CSIDE の設定を行い、基本動作の確認ができましたら、最後に CSIDE の設定内容をプロジェクトに保存します。
次回以降、プロジェクト・ファイルを読み込むことで、保存された状態に復元することが可能です。
プロジェクト・ファイルの保存
ファイルメニューからプロジェクト・ファイルを保存します。
その他、CSIDE 終了時の確認ダイアログからプロジェクト・ファイルを保存することが可能です。
①ファイルメニュー[名付けて保存]-[プロジェクト]を選択します。
③保存場所を選択します。
④プロジェクト名を入力します。
⑤保存ボタンを押します。
②ダイアログが開きます。
プロジェクト・ファイルは、拡張子.cpfで保存されるファイルです。
プロジェクト・ファイルを開く
保存されたプロジェクト・ファイルは、以下の方法で読み込むことが出来ます。
プロジェクト・ファイルをダブルクリックして開く
CSIDE 起動時にメニューから開く
CSIDE 起動後、ファイルメニューから開く
■Note
プロジェクト・ファイルに保存する項目は、設定メニュー[CSIDE の設定]にて指定することが出来ます。
Chapter 7.CSIDE の便利な使い方
7-1 複数のオブジェクト・ファイルの管理
CSIDE は、ダウンロードするオブジェクト・ファイルを管理するための機能として、ファイル・サーバ機能を備え ています。ファイル・サーバは、ロードするオブジェクト・ファイルを複数のグループ単位に別けて、管理すること ができ、これを活用することで余計なファイル・ロードを省くことができ、効率良くファイル・ロードを行うことがで きます。
[ロード]ボタンを押してファイル・サーバを開きます。
1 つ目のグループにロードするオブジェクト・ファイルを登録します。
ツールバー[ロード]ボタンを押します。
①[追加]ボタンを押して、ダウンロードする ファイルを登録します。
②登録されたファイルが、ファイルサーバ上 に表示されます。
次に別のグループに表示を切り替えて、ファイルを登録します。
以上の手順で、複数のグループにダウンロードを行うオブジェクト・ファイルの設定ができます。
複数のグループを登録した状態でダウンロードを行う場合、選択されているアクティブなグループのオブジェク ト・ファイルがファイル・ロードされます。
①プルダウンメニューから、別のグループを選択します。
③[追加]ボタンを押して、ファイルを登 録します。
②別のグループに表示が切り替わりました。
[ダウンロード]ボタンを押した時に選 択されているグループがダウンロード されます
[再ロード]ボタンでは、ファイル・ロードを行うグループを選択するメニューが表示されるので、目的のグループ を選択します。
この機能は、複数のオブジェクト・ファイルの中から特定のオブジェクト・ファイルのみを繰り返しファイル・ロー ドするのに便利な機能です。例えば、OS を使ったプログラムのアプリケーションデバッグでは、カーネル部分 は変更しないため、始めに 1 回だけファイル・ロードを行えばよいのですが、デバッグ対象となるアプリケーショ ンはファイル・ロードを繰り返すことになります。この様な場合に、カーネルとアプリケーションを別けて管理す ることで、アプリケーションのみを簡単にロードすることができ、効率の良くデバッグを行うことができます。
FileLoad コマンドを使用してファイル・ロードを行った場合、全て先頭グループに登録されます。ただし、同 一ファイル名が既に登録されている場合には再登録はされません。
注意
[ファイルのダウンロード]ダイアログにあるロード環境欄にある[プロジェクトから起動した時にロードする]
にチェックを入れておくことで、プロジェクト・ファイルからの起動時に、自動的にロードが行われるよう設定 できます。1 度だけファイル・ロードを行うオブジェクト・ファイルにこの設定を適用しておくことで、ファイル・
ロードの手間を省くことができる便利な設定です。
■Note