表スペース
A
データ用表スペース
B
データ用表スペース
C
INDEX用 表スペース
B INDEX用
表スペース C
LOB用
表スペース 一時
表スペース
解説 : 表スペース配置例
様々な要件を考慮しながら、データ配置を決定する間には、様々な妥協が必要になります。
要件に合わせて、プライオリティーをつけながら決定します。–
妥協その1•
アクティブ・ログは、データ用表スペースと同じディスクに配置すべきではないけれども、アクティブ・ログのためだけにディスクを1つ確保すると、他の領域が納まりきれない ので、アクティブ・ログのI/Oとは競合しない、バックアップ領域を同じディスク上に配置 します。ただし、バックアップを、表スペース単位で、またはオンラインで行い、その間 に表へのアクセスがある場合には、ログへの書き込みとバックアップ取得のI/Oが競合 するため、適当ではありません。
–
妥協その2•
一時表スペースは、データ用表スペースとは別ディスクに配置すべきだが、この具体 例では、一時表スペースのためだけにディスクを確保することができないので、一時表 スペースへのアクセスとの競合がおきない表スペースを同じディスク上に配置します。バックアップ領域を配置することもできますが、今回は、LOB用表スペースに格納され ている表は、追加のみで、LOAD、REORGや複雑なSQLの処理が入らないため、一 時表スペースと同じディスク上に配置します。
–
妥協その3•
データ用表スペースAとINDEX用表スペースAは、検索や更新が頻繁なため、他の表 スペースとは分けたいが、この具体例では、Aのためだけにディスクを確保することが できないので、他の表スペースと同じディスク上でも、できるだけ多くのディスクにまた がるように表スペースを配置しました。まとめ ログの配置
アクティブ・ログの 2 重化を検討する
アクティブ・ログ専用のディスク上に配置する
– ログを配置するディスクを表スペースとは別にする
アーカイブ・ログとアクティブログは別ディスクに配置する
ログは、専用のファイルシステムに配置する
アクティブ・ログに使用するファイルシステムは、ログ容量の約 2 倍用意する
ログ・アーカイブ機能を使用する場合は、アーカイブ先ディレクトリの数にあわせて 域を確保し、別のディスク配置
指針
まとめ 表スペースの配置
複数の物理ディスクに表スペースを配置する
複数のコンテナを使用する場合は同じサイズ、タイプにする
索引用表スペースは別ディスクに配置する– DMSが前提
LOB用表スペースは別ディスクに配置する –
ファイルDMSが前提– LOBデータはバッファープールは使用できない
1 つのディスクに複数のコンテナがあってもディスク I/O の衝突がなければ問題ない
指針
物理設計に関連する表編成
物理設計に関連する表編成
ハイ・パフォーマンスを支えるパーティション表
ひとつの表を複数の区分に分割
古い区分を高速にロールアウト (区分のデタッチ)
既存データはオンライン状態で、新しい区分をロールイン (区分のアタッチ)
区分単位でのアクセス性能向上
各区分は異なる表スペースに配置可能Jan Feb Mar Apr
過去のデータは まとめて瞬時に
切り離し
新規データを個 別に
LOAD
して から区分を取りDETACH ATTACH
付け日付などのレンジで区分に分割し整理する 日付などのレンジで区分に分割し整理する
パーティション表 パーティション表
Jan
売上履歴表
読みたい区分の みにアクセス
ハイ・パフォーマンスを支える多次元分析機能
セル ブロック
2008年
2008年99月
月,,
ドキュメント内
第5章 データベースの物理設計
(ページ 71-77)