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(3 )問い合せサポート・ビジネス

カーネルとしてのリナyクスに,

シェル,ウインドウシステム,フォント など,利用環境として必要になる ソフトも合せ,更にインストーラー などもアドオンして,ノマyケージイヒして 提供する

動作~任がとれない コンビュータ・メーカーは インストールだけ行うなど 限定したサービスを提供

(4)インストール代行ビジネス

1235  インターネットとデジタル経営戦略 39‑

市民は様々な場や情報提供を常に求めている。それはたとえば,最新のアンチ ウィルス情報であったり,不要になったパソコンの譲渡であったり,ちょっと した操作レクチャであったりする。こうしたケースにおいて,ちょっとした フォーラムを結成したり,ボランタリなヘルプを行うことは,瞬くうちに口コ ミの広がりをおこすきっかけともなりうる。オークション市場などは市民参加 型の集いであり,それが大きなマーケットに発展した事例である。この領域に おいては,未だ経営も情報システムも参入に向けた妥当解が見い出せたと言え る状況ではないが,国境を越えて今後企業がもっとも影響を受けやすい領域で ある。

5 .

サイパービジネスを成功に導くデジタルエコノミー

企業のデジタル・トランジションはそれぞれに必然的な根拠を有さない限り においては,中々はかどらない作業である。すなわち,電子化のメリットを考 察せずに電子化を錦の御旗として突き進んでも,期待遇りの効果が得られると

は限らないし,システム構築を行えばそれで構築業務(すなわち検収行為)は 完了とするような構築では,運用上の改善が行えず,多くのユーザーが参加で

きる柔軟なシステム構築は困難である。

本項ではインターネットが生み出す電子化のメリットである,デジタル・エ コノミーの特徴を紹介するζとで,デジタノレ・トランジションの必然性を明ら かにする。

今日,デジタノレはアナログに対比される言葉として認識され,時には商品的 優位性を強調するときなどに引用されている。しかしながら,電子工学や情報 工学の世界においては,必ずしも品質を意味することではなしむしろおおざっ ぱに ある", なし"を指し示す尺度でしかなしその中でも 2進数が最も計 算機が処理しやすい計数法であったからに他ならない。そしてその境界に存在 する情報は,すべて量子化ノイズとして振り分げられている。

それでは今日,なぜ、デジタルが高品位を指し示す言葉として引用されるよう になったかといえば,第

1

にコンビュータやネットワーク技術の飛躍的な進化

‑40 香川大学経済論叢 1236  によりアナログ値を木目の細かいデジタルデータとして置き換え可能なまでに その処理能力や蓄積能力と分解能が向上した,第

2

にデジタル化に伴う情報劣 化のない保存能力と他の情報との連携や加工能力,の以上

2

点が考えられる。

そして現在では,あらゆるメディア上に存在するアナログ情報をデジタル化し,

デジタル統合と加工によりさまざまな情報の連鎖的活用を誘発しているばかり でなく,お金,プロセス,商品,サービスをもデジタル変換することで,あら ゆる事柄を仮想的な世界へと誘う能力を有するに至ったわけである。そしてこ れらの現象が,インターネットの有する特質とマッチして,タイムフリー,ロ ケーションフリー,そして組織や国境の壁を取り払うノてリアフリーの境界融合 によって,サイバー空間を押し広げているといえる(図表

5‑

1)。

それではデジタノレ化のもつメリットとは何かであるが,本論説の展開上

3

つ の区分により分類を行う。すなわち,第1に内的組織,第2に外的組織,第3 に仮想的組織である。

図表51 デジタル・トランジション [デジタル・メディア統合による知識創造の連鎖]

4 J  

マネー l

プロセス;

商品

サービス l

デジタルソサエテイの特質

タイムフリー

ロケーンョンフリー

バリアフリー 境界融合

41‑

インターネットとデジタル経営戦略 1237 

く内的組織におけるメリット〉図表5‑2

社内情報のデジタル化にともなう情報伝播速度の向上と情報滞留の低減 社内情報のデジタル化にともなう伝達コストの削減

提携フォームなどを活用した, トランザクション情報の集積と共有化 物理的スペースに依存しない情報蓄積とニーズに則した情報体系化 物理的距離に依存しない情報アクセス(移動,情報の局所化防止) 時間的経過に依存しない情報探査(過去にさかのぼる知識,情報共有) 社員相互の情報提供機会の向上と知識共有の促進

情報を中核とした新たな業務プロセスの構築による構造改革

⑧  

内的組織におけるメリット

く童霊二〉

図表5‑2

スペ}スファクター改善 情報体系の整備の容易性

く外的組織との連携におけるメリット〉図表

5‑3

電子的受発注による相互の業務効率の改善 電子的受発注による誤りの防止

サプライチェーンなどの需給連携と変化への柔軟な対応

明確なデジタ1レ・インターフェースによる業務連携機能の拡張性

④  

1238  香川大学経済論叢

42

明確なデジタル・インターフェースによる新規ノ'¥‑トナー獲得の容易性 デジタlレ・ベース取引きによる取引き相殺

電子的設計図面などの共有による,

マニュアル情報などの相互運用と事業機会の拡大 プロジェクト推進

⑧  

カタログ情報,

外的組織におけるメリット 図表5‑ 3  

〈仮想、庖舗の開設など仮想組織との連携メリット〉図表

5‑4

ロケーションフリーな庖舗でフロアコストセービングが可能 インターネットをベースとして市場領域は無制限

在庫の最小化でキャッシュフロー改善

実庖舗に比べて仮想、庖舗による容易なレイアウト変更 仮想底舗による 24時間営業

個人顧客のデスクトップ上での底舗開設とサーバーによる受注の無人化 モール運営などによる他窟舗との業務連携が容易

仮想、庖舗来訪者のアクセスログ解析による市場分析が可能

⑧  

その 以上のようにデジタル化の推進においてはそれぞれにメリットがあり,

1239  インターネットとデジタル経営戦略 期待効果を高めるための事前設計が重要である。

図表5‑4 仮想庖舗開設のメリット

6 . 終 わ り に

く二〉

‑43‑

以上述べてきたように,企業のインターネット活用戦略にはさまざまな方向 性があり,今回提示した戦略的フレームなどを活用して,現状のポジションを 知り,目指すべき方向性,あるべき姿,実現のためのキー・ファクター・フォー・

サクセスの検討が必要である。しかしながら,競争変化の激しいインターネッ ト・ビジネス環境において正確な予測などはありえず,変化に応じた対応もま た求められるのである。

ネットスケープのブラウザ、がモザイクのブラウザ、にかわって,徐々にイン ターネットユーザーの信頼を勝ち取りだした1994年頃,その頃のネットワーク 利用の話題はコンブサーブであり AOLであり,圏内ではPCVANやNiftyで

あった。すなわち,パソコン通信による顧客の囲い込みの全盛であり,マイク ロソフトは大々的にマイクロソフトネットワーク(以下MSN)の設立を宣言 し,利用ソフトをWindows95の中へのバンドル化を検討していたのである。

‑44 香川大学経済論叢 1240  当時MSNが開設されれば一挙に500万人という当時においては破格な会員 数を獲得すると言われ,パソコン通信業界は戦々恐々の状況であった。

しかしながらその間隙を縫うように,

www

の世界をひた走っていた企業が 設立聞も無いネットスケープであり,ペイ・アフター・ユースによってお試し 期間を設定し,多くのマルチメディア再生用のアプリケーションをプラグイン するブラウザによって多くの賛同を得た。

同様にネットスケープの利用者で構成される,オープンなコミュニティであ るフォーラムには大変な参加者が訪れ活況を呈し,たちまちのうちにブラウザ 市場の独占状況を築き上げてしまった。今日,ポータlレサイト争いにおけるブ ラウザ、の役割の重要性は誰もが理解するところではあるが,当時としては会員 制によるパソコン通信の方がより高い認識をえていたわけである。しかしなが ら,その後のマイクロソフトの対応は非常にすばやく市場獲得と言う面では適 切な軌道修正を行ったと言える。すなわち,機能的にも明らかに劣勢だ、ったイ

ンターネット・ヱクスプローラの本格的開発にのりだし,ソフト無償提供とい う同社には珍しい形でOSへのバンドル化の断行など,一連にすばやい処置を 行い,今日ではその市場シェアを全く逆転してしまっている。さらに,今日利 用できる MSNは誰にでもオープンで,コンテンツが豊富で,無料電子メー1レ の活用はもちろん,さまざまなニュース提供や情報検索サービスが可能な,有 数のポータ1レサイトへ変化している。

こうした対応は,市場獲得というビジョンにおいては何ら変更がないにも関 わらず,選択する手法論においては状況変化へのすばやい決断力と対応力が必 要であるということを物語っている。

今日,各企業においては先端

IT

業界の動向を眺め,中々時流に乗れずにジレ ンマを感じている企業も多いと思われる。しかしながら,既存の世界で立派に 事業を営む企業が,琴星の知くに出現し瞬くうちに輝きを増すようなベン チャー型企業の追随を行うことは非常に困難である。すなわち,こうしたベン チャー型の企業は,みずからを持たざる企業であるという弱点を知弘さらに 事業のコア・コンピタンスの向上に努める努力を怠つてはいない。したがって,

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