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以下の表は、2017年、2016年及び2015年12月31日に終了した各事業年度中に、ATM契約に従って行われた 取引活動を要約したものです(単位:千米ドル。ただし、株価と売却株式を除く)。

 

    12月31日に終了した事業年度

    2017年   2016年   2015年

手取金総額   10,303.0   264.0   884.0 手取金純額   9,891.3   159.5   607.5 売却株式   1,689,436株   36,248株   232,800株 株価(米ドル)   5.30 - 6.98   6.90 - 7.54   4.16 - 4.23  

ワラント

2017年12月31日に終了した事業年度において、ワラントの行使により当社普通株式119,047株が発行さ れ、総額で0.4百万米ドルの手取金を受領いたしました。一方、2017年5月10日をもって、198,020株に対 して行使可能だったワラントが未行使のまま失効いたしました。2016年及び2015年12月31日に終了した 各事業年度において、ワラントの行使により当社普通株式2,131,700株及び252,200株が発行され、それ ぞれ総額で7.6百万米ドル及び0.9百万米ドルの手取金を受領いたしました。なお2016年には、207,600株 に対して行使可能だったワラントが未行使のまま失効いたしました。

 

2017年12月31日現在、当社は1株当たり行使価格3.15ドル、失効日2018年5月9日の普通株式の未行使ワラ ント750,000個を発行しています。

 

上記のワラントは、発行時に資本として会計処理されています。

 

将来発行される可能性のある潜在的普通株式

以下の表は、2017年12月31日現在の、将来発行される可能性のある潜在的普通株式を要約したもので す。

 

    株式数

従業員株式購入プラン(ESPP)に基づく普通株式   183,972 未行使のワラントが行使された時に発行される普通株式   750,000 未行使のオプションが行使された時に発行される普通株式

(2004年プラン及び2013年プラン)  

5,514,038

      米ドル   米ドル   米ドル 米国     △12,940,362   △10,892,275   △8,866,201

外国     33,176   30,050   28,481

税引前当期損失     △12,907,186   △10,862,225   △8,837,720

               

 

2017年、2016年及び2015年12月31日に終了した各事業年度の法人所得税等の内訳は以下のとおりです。

 

      12月31日に終了した事業年度

      2017年   2016年   2015年

      米ドル   米ドル   米ドル

当期税金費用              

連邦     ―   △1,489   ―

州     ―   △412   ―

外国     10,158   5,655   7,359

当期税金費用(収益)−小計     10,158   3,754   7,359

繰延税金費用      

     

 

連邦     △1,329,888   ―   ―

州     △424,320   ―   ―

外国     ―   ―   ―

繰延税金費用(収益)−小計     △1,754,208   ―   ― 法人所得税等−合計     △1,744,050   3,754   7,359

               

 

当社の2017年、2016年及び2015年12月31日現在における繰延税金資産・負債の重要な構成項目について は、以下のとおりです。

  12月31日現在

  2017年   2016年   2015年

  米ドル   米ドル   米ドル

繰延税金資産        

 繰越欠損金 59,480,000  90,211,000  88,900,000  資産計上されているライセンス 429,000  838,000  1,084,000  研究開発費税額控除 8,160,000  7,776,000  7,677,000  ストック・オプション 2,585,000  2,384,000  2,624,000  その他(純額) 572,000  777,000  763,000 繰延税金資産合計 71,226,000  101,986,000  101,048,000

繰延税金負債        

 仕掛研究開発費(IPR&D) △1,343,000  △1,956,000  △1,956,000 繰延税金負債合計 △1,343,000  △1,956,000  △1,956,000 繰延税金資産(純額) 69,883,000  100,030,000  99,092,000  評価性引当金 △70,086,000  △101,986,000  △101,048,000 繰延税金負債(純額) △203,000  △1,956,000  △1,956,000

         

 

当社は、繰延税金資産(純額)について、その実現可能性が不確実であることから評価性引当金を計上し ています。当社は定期的に繰延税金資産の回収可能性を検討しており、当該繰延税金資産が50%超の確 率で実現可能であると判断した場合には、評価性引当金が取崩されます。

 

当社は2017年12月31日現在、連邦税及びカリフォルニア州税上の繰越欠損金を、それぞれ約239.9百万米 ドル及び約130.5百万米ドル有しております。連邦税上の繰越欠損金は2020年より、カリフォルニア州税 上の繰越欠損金は2028年より、それぞれ失効が開始します。当社は、2017年12月31日現在、連邦税及び

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カリフォルニア州税上の研究開発費に係る税額控除繰越額を、それぞれ約6.8百万米ドル及び約1.8百万 米ドル有しております。連邦税上の研究開発費に係る税額控除繰越額は2024年より失効が開始します が、カリフォルニア州税上では失効することなく、使用されるまで無期限で繰越可能です。

 

なお、1986年内国歳入法382条(以下「382条」)及び同383条(以下「383条」)並びに同様の州税法の規定 により、「株主持分の変更」が発生した場合、将来の課税所得及び税金と相殺するために単年度におい てそれぞれ使用できる繰越欠損金及び税額控除繰越額に制限が設けられる可能性があります。382条及び 383条が規定するところによれば、一般に、ある特定の株主又は一般株主の株主持分が3年間で50%超増 加した場合に、「株主持分の変更」とみなされます。当社は2011年以来、繰越欠損金及び試験研究費に 係る税額控除繰越額の使用額制限に関する382条及び383条の分析作業を完了しておりません。したがい まして、当該分析を行った2011年12月以降、新たな「株主持分の変更」が発生しているリスクがありま す。仮に「株主持分の変更」が発生しているとした場合、繰越欠損金及び税額控除繰越額がさらに消滅 又は制限される可能性があります。仮に消滅していた場合には、関連する繰延税金資産及び評価性引当 金の金額が減額されることになります。ただし、評価性引当は既に計上済みであるため、今後米国にお ける当社の事業に関連して、「株主持分の変更」による制限が発生しても、当社の実効税率に対する影 響はありません。

 

法定連邦税率から当社の実効税率への調整は以下のとおりです。

 

  12月31日に終了した事業年度

  2017年   2016年   2015年

  %   %   %

法定連邦税率 35.0   35.0   35.0

州税(連邦税上の税効果控除後) 5.2   3.5   5.2

税額控除 1.1   0.9   1.4

評価性引当金の増減 247.4   △8.4   △13.5

永久差異 △0.3   △0.1   △0.1

税務上の属性の失効 △18.7   △17.2   △24.6

2017年米国税制改正法 △253.7   −   −

株式報酬 △2.9   △13.6   △3.4

その他 0.4   △0.1   △0.1

法人所得税の負担率 13.5   0.0   △0.1

          

 

2017年12月22日、2017年米国税制改正法案が大統領により署名され成立し(以下「改正法」)、内国歳 入法に大幅な変更が加えられました。今回の変更には、2018年1月1日以降に開始する課税年度からの法 人税率の35%から21%への引き下げ、米国の国際課税方式の全世界所得課税から源泉地国課税への移 行、課税方式変更に伴う2017年12月31日現在の累積海外留保利益への1回限りの強制みなし配当課税等が 含まれますが、これらに限りません。本改正の下、欠損金の控除は将来の課税所得の80%までに制限さ れ、無期限で繰越が可能となりました。当社は、本改正に関する当社の理解及び本報告書提出日現在に おいて入手可能な指針に基づき、本改正が当期末の法人税引当額に与える影響の最善の見積額を算定い たしました。今回の税率引き下げに伴い当社は、2017年12月31日現在の繰延税金資産残高及び評価性引 当金を、それぞれ32.7百万米ドル及び33.4百万米ドル減額させました。

 

なお、内国歳入法162条(m)に関する改正法の解釈について現時点では不確実性があるため、改正法に よる変更後の内国歳入法162条(m)が当社の財務諸表に与える潜在的影響額は測定していません。当社 の累積海外留保利益0.2百万米ドルに対する1回限りの強制みなし配当課税に関連して増加する課税所得 の暫定金額は、0.1百万米ドルです。

 

2017年12月22日、職員会計公報第118号(以下「SAB 118」)が公表され、SEC登録企業が改正法による一 定の所得税上の影響に関する会計処理を完了させるにあたって必要となる情報の入手、作成又は分析

(計算を含む)を、合理的な詳細さをもって実施できない場合におけるUS GAAPの適用への対応が図られ

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ました。当社は、一定の繰延税金資産及び負債の再測定に関連して計上された繰延税金0.6百万米ドル及 び累積海外留保利益への1回限りの強制みなし配当課税により増加する課税所得0.1百万米ドルについ て、SAB 118に基づく2017年12月31日現在の暫定金額であるとともに合理的な見積り額であると判断して います。なお、過年度の海外留保利益及び潜在する対応的調整のより詳細な分析を行うには追加作業が 必要となるため、これらの金額に対する事後的調整が発生した場合、分析が完了する2018年度第3四半期 決算において認識する予定です。

 

当社の経営者は、無期限に繰越可能な租税属性に対する所得の源泉として、耐用年数を確定できない無 形資産に係る繰延税金負債の利用可能性を再評価しましたが、これにより、法人所得税ベネフィットと して繰延税金1.1百万米ドルを計上いたしました。

 

当社は連邦、カリフォルニア州、及び米国外の税務管轄区域において税務申告を行っています。当社は 税務上の損失を計上していることから、設立当初から現在に至るまで、基本的に税務当局による税務調 査の対象となります。当社の方針として、税務上発生する利息及び課徴金は税金費用として認識しま す。2017年12月31日現在において、当社には未認識税務ベネフィットはなく、未認識税務ベネフィット に係る重要な未払利息又は税務上の課徴金はありません。

   

11 従業員貯蓄制度

当社はほぼ全員の従業員が利用できる従業員貯蓄制度を採用しております。当該制度において、従業員 は給与天引により当該制度に拠出することを選択できます。当該制度では当社からも任意に拠出が行わ れており、2017年、2016年及び2015年12月31日に終了した各事業年度の総額は、それぞれ65,995米ド ル、66,289米ドル及び64,749米ドルでした。

   

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12 四半期財務情報(未監査)

以下の表は2017年12月31日までの連続8四半期分の四半期財務情報です。未監査の四半期財務情報は、監 査済連結財務諸表と同様の基準で作成されており、経営者の意見において、適正な表示に必要であるす べての修正を反映しております(単位:千米ドル。ただし、1株当たりの数値を除く)。

  2017年12月31日に終了した事業年度

  第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期

主要な四半期財務情報:      

営業収益 ―   ―  ―  ―

営業費用合計 3,024   2,805  3,792   3,406

当期純損失 △3,017   △2,789  △3,755  △1,602

当社株主に帰属する当期純損失 △3,017   △2,789  △3,755  △1,602 基本及び希薄化後1株当たり当期純損失(1) △0.09   △0.08  △0.11   △0.02

   

  2016年12月31日に終了した事業年度

  第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期

主要な四半期財務情報:      

営業収益 ―  ―  ―  ―

営業費用合計 3,392  3,205  2,845  1,440

当期純損失 △3,382  △3,199  △2,836  △1,449

当社株主に帰属する当期純損失 △3,382  △3,199  △2,836  △1,449 基本及び希薄化後1株当たり当期純損失(1) △0.11   △0.10  △0.08  △0.04

 

 

(1)1株当たり純損失は、表示されている四半期毎に個別に計算されているため、各四半期の1株当たり当期純損失の 総和が、1年間の合計と同額になるとは限りません。

   

13 後発事象

公募による新株式発行

当社は2018年2月12日付けで、買取引受方式により1株当たり9.05米ドルで当社普通株式4,419,890株の公 募増資を完了し、これにより総額で40.0百万米ドル、純額で約37.4百万米ドルの手取金を受領していま す。手取金の純額は、手取金の総額から引受ディスカウント・手数料及び公募費用を控除した額です。

さらに当社は、公募価格で追加的に当社普通株式662,983株を上限株数として買い取る30日間のオプショ ンを引受証券会社に付与しました。

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