=102
4)0 Fu●l Fr&ct[on (一1%) 14
(a)燃料蒸気濃度分布
当呈比: o.o7
当呈比:o.13
当呈比: o.26
500 1rM叩turV (K)
(b)温度分布
図2‑26 当量比の濃度および温度分布への影響 (ふく射計算無し、圧力: 150kPa)
O soot COTIC. (dhd) 5
(c)すす濃度分布
とんどみられない。一方、当量比0.26では、燃料蒸気濃度が高くなるとともに、燃料蒸気 を取り囲む形で高温の燃焼ガスが存在するため、すすの生成が活発となる。前述のように、
燃焼に関与しているのが主として1次空気のみであることも、その一因となっている。こ のすす濃度の変化は、図2‑25に示した、当量比が大きい条件ほど、計算によるNOx排出 量が実験と比較して大きくなることと、良く対応しているように思われる。すなわち、す すからのふく射を考慮した場合、当量比が大きいとき程その影響が大きく、燃焼ガス温度
が低下し、 NOx排出量が実験値に近づくことを示唆している。
(2)ふく射を考慮した数値解析手法の評価
以上の結果をふまえ、ふく射計算を2.1.2項に示したように組み込み、 NOx排出量の予 測精度の向上を検討した。図2‑27がふく射計算の温度分布への影響をみたものであり、燃 焼器中心軸上における軸方向の温度分布を示している。すす濃度についても合わせて示し た。ふく射の計算法としては、自己吸収を考慮しない場合と、フラックスモデルを用いて 吸収を考慮する場合の2つを検討した。当量比0.07では、ふく射を考慮した影響はほと
んどみられないのに対して、すす濃度が高い当量比0.26では、主室内で燃焼ガス温度が大 幅に低下している。.£、く射を考慮しない場合と比較して、その最高温度は400K程度低く なるとともに、その位置が、すす濃度の低い上流側へと移動している。自己吸収の有無に
ついては、ふく射計算無しの場合と比較して小さいものの、すす濃度が高い程遠いがみら れ、当量比0.26において、自己吸収無しの計算の方が100K程度低くなっている。このと
きのNOx排出量を比較したのが、図2‑28である。
(a)はふく射を全く考慮しない場合で, 図2‑25を再度示したものである。それに対してふく射の影響を考慮した(b)および(c)で
は、燃焼ガス温度の低下に対応してNOx排出量の計算値も低くなり、実験結果に近い値となる。.£、く射を考慮することで、 NOx排出量の予測がほぼ可能であることがわかる。
ここで、さらに問題となるのが、自己吸収を考慮することの必要性である。吸収を考慮
しない場合、
(17)‑(22)式に示したように、各計算要素における温度とすす等の濃度のみ
でふく射計算が可能であり、図2‑4に示したような計算格子の二重化は不要である。したがって、
(17)‑(22)式に加えて、 (13)‑(16)式のすすモデルを組み込むだけで良く、それは
従来用いられてきたプログラムでも十分可能と思われる。そのような観点から、図2‑28の(b)と(c)を詳しく比較すると、吸収を考慮しない(b)では、圧力が高いとき程、誤差が大
きくなる傾向があることがわかる。これは、すす濃度の最高値が、圧力が150kPaでは約
6g/m3なのに対して、 300kPaでは約12g/m3と高くなっており、自己吸収を考慮しない影
響が大きくなっているためと思われる。実際のエンジンでは、圧力が最高600kPa程度に
SeqondaryiPir
3000
2000
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