度脱硫液体燃料製造技術
高度石油利用技術
○◇石油からの水素製造・輸送技術
電気
水素 燃料
●★セルロース系のエタノール化
●★バイオディーゼル燃料(BDF)
○☆◇ジメチルエーテル(DME)
○★◇ガス化BTL製造
○☆メタン発酵
水素製造
○★◇ガス化水素製造
水素製造
○☆固体高分子水電解
○☆高温水蒸気電解
●☆アルカリ水電解 水素製造
○★光触媒水素製造
クリーンエネルギー自動車
▼●☆◆プラグインハイブリッド自動車
▼●☆◇電気自動車 高度石油利用技術
○◇自動車用新燃料利用技術
○◇自動車燃費向上・排ガスクリーン化燃料技術
○◇環境負荷低減オフロードエンジン技術
重質原油利用技術
○◇石油残渣コークス・ピッチからの水素製造技術 天然ガス利用技術
○◇天然ガスからの次世代水素製造技術 石炭利用
○☆◇石炭水素化熱分解技術
原子力
②「運輸部門の燃料多様化」に寄与する技術の 技術マップ(整理図)
z技術名の前に記した色抜きの記号(▽○☆□◇)は、その技術が寄与する 政策目標を示す(▽:総合エネルギー効率の向上、○:運輸部門の燃料多 様化、☆:新エネルギーの開発・導入促進、□:原子力利用の推進とその大 前提となる安全の確保、◇:化石燃料の安定供給とクリーン・有効利用)。
z特に政策目標への寄与が大きいと思われる技術については、その寄与が 大きい政策目標を、色塗りの記号(▼●★■◆)で示した。
z「運輸部門の燃料多様化」への寄与が大きいと思われる技術名を、赤字・下 線付きで記載した。