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ドキュメント内 宇宙植物科学の最前線 (ページ 125-128)

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微小重力場植物実験装置の開発と地上での性能評価117

図7 水を吸収した粒状ゲル

うに通気するバイパス経路を設けることで対応可能であり,今後実験を行 い,その実用性を検討する。ヒーターの利用については,温度上昇ととも にヒーターの抵抗が高まることで, 60oC以上には温度が上昇しない自己温 度制御型ヒーターをすでに選択しており,このヒーターを用いることで,大

きなオーバーシュートもなく気温を制御可能であることを確認した.

3.蒸散速度

3.1.蒸散測定時の湿度と気温

SPB一試作機I型, II型とも,気温と湿度を同時に調節するために,フィ ン面温度と冷却部への通気時間を制御するが,冷却部へ送気している間は フィン面で凝結が起こっているため,蒸散速度の計測が困難である。そこ で,プログラム制御によって1時間に1分間冷却部への通気を強制的に停 止し,チャンバー内のみで空気循環させた。この場合チャンバー内の水蒸 気濃度の上昇は,オオムギの蒸散によるものであり,この上昇速度から蒸 散速度を算出できる。図8に蒸散速度計測時のチャンバー内気温と湿度の 変化を示す。蒸散測定の1分間で気温は約1oC,湿度はIn%上昇した。し かし,この乱れは蒸散測定終了後,直ちに冷却部へチャンバー内空気を通 気し冷却することで2分以内に解消された23)。

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:ノア二 

■ヽ .(.山■‑A\、、 

̲̲̲‑'qlrllllTTr 

‑チャンバー内平均先1 ■■チャンJ{‑内相対iIJL 

0:27       0:28       0:28

時N

図8 試作機Ⅰ型での蒸散測定時の気温と湿度の上昇

(一与ldJSJlOuJTI)y7!■#

7     8     B IO   11   12

フィン両A丘('C)

13    14    15

図9 フィン面温度を変化させ試作機Ⅰ型の栽培チャンバー内湿度を変えた場 合のオオムギの蒸散速度変化

3.2.湿度と蒸散

図9に,異なるフィン面温度下で1時間ごとに計測したオオムギの蒸散 速度の平均値を示す。この測定時,フィン面温度を8oCから14oCまで2oC 刻みで変化させた。この場合,オオムギの蒸散速度がフィン面温度の上昇 とともに低下した。これは,フィン面温度が高くなるほどチャンバー内湿 度が上昇し,飽差が低下したためと考えられる。このようにフィン面温度 を高く維持することで湿度を高く保ち,植物の蒸散速度を低く維持できる ことがわかった。この知見は,例えば植物の蒸散速度が装置内の最大水循 環速度より高くなりすぎ,水循環が円滑に行えない場合などに植物の蒸散

微小重力場植物実験装置の開発と地上での性能評価119

約 80 Ⅶ 60 50 仙 30 20 t 0 0

(叫)T鍵椎E)

一▲● 

裁輪中に加えた水の量‥80.FゝJレ 

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