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等 に し て 差 別 た し と 一 再 び

︑ 七 に は

︑ 一 切 の 悌 の 菅 聾 は 普 く 世 界 海 に 遍 じ

︑ 無 謹 の 却 中 住

L

.差別たしと一再仏︑八には︑一々世界海の中の法輪方便は無差別怒りと一足ひ.九には一々の世界海の中の.一切の

世界海は︑普く一庫の中に入

b

差別たしと一再ひ︑十には一々世界海の中の︑一々の徴麗に一切三世の諸悌世愈の虞大 の境界が︑皆其の中に現じて差別たしと一足ふて居る︒今之等を要約して考へて見ると︑一々の世界海の中の属教の位 界︑出興諸備の紳力︑道場︑道場集舎︑備の光明︑建化.名競量目堅︑説法等は皆平等無差別であって︑一切世界 は一塵の中に入り.一

K徴塵の中に一切の境界が顕現して居ると一再ふのである︒従って更に要約して一再へぽ︑

一K

平等

R

世界

海の

中の

7 3  

等 で あ っ て

︑ 一 切 は 一 の 中 に 現 守 る と と 乞 表 し

︑ 相国相入すと一民ふ︑員賓究極の諸法の関係

bL

説いて居るのである︒

以上十世界海の一々に就いて考へて見たのであるが︑之等を更に組合して考へて見ると︑第一の起兵悶縁世界海と 一足ふのは︑此の項の中に﹁法躍如是故﹂と一民ふとと︑叉は﹁衆生行業故﹂と一民ふととが一あるが.第一とする所は﹁有 因縁具故成﹂の文であって諸の菩躍の行を因縁として︑かくの如き世界海は成立すと一疋ふのである︒然しかくの如

一切は一に入

hy ︑

部一

一切

一切

は 一切郎一であって︑互に き宗教的経験︑即ち信仰の立場を離れて︑哲臨十的世界観的立場に立って一五へば︑行業より生じようと︑

又法爾の相な

りとするも兎も角︑高差の諸法は国︵直接﹀とたり縁︵間接︶となり︑同時に︑而も完全無棋に兵足してのみ︑此 の世界海は成立するものであるととを示して居るのであって︑

一言にして云へぽ︑之は縁起と一足ふととであり︑行業

故と

一再

ふの

は︑

か Lる縁起は業を根本として居るととを示して居り法臆如是と一民ふのは所謂法爾と一試ふととであ って︑かふる縁起は自然の姿であって︑其所に他に常一主宰の者を認め守︑何所までも蹄設の根底的一貫の原理であ

る無我の思想を徹底せしめて居るのである︒

第二の住世界海は畢党世界海所有のものを翠げて居るのであって︑控巌虚室︑費︑費光明︑悌光明︑働者盤︑誓

願より生やる種々の控殿︑行業よ・9

生やノる種々の身を説いて居るのである︒国より之等のものは︑結局備の無上智を 崎を以って表して居るのであるが︑之等も哲率的世界観的見地に立って︑所寄買を求めるたら一ぽ︑之等は世界海中の 種k

の差別の法を表し︑世界海の煙相用三大の中に於いては︑より多く其の躍に嘗るのである︒

第三

の形

世界

海と

一再

ふの

は︑

世界海の形肢を表して居るのであって︑巳に見たるが如く︑

し︑畢寛諸法の相を説いて居るのである︒

第四の髄世界海と一民ふのは.かくの如き世界は何を臨︵或は睦性﹀とするかと一五ふのであって此所には賓と光明 と金剛とを躍とすと一広ふ︒然し︑之等は智英の内意より考へる時は︑上記の如く︑結局は仰の無上智の睦と相と用と を説明するものである︒従ってかくの如を世界は︑悌智を盟となすと一足ふに等しい︒伸智は室を躍とすれぽ︑備管を 館とたすと一同ふは︑空を哩となすと一広ふに等しい︒故に之も世界観的見地より見れば︑諸法は窓を間とたすととを示 して居ると一足へ得る︒而して此所にては諸法の間在表すのである︒

第五の底巌世界海と一再ふのは︑世界海の所有の荘厳を説く一段であって︑此所には菩躍の功徳︑衆生の業報︑菩躍 の誓願等を荘厳とすと説いて居る︒故に此の項は諸法の相を説くととを︑異質の目的として居るのである︒

第六の清浮︑或は清海方便とは業の表面上には︑悌の修行の道程を趨ぺて居るのであるが︑其の背後の虞意を探

れば︑行の世界︑活動の天地であり︑法及び法界の動きであって︑縫って三大の中には法の用に嘗るのである︒

第七の如来出世世界海とは.此の項下にある十種項目を概説すれば︑怖の現身と設法と敦化となり︑一言にして云

へぽ怖の利盆衆生の化他の聖業に鴎するのである︒然し此の宗教的経験の一言鮮を限れて︑哲事的意固乞採れぽ.出興

ずる諸悌は賓に高差たる諸法−Z示し︑諸備の︐次第出興に寄部門して︑諸法の盛衰興亡の現来危示して居るのである︒

第八の却世界海とは︑十大散在皐げて︑世界海の需量伝説き︑引いて世界海に揃うる︑高差の諸法の諮畳一伝一示し・

法界の時間的措型化を示して居るのである︒

第九の世界海の却轄饗差別と一区ふのは︑有情の業の性質に随って︑成却壊却あり染却津却あり珪巌却減却等の却

轄賓の相ありと一足ひ︑其の虞賓の目的は世界海の性質を説き︑引いて法及び法界の染持︑韮凶悪.成壊︑生滅︑大小等

の一切の差別を説いて居るのである︒

第十の壊方便世界海は徴塵敢の世界の出興の諸備の紳カ・備の光明︑備の費化︑名鏡︑茸目撃説法等の一切の差別

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のものは︑方便を壊する時は︑皆悉く平等であって一印一切一切郎一︑相即相入すと説くのであって先に皐げる十種

第一項目の縮誌なるに射し︑之等の一切は皆平等であ

り︑相即相入するととを明すのであって︑本経の目的とする﹁事々無慌の玄理を表明して居るのである︒更に之等の の項目の中︑第二より第九迄は︑臨と相と用と性と害等の種々の差別極なき法︑及び法界伝説いて居るのであって.

第二以下第九迄の別読を更に縮括的に結論して︑

此の

項は

十項

目を

換一

一言

要約

すれ

ば︑

第一は︑法及び法界は衆縁国具するが故に成じ一法佐昧くも成せ歩︑心業を根本とし︑而も之賓に法爾自然の姿な

りとし︑法の組括的説明をたずにあり.第二乃至第五は静的立場から法界の躍と相とを設き︑第六第七位︑一一は行の仕

一一は盛衰興亡の世界であって︑動的立場から法界の動きを説いて居h九第八は世界海の害命であって︑法 及び法界の所住の時聞を詑き.第九は法及び法界の染帯無記等の道徳的性質︑大小贋狭等の一切の差別左設き︑第十 は第二より第九起の各別の説明を組合して︑実の闘係を明かにして︑相即相入すと結論して居るのである︒其所で之 界

であ

り︑

等の世界海の十事・なるものは︑表面種々の宗教的言癖を以って表されても.其の根本精神は︑﹁法界の諸法は鰻性︑

相︑用とに於いて︑叉動的に静的に︑叉時間的に空間的に無限に差別しても.一々法は心の縁起する所であって︑一

切は各k

相び関係して︑一を訣くも法及び法界は成立せ守︑相即相入し︑而も此所に始めて法界自然の真相あ 一五ふととになるのでるる︒斯様にして︑細論︑別論.結論を具品︑法及び法問外の賓相を設を大翠巌の哲感は遺憾な く設き童されて居るのである︒只宗教的言鮮によ

h九聴を以って説く話に︑一見かくの如き重大たる意義の存すると とを了解し難いのであって︑従って畢者も能︑り顧みたかったものと思ふ︒若しかく解せぎれば之は如何に解すべきで あらうか︑責に一同閥系としての大華巌の重要貼は︑正に此所に設かれて居るのであって︐従って大華巌経は之を最大 韻酷として︑之を中心として研究し︑なければ︑其の研究は全く的を外れて居ると云ふて差支たいのでるる︒

今上越せる所に障って之等世界海十事を表示すれば次の如くである︒

二 起 兵 因 縁 世 界 海 因 縁 組

︵ 詑

心所

同盟

︑法

如是

二︑住︵依所住︶世界海

一二︑形︵形扶或相︶世界海

四︑盟︵程性或陸︶世界海

五︑荘厳世界梅

六︑清静︵清部方便︶世界海

盟 相 相

≫ u  

設 用

七︑如来出世︵悌出興︶世界海

八︑却︵却住︶世界海

九︑︵却轄饗差別世界海︶

O

︑壊方便ハ無差別︶世界海

従って︑五口人は以後此の表に準撰して︑其の抱懐する大思想の金拐を探り︑大乗の奥義︑大一飛菩醸の抱懐する理想

世界を突き止め︑新世界樹立の基本的理念を読き︑以って本経の槽威を高調せねばたらぬのである︒ 時間的差別空間的差別平等︑相即相入

結論

十 一

世界海十事と十玄縁起無碍法門

大華巌経の玄理︑即ち其の哲撃は︑種々の異った言鮮を以って一経の至お所に表されて居るとと段︑本躍を熟韻思

念するに障って︑攻第に確認せられるのであるが︑而も最も組織的に説くのは序品の蓮華燕世界設であり︑此の蓮華

賠世界とそは本経の大玄理の固式であって︑大陸言鳴であり︑之を十種の観賠から説明して居るのが世界海の十一等であ

るととは巳に明かにした︒即ち大華巌躍の玄理は︑世界海の十事を以って設いて居るのである︒然し︑綻来我々は︑

大華巌経の玄理と云へば︑置に彼の智儲賢首雨大肇匠の説く十玄縁起無概法門と考へて居たのである︒然し︑前記の

世界海の十専が蓮華識世界︑即ち大華巌哲撃の国式を説明する十種の範障であるからには︐同じく大華厳の玄理を説

く詩に立てた十玄縁起無擬法門と︑名は異hv説明の仕方は異っても十種の範噂たる黙に於いては全然同一たのであ

る︒此の賠から一広へぽ印度に於いて己に宗教的問験の一言葉によって︑其の組織を計聾せ歩︑随時障鹿に其の根本思

想を表現するととから一歩進んで︑兎に角十種の範障を以って組織的に説いて居たととは︑之によって明かである︒

只一方は極めて宗教的であり︑鳴を以って説くに封して一方は極めて哲畢的にたり︑直接的に設︿までであって

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