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2008 年

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 下は今年のG1、Jpn1での上位3着までの馬の人気だ。

フェブラリーS 1、7、3
 高松宮記念 4、5、1
 桜花賞 12、15、5
 皐月賞 7、6、1


天皇賞(春) 3、2、1


NHKマイルカップ 1、3、14
 ヴィクトリアマイル 5、1、4


オークス 4、13、5
 日本ダービー 1、12、6
 安田記念 2、5、9
 宝塚記念 5、1、11


スプリンターズS 1、2、6
 秋華賞 11、8、16


菊花賞 1、15、9
 天皇賞(秋) 1、2、3
 エリザベス女王杯 4、1、2


マイルチャンピオンシップ 4、1、10
 ジャパンカップ 9、1、2


ジャパンカップダート 4、7、1


阪神ジュベナイルフィリーズ 1、3、4


朝日杯フューチュリティステークス 2、5、1
 有馬記念 1、14、10

 今年は荒れたなぁ、と思っていたのだが、こうしてみると1 番人気の馬が3着までに来なかったレースは僅か4レースだ け。だが見方を変えると、1番人気の馬が連に絡んだのは

13/22レース。約半分だ。これが堅いと見るか荒れたと見るか

は人によるだろう。

 また、赤字にしたが、10番人気以下のいわゆる超人気薄の 馬が3着までに飛び込んできたレースも多く、その辺を併せて 考えると、「今年のG1、Jpn1は荒れた」といってもいいのか もしれない。

【古馬中長距離】

 アドマイヤムーンが引退した今年の古馬中長距離戦線は主 役不在のスタート。去年競馬を盛り上げたウオッカとダイワ スカーレットの牝馬2頭に注目が集まった。

 ウオッカはドバイ・デューティ・フリーで今年の競馬をス タート。4着に敗れはしたものの、いいレースを見せ、復活の 手応えを感じさせた。帰国して1番人気で迎えたヴィクトリア マイル(Jpn1)は伏兵エイジアンウインズに敗れたものの、

安田記念(G1)は、先行抜け出しから3馬身半の差をつけて 圧勝。秋は毎日王冠(G2)2着の後、天皇賞(秋)(G1)に 挑み、ダイワスカーレットとの歴史に残る大接戦を2cm差で 制した。ジャパンカップ(G1)では3着に破れ、休養に入っ た。嬉しいことに来年も現役続行なようで、また競馬を盛り 上げてくれるに違いない。おそらくこの馬が年度代表馬とい うことになるだろう。

 ダイワスカーレットにとっての2008年はまさに激動の年 だったのではないか。フェブラリーS(G1)からドバイへと いうスケジュールは創傷性角膜炎で白紙となり、大阪杯

(G2)快勝後は右前脚管骨骨瘤を発症し春シーズンは全休と なった。天皇賞(秋)にはぶっつけで挑むことになったが、

果敢に逃げて、ウオッカとの大激戦を演じた。ジャパンカッ プを見送り挑んだ有馬記念(G1)は独り舞台。軽快に逃げ て、後続に一度も追いつかせること無く、1と3/4馬身差で圧 勝。今年の前半は怪我で順調さを欠いたが、秋に見せたパ フォーマンスは間違いなく近年稀に見るハイレベルなもの。

走りにムラのあるウオッカとは違い、この馬は安定感にも優 れる。来年は海外遠征を中心にという話もあるようだが、海 外でもきっと良い成績を残せるに違いなく、期待せずにはい られない。

 今年の古馬中長距離戦線のG1勝ち馬は下の通り。

天皇賞(春) アドマイヤジュピタ
 宝塚記念 エイシンデピュティ
 天皇賞(秋) ウオッカ


エリザベス女王杯 リトルアマポーラ
 ジャパンC スクリーンヒーロー
 有馬記念 ダイワスカーレット

 天皇賞(春)(G1)を勝ったのはアドマイヤジュピタ。秋 には凱旋門賞(G1)を目指したが、挫石で回避。京都大賞典

(G2)9着後に右前浅屈腱炎で引退した。

 重馬場の宝塚記念を制したのはエイシンデピュティ。秋は 順調を欠き、右前足の球節を痛めて天皇賞(秋)への参戦を 取り止め、さらに右前脚けい靱帯損傷で有馬記念も回避する ことになり、結局秋は全休。その真価は来年問われることに なった。

 スクリーンヒーローはジャパンカップを9番人気で勝利。フ ロック視もされたが、次走の有馬記念でも5着といいレースを して、力のあるところを見せた。まだ4歳なので、来年も良い 競馬を見せてくれるだろう。


牝馬限定エリザベス女王杯は3歳のリトルアマポーラが勝った が、この馬については3歳馬のところで書く。

 古豪メイショウサムソンは天皇賞(春)、宝塚記念を連続2 着。勇躍凱旋門賞に挑戦したが10着。帰国して、ジャパン カップ6着、有馬記念8着で、競走生活を終えた。5歳で衰え るにはまだ早い年齢だが、怪我無く使い続けてきたことで競 走意欲や能力の減退もあったのかもしれない。2歳から5歳ま で長期休養することなく4つのG1を勝った。大変立派な成績

だ。良血とは言えない血統だが、種牡馬として頑張ってほし いね。

 昨年のグランプリホースマツリダゴッホは日経賞(G2)を 快勝。香港へ遠征してオーデマ・ピゲ・クイーン・エリザベ ス2世カップ(G1)は6着。夏の札幌で札幌記念(Jpn2)で2 着の後、中山のオールカマー(G2)では圧勝と、中山での強 さを見せ付けた。ジャパンカップで4着とそれなりの走りを見 せ、2番人気で迎えた有馬記念では外枠が災いしたか12着と 大敗。2つ目のG1は来年にお預けになった。

 菊花賞馬アサクサキングスは1年を通して無事走り続けた。

大阪杯3着のあと、1番人気の天皇賞(春)3着と案外な結 果。その後はG1を走り続け、宝塚記念5着、天皇賞(秋)8 着、ジャパンカップ8着、有馬記念14着といいところがな かった。もうちょっと積極的にいける馬だと思うんだけど、

なかなか難しいところだ。

 有馬記念で俺の馬券を打ち砕いたアドマイヤモナークは日 経新春杯(G2)、ダイヤモンドS(Jpn3)と年初の重賞を連 勝。G1ではちょっと足りないレースを続けていただが、最後 の有馬記念でしんがり人気ながら2着に突っ込み、周囲を驚

かせた。すでに7歳で上積みは少ないかもしれないが、重賞 では確実に上位に顔を出す能力はあるだろう。

 3歳時とはまったく別の馬になってしまったようなドリーム パスポートは今年も迷走。6戦して3着以内なしという寂しい 成績で、左前脚屈腱炎を発症し引退。乗馬となることが決 まった。馬主と調教師が揉めたり、騎手の問題で色々あった が、最後まで3歳時の能力が戻らなかったのは残念だ。


ポップロックも同様に不振を極め、阪神大賞典3着とそこそこ のスタートを切ったものの、天皇賞(春)12着、秋2戦も惨 敗といいところが無かった。すでに7歳で復活を望むのは酷 かもしれない。

 今年も元気に走り続けたサクラメガワンダー。宝塚記念で4 着、天皇賞(秋)で6着と好走し、年末の鳴尾記念(G3)を 勝った。中距離では良い脚を使うがG1にはちょっと足りな い。輸送に弱いので宝塚記念が一番のチャンスになるのだろ うが、相手次第というところだろう。

 カンパニーは横山騎手に乗り替わり中山記念(G2)とマイ ラーズC(G2)を連勝。先行策という新たな戦法でG1に近づ いたかと思われたが宝塚記念では8着と大敗。秋は毎日王冠5 着から、天皇賞(秋)では猛烈な末脚で4着に突っ込んだ。2

番人気と期待されたマイルCSでは4着と、あいかわらずG1に は少し足りないレースを続けている。

 アドマイヤオーラは京都金杯2着から今年の競馬をスター ト。京都記念(G2)を快勝して、ドバイ・デューティ・フ リーに挑んだが9着といいところ無く終わった。帰国後は、

金鯱賞(G2)6着、宝塚記念しんがり14着といいところな く、宝塚記念後には右橈側手根骨々折が判明して、その後は 全休。

 俺の応援している2頭は振るわないシーズンを送った。カワ カミプリンセスは金鯱賞で復帰。3着とそれなりの好走をし たが、筋肉痛で宝塚記念を回避。秋は府中牝馬S(G3)で2 着。1番人気に押されたエリザベス女王杯ではリトルアマポー ラをとらえきれず2着に終わった。有馬記念は先行して7着。

もはや全盛時には戻れないのかもしれない。

 もう1頭のロックドゥカンブは目黒記念(Jpn2)から戦列 復帰(3着)。宝塚記念では2番人気に押されたが12着と敗 れ、レース後、左後繋靭帯断裂を発症していたことが判明し て引退。

 今年の古馬中長距離はG1の勝ち馬がそれぞれ異なる混戦模 様だったが、この状況はまだまだ続く。ウオッカ、ダイワス

カーレットの2頭が海外に目を向けているとなると、残る国 内組は層もかなり薄い。このカテゴリーでは来年4歳になる 現3歳勢が活躍しそうだ。

【古馬短距離】

 短距離戦線も主役不在で混迷模様。

高松宮記念 ファイングレイン


ヴィクトリアマイル エイジアンウインズ
 安田記念 ウオッカ


スプリンターズS スリープレスナイト


マイルチャンピオンシップ ブルーメンブラット

 高松宮記念(G1)を制したのはファイングレイン。年明け のオープン戦から3連勝でのG1制覇で、好調の波に乗っての勝 利だった。その後休養に入り、秋はセントウルS(Jpn2)9 着、スリンターズS(G1)10着、スワンS(G2)5着と振るわ なかったが、マイルCS(G1)では直線良い脚で伸びてきて3 着と、復調をうかがわせた。骨折で1年の休養を挟んでいるた め、5歳ではあるがまだレース数も19戦と少ない。来年ももう ちょっと活躍できそうだ。

 ヴィクトリアマイル(Jpn1)ではエイジアンウインズがウ オッカを破ってJpn1初制覇を飾った。その後アメリカ遠征の 話もあったが取り止めとなり、その後はレースに出てこな い。3歳時も長期休養していて、まだわずか11戦。芝では4戦2 勝で、しかもウオッカを破っているのだから期待も高まろう というものだが、なかなか仕上げが難しい馬なのか、レース に出てくれないと期待のしようが無いね。

 秋の短距離戦線も混戦模様。スプリンターズSを制したのは スリープレスナイト。4月5月にダートのオープン戦を連勝し た後、芝に挑戦。CBC賞(G3)、北九州記念(Jpn3)と芝 1200mの重賞を連勝。勢いそのままに、1番人気に押された スプリンターズSでも先行から抜け出して快勝。5連勝でG1初 制覇を成し遂げた。母は名牝ヒシアマゾンの姉という良血 で、まだ底を見せていないというところも、この先が楽しみ な1頭だ。

 マイルCSを勝ったのはブルーメンブラットで、府中牝馬 S(G3)を勝って、その勢いに乗っての勝利。この勝利後に 引退し、繁殖牝馬となった。

ドキュメント内 名称未設定 (ページ 32-43)

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